初めまして!ゲストハウス「GOEN LOUNGE & STAY SAPPORO(ゴエン ラウンジ アンド ステイ サッポロ)」の立ち上げをしました塩津です。2019年2月、札幌の中心地にオープンし、シェアオフィスとゲストハウスの複合施設CONTACT(コンタクト)の中に入っております。
実は、私は北海道TSUTAYAの一社員でして、CONTACT/GOEN LOUNGE & STAY SAPPOROは、北海道TSUTAYAの新規事業として立ち上がりました。TSUTAYAというと、DVDレンタルや、蔦屋書店のイメージが強いと思いますが、なぜTSUTAYAがゲストハウスを立ち上げたか、少しお話させていただきます。
TSUTAYAはレンタルの会社ではなく、「生活提案」をする会社、と言っています。DVDを通して全然違う国のライフスタイルをイメージしたり、書籍を通して新しい価値観に触れたり。お客様が新しい「好き」を見つけ、すでに「好き」なものをより深めるきっかけづくりをする会社です。
元々私は旅行が好きで、学生のときに海外は南米、南アフリカ、フィンランドやアジア諸国、国内も深夜バスで阿波踊りを見に徳島へ行ったり、祇園祭を見に京都に行ったりしていました。国内のあるホテルに泊まったときのこと。館内の履物が木で作った下駄で、肌触りも良く、足にフィットしてとても気に入りました。翌朝施設のショップに行くと、その下駄が静岡県の誰が、どんな想いで作った、何というブランドの下駄かしっかりと紹介され、販売されているのを見て、「宿が良いと思ったものを、お客様が実際に使うことでき、そして気に入ったら買って帰れる、ということは何よりも生活提案ではないか!」と思い始めました。
そんな時分、社長に企画プレゼンをする機会をいただき「宿泊業がやりたい!」と提案したところ「やったらええやん。」と言われたのが全ての始まりです。
紆余曲折、プランニングをする中で、札幌の「働く人」(地元の人)と、札幌を「旅する人」が接点を持ち、本来出会わない人々があえて出会うことで新しい価値を提供するシェアオフィスとゲストハウスの複合施設となりました。
施設は6階建てで、1階は誰でも使えるラウンジ。札幌で人気のMORIHICO.さんのコーヒーや、旭川のUSAGIYAさんのお茶、季節でメニューが変わるJBソフトクリームや、ビアセラ―サッポロさんのアメリカ・ポートランド(札幌の姉妹都市)のクラフトビールなど、北海道のおすすめをお楽しみいただけます。函館蔦屋書店のコンシェルジュが選書したライブラリーは、「知」「思」「動」をコンセプトに、アート・ビジネス・旅の書籍が並んでおり、ご滞在のお客様はいつでも読むことができます。
2階は会員制のシェアオフィス。札幌で働くIT系や、飲食系、フリーランスの不動産業の方や、カメラマンの方など、様々な業種の方にご利用いただいており、ミーティングルームは予約制で一般の方もご利用いただけます。
宿泊フロアは3~6階。女性専用フロアや、24時間利用できるシャワーとキッチン、深夜もスタッフが常駐していますので女性の一人旅でも安心してお泊りいただけます。
コロナウイルスが猛威を振るい、様々な業界で甚大な影響が出ていると思います。先行きもわからず、不安な時期が続きますが、一人で悲観的になっているだけではなくて、みんなで協力して乗り越えて行けたらと考えています。私も、今回この合同プロジェクトにお声かけいただだき、これだけの同志の存在と、もう前を向いて動いている人がいることに元気をもらった一人です。どの業界も、そしてプライベートも、身近な人と手を取り合って前進していけたらと思います。
いつか日本中、そして世界中のお客様が安心して日本に旅行ができるようになったら、ぜひ北海道にも遊びにきてください!今私たちにできることは、そのときを迎えるための最高のおもてなしを準備することでしかないと考えています。
【特別日】
2020/12/28〜2021/1/3