はじめまして!油彩画家の川口ひとみです。福島生まれ福島育ち。現在は札幌在住4年目になります。中学生のとき油絵と出会い、美大芸大には行かなかったものの25歳の現在も独学で描きつづけています。ほんわかした色彩で眠たくなるような絵が多いです。福島と札幌で個展も開催しました。
今回、作品の一つ「ふじやまプリン」をパリで展示するために、皆様の協力を得たくてクラウドファンディングに挑戦することにしました。もう申し込んでしまったので、お金が集まらなくても(どうにか頑張って…!)やります。どんな絵なのか、目的などなど、順にお話していきますね。
今は0歳の娘と夫と3人暮らし!将来はログハウスでアトリエ・カフェを開くという夢があります。夫がコーヒーを淹れ、隣のスペースで私は絵を描いたり教室をしたり・・・夢に向かって進行中。Facebookもどうぞのぞいてみてください。Facebook:https://www.facebook.com/hitomi.shinkoq
▼「ふじやまプリン」ってどんな絵?
こちらが例の絵、「ふじやまプリン」です。
いかがでしょうか。何に見えますか?タイトルを先に知らせてしまったので「山」とか「丘」って皆言うかな?以前、タイトルを伏せていろんな人に聞いて回りましたが、ほんと~~~~に人それぞれで面白かったです。
布団、机、こたつ、ゼリー、美味しそう・・・etc
当たりハズレではなく、自由に発想してもらえると描いた私としては嬉しいです。
今回の展示会主催のクオリアート中野さんからもコメントいただきました。
「赤富士」「雪化粧」「晴天」・・・
いろんな富士を連想できる色味が素敵。
是非フランスのパン屋さんやカフェなどに
飾ってあるのを見てみたいです!
▼パリ展って?
【 第4回 DISCOVER THE ONE JAPANESE ART 】通称:パリ展
日本の芸術の“今”を紹介する本展は2016年にイギリス・ロンドンでの第1回展を皮切りに、2017年5月に再度ロンドン、また同年6月にはニューヨークでの開催を予定しております。そして今回「4th DISCOVER THE ONE JAPANESE ART」は、待望のパリを舞台に開催する運びとなりました。
会 場 : Galerie JOSEPH Saint Martin(ギャラリー・ジョゼフ・サンマルタン)http://galeriejoseph.com/en/
住 所 : 236 rue saint martin paris 75003 (フランス パリ3区)
会 期 : 2017年10月10日(火)~10月14日(土)
コンペ有り
《アワード》
■ グランプリ 1名
■ 準グランプリ 1名
■ 人気アーティスト賞 4名
■ 審査員特別賞 4名
▼挑戦することで得たい2つのもの
このクラウドファンディングに挑戦することで、得たいものがあります。
得たいもの1 <パリに作品を出展したという実績>
「パリ!ひゃー!かっこいい!」最初に話を聞いて、舞い上がりました。
しかしすぐに撃沈。「お金が・・・ない」お金がない。できない。いや、もしお金の心配をしなくて良いとしたら?どうだろう。お金の問題をいったん置いて、参加したいか再び自分に問いかける。本当にやりたいのか?「やりたい。こんなチャンスめったに無いし、絶対やる」
パリに出展したからといって何だ、と人は言うでしょう。芸術家の憧れの地であることは確か。でもパリで絵を飾ったからといって一躍有名!世界的な画家に!というほど世の中甘くないぞ、と。それはペーペーの私にも分かりました。でもパリって…パリって…かっこいーーーー!!時すでに遅し、“パリ”の響きに心は完全ノックアウト。舞い上がる気持ちを止められなかったのです。札幌に桜の香りはまだないのですが、私の頭のなかにはぶわーっと一面ピンクの桜並木が。こうなるともう行動せずにはいられません。やる。さて、お金はどうしようか。実現に向けて脳内会議が始まりました。
世間に出さなきゃ始まらない。パリへの情熱を燃やす一方、こんな信念もありました。2年前の個展以後、日の目を見ずに仕舞われている絵たち。作品を眠らせておけば熟成が進んでどんどん美味しくな・・・るわけがない。眠らせてちゃいかんのです。人に見せる。描き続けるのと同時に一人でも多くの人に見てもらわなくては。画家として生きる道は開かれない。
