今回の『旅キャリ』クラウドファンディングでは、多様な方にリターンのご協力を頂きながら、展開しています。
7番目にご紹介させて頂くリターンは、僕がタイのスラムでボランティアをしていた際に、大変お世話になっていた松尾康範さんが横須賀市で経営する居酒屋「百年の杜」での食事会ご招待のリターンです。
松尾さんは、タイのコンケーンという中核都市で、NGOワーカーとして「地場の市場つくり」を村のリーダーたちと行いました。流暢なタイ語と酒飲みという特技を最大限に駆使して、村人と同じ目線でプロジェクトを進める姿は、ただただ敬服するばかりでした。
その松尾さんは、10年以上前にNGOを辞めて、地産地消にこだわった居酒屋経営を始めました。『居酒屋おやじがタイで平和を考える』という本も出版されています。
松尾さんに、以下の3つの点でコメントをして頂きました。
1.タイでNGO活動を始めた理由
司馬遼太郎の本などの影響で社会活動に参加したくなり、1990年、大学3年の時に、日本国際ボランティアセンター(JVC)の扉をたたきました。その頃JVCでは、インドシナ難民の支援に力を入れていて、タイに関わるスタッフが多かったので興味を持ち、実際にタイにも足を運ぶようになりました。
2.NGOワーカーから居酒屋経営に転身した理由
学生時代にお寿司屋さんでアルバイトをしていたので、NGOに関わる前から居酒屋を経営したいと漠然と考えていました。一方、NGOへの感心も深まり、97年にはJVCスタッフ、2000年にはタイで「地場の市場づくり」プロジェクトを立ち上げました。その間、アジア農民交流センターという農民NGOの事務局として、タイと日本の農民交流にも携わり、そこで知り合った日本のお百姓さんたちの生産物を食材にするような居酒屋にしたいと思うようになりました。
3.居酒屋経営で成し得たいこと
農民交流で知り合った生産者の方々から食材を仕入れ、野菜や魚はタイの「地場の市場」と同様のコンセプトで地産地消に拘りました。環境に負荷をかけない安心・安全な居酒屋を継続して行きたいです。また、タイとの交流も行って行きます。居酒屋経営自体を単なる目的にするのではなくツールとして、NGOで学んだ事を社会に還元する拠り所にして行きたいです。
3万円のご支援に対するリターンになりますが、これをきっかけに、是非「百年の杜」に足を運んでみてください!早くコロナ騒動が終息して欲しいものです!
では、↓を通して、申込みを宜しくお願いします!
https://camp-fire.jp/projects/view/240057