多くのご支援、ご賛同、ありがとうございます。
本日は、プロジェクトタイトルを「KEEP MOVING FORWARD」とさせていただいた経緯、想いについてお話させてください。
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(キング牧師)は、アメリカで1960年代の公民権運動の指導者で、ワシントン大行進での「I Have a Dream」演説で有名な方です。1964年には公民権運動における多大な貢献が評価されノーベル平和賞を受賞しました。
当プロジェクト名「KEEP LOOKING FORWARD」 は、キング牧師の下記の言葉にインスピレーションを得て、抜粋させていただいたものです。
If you can't fly then run,
if you can't run then walk,
if you can't walk then crawl,
but whatever you do you have to keep moving forward.
-Martin Luther King Jr.
“もし飛べないなら、走ればいい
もし走れないなら、歩けばいい
もし歩けないなら、這えばいい
何をするにせよ
我々は前進し続けなければならない”
- マーティン・ルーサー・キング・ジュニア -
上の文章を読み解いていきます。
まず、冒頭の「If you can't fly」
人は鳥のように空を飛ぶことができないのに、flyというワードが用いられています。これは、制約を受けている状態から解き放たれたい、差別や抑圧から自由になりたいという強い願望が叶わない状況を示唆していると受け取れます。
そして中盤の「crawl」。
地面を這うこと。crawlという動詞は交通渋滞やイモムシのような虫が地面を進むことを表す際に用いられます。どんなに遅くても、どんなにカッコ悪くても、なかなか前に進めないとしても、前に進もう、そう表現したかったのではないでしょうか。
末尾の「you have to keep moving forward.」
まずhave to「しなければならない」ですが、must + 動詞の場合は「強制されて○○する」のに対し、have to + 動詞の場合は「自発的に(意志を持って)○○する」というニュアンスが伴います。
そしてmoving forward。日本語にすると「前進しつづけよう」となりますが、それならばgoing forwardでも良いように見えます。going forwardは移動することを伴う物理的事象を指し、moving forwardは意志を持って前に進もうとし、進めないとしても進もうとして「もがく」様子も表します。
差別や抑圧を受ける中、自由を手に入れたいと心底願っていた人々に、「どんなに格好悪くても、這ってでも、もがいてでも、自由を手に入れようという意志がそこに存在するのであれば、なかなか前に進めないとしても、自らの意志をもって前進しつづけよう。」そのようにキング牧師は伝えたかったのではないでしょうか。
現在、日本のフィットネス業界においても、社会情勢を受けて抑圧されているような閉塞感を感じている方も多いのではないでしょうか。自由になりたい、思い切りフィットネスを楽しみたい。フィットネスに取り組む方のサポートに全力を注ぎたい。フィットネスを諦めたくない。今の状況の中、顔を上げて前に進むという、前進しつづける気持ち・意志を持つ皆様に、それを表明していただき、それをみんなで宣言したい、みんなで共有したい。このような想いから今回このプロジェクトのタイトルを「KEEP MOVING FORWARD」としました。
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