人目に触れるチャンスがあれば、つかむ。その繰り返しでしか道は開かれない。パリに出すか、出さないか、それなら出す。そして出したなら、それを実績として次の一歩につなげる。皆様に協力を仰ぐ以上、その覚悟を決めました。
得たいもの2 <お金がなくても諦めないこころ>
「ひとみちゃんはいいところのお嬢様。だからお金の苦労なんてしてないでしょ?」・・・このように周囲からステキな誤解をされています。ステキなので訂正しないまま過ごしてきました。そのため今から話すエピソードに友人知人は驚くかもしれません。
中学生のとき父がリストラにあって家計はどんどん傾いていきました。父は持病が悪化し再就職が困難に。それからは母がパート収入で一家5人を支える生活が始まりました。高校は進学校のためバイト禁止でしたが、特別に許可をもらい放課後はほぼアルバイト。そんなある日、先生に呼び止められ、修学旅行の積立が全くされていないことを知りました。そりゃそうだよなあ、うちの状況じゃ行けない。かたや修学旅行に行けるのも当然の友人たち。皆笑顔で観光スケジュールを練るなか、一人深い悲しみを味わいました。(祖母の助けがあり、なんとか直前で参加できたのでこの件はハッピーエンド)
私は「お金がない状況」に何度も負けてきたんです。うちはお金がないから習い事なんてできない。私立のすべりどめは受けないから1ランク下げて確実に入れる高校に。バイトするから部活は無理。美大は授業料の他に画材もかかるし一人暮らしするお金もないし無理。なんなら大学だって行かなくていいや。そんな気持ちでたくさんの経験を諦めてきました。
本当はお金が原因じゃないかもしれない。努力でどうにかできたかもしれない。でも無意識に「お金がかかること」を選択肢から除外するクセがついていました。知らず知らずのうちに行動を狭めていました。貧乏って怖いね。ゆっくり心が沈んでいきます。
お金の苦労は強くもなれますが、私の場合、手の届く範囲で進路を決めようとし、挑戦するかをお金の有無のみで決めるという消極的な姿勢をうんでいたように感じます。
でもそれ、いい加減やめたい。お金がないから諦めるって行動パターン、そろそろ克服したい。やりたい気持ち最優先の人生がいい。
そして自分の子どもには決して同じ苦労はさせない!だからなんとしても稼ぐし、画家として成功したい。その野望の第一歩に皆様を巻き込もうとしています。この挑戦によって私は夢の実現方法を一つ覚えることができます。諦めるしか選択肢がなかった、その狭い世界から抜け出す大きな転機となる予感がしています。
▼これまでの活動
2013 ギャラリー「モーニング」公募展“花”で大賞を受賞
2014 福島市の人気喫茶店「珈琲グルメ」にて初の個展開催
2015 札幌市カフェエスキスにて個展開催、秋に福島にも巡回
2017 出産後初の直販イベント開催、つややかな立体作品が好評いただき一部完売
▼資金の使い道
出展料(フランスへの往復輸送費込)98,000円
に充てさせていただきます。
▼リターンについて
応援してくださり、ご支援くださる皆様に、心ばかりのお礼をさせていただきたいと考えております。お礼の品にサインを入れて欲しいという方はリクエストいただければ対応させていただきます。
ふじやまプリンをはじめとする絵のグッズをご用意しました。心地よい春の眠りを連想させるほんわかテイスト。クラウドファンディング限定で受注制作のリターンもあります。ご希望をうかがった後、川口ひとみ独自のやわらかなタッチで仕上げていきます。
リターンお届け時期:パリ展の報告もしたいので、2017年12月のお届けを予定しております。
※匿名希望の方向けに、住所・メールアドレスを知らせなくても受け取れるリターンもつくりました。
▼正直いって怖い!でも・・・
