9番目にご紹介させて頂くリターンは、『旅キャリ』の揺るぎないミッションである「社会力」の育成について学ぶために、「社会力」という言葉と概念を生み出された門脇厚司先生の著書「子どもの社会力」「社会力を育てる」(共に岩波新書)2冊を門脇先生のサイン入りで贈呈させて頂きます!
門脇先生は、「社会力」と「社会性」を明確に区別して定義していて、「社会性=良い社会であろうが、悪い社会であるが、その社会に適応する力」と受動的な力であるのに対して、「社会力=様々な人と協力をして、より社会を創り上げていく力」と能動的な力であるとしています。
言われてみると、とてもシンプルなのですが、これまで人間に必要な力を明確に区分せずに、ごちゃ混ぜに考えていたところ、とても分かりやすく、納得いく定義となっているため、僕のみならず、多くの方が課題が明確になったと仰っています。
また、僕がタイでNGOボランティアをしていた際に、支援先の住民の「自立」、そして僕自身の「自立」について考え、悩みぬいていました。自立とは、極端に言うと、「誰にも頼る事なく自分一人だけで生活を成り立たせること=自給自足」とまで考えていました。
ところが、「子どもの社会力」を読んで、いくつもの論文やデータなどを基に、明確に社会力の重要性について書かれているのを読んで、「自立のためには一人で悪戦苦闘するのではなく、むしろ、人と協力し合う事、繋がり合う事、時には頼ることも、重要な資質能力」なのだと気付きました。
このようにこの本を読むことで、僕が長年悶々としてきたことが明確になった事で、僕がやりたい事、やるべき事がはっきりとし、やっと国内外で通用する自己表現ができるようになりました。
なお、門脇先生のご紹介で筑波学院大学で社会力コーディネーターとして働き始めた最初の半年ほどは、この本に書いてある事を、自分の言葉で語れるように、枕替わりにしていたほどです。
1999年発刊と20年以上前に書かれた本ですが、販売後10年間で10万冊、その後10年間で10万冊と、合計20万冊以上今だに売れ続けるロングセラーになっており、社会力の概念が、いかに普遍的なものとして、多くの人に支援されてきているか、数字からも見て取れるかと思います。
「社会力を育てる」では、僕が担当していた筑波学院大学での体験学習の事例など、具体的に、どのように社会力を育て、互恵社会を創り上げるのか、が書いてあります。
コロナ騒動やAI社会が来て、人との関わりが少なくなってしまった時に、果たして人間は、これまでのように人に興味を持って関わり、人の気持ちを汲み取って助けたり、協力し合い続けられるのか? こういう時代だからこそ、読んでほしい本ですね!
では、↓を通して、申込みを宜しくお願いします!
https://camp-fire.jp/projects/view/240057