自分の人望や影響力がモロに数値化される。クラウドファンディングって怖いです。そもそも「お金ください。助けてください」と人に頭を下げる、これ自体も抵抗があることでした。でもやる。やります!自分の言葉で人に助けを求める。結果が数字でピシャリと出る。なんだか身ぐるみはがされに行く感覚です。怖い。でも怖いだけでは終わらない。絶対得られるものがある。そんな直感を信じて、始めました。
まだまだ駆け出しの私だからこそ、皆様の応援がほしいし、素直に「助けて」って言わないと助けたくても手を差し伸べられないですよね。
ふじやまプリンをパリに飾りたいです!どうか応援よろしくお願いします。
最新の活動報告
もっと見る10月10日、パリで富士山が見られます。
2017/10/09 10:14ふじやまプリンをパリへ!にご賛同・ご支援いただきましたみなさま。お陰様でいよいよ明日から展示が始まります! ふじやまプリンをパリの人々に見てもらう・・・どんな化学反応が起こるのかとても楽しみです。 ・・・ 「4th Discover The One Japanese Art 」 会 期 : 2017年10月10日(火)~10月14日(土)会 場 : Galerie JOSEPH Saint Martin(ギャラリー・ジョゼフ・サンマルタン)住 所 : 236 rue saint martin paris 75003 (フランス パリ3区) ・・・ これは現地で掲示されるポスターです。かっこいい…! わたしも20~30万円の余剰資金があればパリに行きたいところですが、今は難しいので^^;担当Nさんからのご報告を待ちます。 会場には100点あまりの作品が飾られるのですが、ふじやまプリンは規定サイズ最大、つまり展示のなかでは大きい部類のため目を引くと思います。あのどっしりとした安定感と儚げな色合いでパリの人々の心を和ませてくれたらうれしいです。 また動きがありましたらこちらでもご報告させていただきますね。あらためて皆様と一緒に夢を叶えられたことに御礼を言わせてください。ありがとうございました! 川口ひとみ もっと見る
ラスト3日! 漫画18
2017/04/25 06:06クラウドファンディングを開始したときはまだ寒くて、札幌はとても春とはいえない気候でした。それが1ヶ月たち、今や暑く感じる瞬間さえあるとは・・・季節の移ろいはあっという間です。わたしの気分は気温に比例して上がるので、やっと体調も整ってきた!という感じです。支援者の方も開始当初は1人、2人・・・と非常におだやかな増え方でしたが、先週以降ぐんと伸びを見せています。小さな火種が春風を味方につけたかのような盛り上がり。でも何かドーンと大きなことをしたわけじゃなくて広がりのきっかけを見るとやっぱり「他力」なんです。誰かがシェアして、それがまたシェアされて、会ったことのない方にも縁がつながっていく。本当に有難いとしか言いようがありません。このクラウドファンディングによって得たものは資金だけじゃない、と確信しています。声援が可視化されるってこんなにうれしい体験なのですね。 いよいよラスト3日となりました。最後まで駆け抜けますのでよろしくお願いします! 漫画その18 もっと見る
漫画13~17
2017/04/23 18:58のこり5日!合計7万円に到達いたしました。直接お会いしたことがある方もない方も、久しぶりの方も最近仲良くなった方も、本当に本当にありがとうございます。なんだか楽しくなってきました。けっこうやる前はどんよりしていたんですよ…。当時、まだ冬の寒さで外出もままならず気分は滅入り、こんなことやって意味あるのか、恥かいて終わりじゃないか、ととにかくネガティブでした。しかし、無条件に応援してくれる人が現れ、漫画を描き始めて反応が返ってきて、数字もあがり始め、何より皆さんから温かい応援メッセージをいただき、今すごくハツラツとした気持ちです。作家だからって引きこもらず、作ると同時に発信も続けていきたいと思いを新たにしたところです。それでは漫画13~17まとめてご紹介します。(過去投稿はブログの方にも載せました→ http://kawaguchi1103.hateblo.jp/) もっと見る
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