こんにちは。あったか空間プロジェクトメンバー、内田ゼミ生4回生の榊です。
クラウドファンディングを始めて約3週間が経過し、残りも2週間ほどになりました。
地道に発信活動を続けつつ、応援してくださる方のおかげで、目標金額の80%を超えました。
いつもありがとうございます。
今日は、今まであまりお話ししてこなかった、クラウドファンディングを始めるまでのことを時系列に沿って、話したいと思います。
私が所属する内田ゼミのテーマの一つに、ソーシャルビジネスがありました。
その活動として2019年9月からNPO法人「つなげる」と一緒に、デザイン思考を用いたプロジェクトが開始しました。
そんなプロジェクトのテーマは「多胎のママ・パパがよりよく社会をつながるための機会づくり」というものです。
プロジェクトをスタートするにも、そもそも育児をしたこともなければ、育児について深く考えたこともない。
まして多胎家庭の育児事情や、どんな課題があるかもわからない、ゼロからのスタートでした。
そんな何も知らない私たちだったので、NPO法人つなげるの中原さんに、1人の多胎のお母さんとお話する機会をセッティングしていただき、そこから始めました。
ゼミの活動の中では、多胎のお母さんに聞いた話を整理し、課題の選定、
その解決策のアイデア出しなどを行っていました。
(メインの写真はその時のものです。)
その後は、アイデアのプロトタイプを作り、多胎家庭が集まるイベントに参加し、
アイデアに対するフィードバックをいただいたり、日々困っていることなどのお話を聞いていました。
このあたりから、取り組むテーマを今の『あったか空間プロジェクト』にも繋がる「外出」に絞り、
「何か多胎家庭が外に出やすくなる『空間』を作ることはできないかな」と考えていました。
多胎家庭へのヒアリングを踏まえ、ゼミ内のグループでアイデアの改善の話し合いを重ね、
尼崎市で実施された、11月の中間発表、2020年2月の最終発表を行いました。
発表の場では、4回生のゼミ生(当時3回生)と先生、NPO法人つなげるの中原さん、大野さん以外にも、
以前にお会いした多胎家庭の方や、他大学の先生や学生、尼崎市の職員の方も見にきてくださいました。
ゼミの活動としては、最終発表でアイデアを発表するところで終わりでしたが、
考えるだけで終わらせたくないと思い、ゼミとしての授業内での活動が終わってからも、
個人的にNPO法人つなげると一緒にプロジェクト活動を続けてきました。
2020年2月以降の春休み期間は、アイデアを実現を目指して、
クラウドファンディングに挑戦しようと、NPO法人つなげるとの話し合いや、
多胎サークルを実施されている多胎のママさんにアドバイスをもらうなどしてきました。
しかし4月、全国に緊急事態宣言が出され、外出をテーマに進めていた私たちも、先が見えない中での活動に迷いや不安があり、『あったか空間プロジェクト』を一時期休止になりました。
少し状況が落ち着いた7月ごろ、以前よりも世の中の状況的に外出は難しくなってしまったけれど、
何もしなければ、多胎家庭が抱える外出困難の状況も変えられないと思い、
私たちにできる形を模索しようと、新たに活動を再開したのが2020年7月です。
活動を再開したタイミングで、3回生から新たな有志の仲間が加わってくれました!
この時は本当に嬉しかったです。
仲間が増えたおかげで、『あったか空間プロジェクト』の活動も大きく前進しました。
活動再開後も、コロナ禍で困っていることをオンラインで聞いたり、アンケートを取るなど、
多胎家庭の声を聞くことを大切にしながら、
何度も話し合いを重ね、プロジェクトを進めていく中で、ようやくたどりついたのが、
今回のクラウドファンディングです。
クラウドファンディング開始から3週間、あと2週間を残して目標金額の80%を超えて順調に見えますが、
そこには支援してくださった方や、ページを見てくれたり、シェアしてくださった方に加えて、
これまでの活動の中で関わってきた方々が、見守ってくれたり、背中を押し、応援してきてくれたおかげだと痛感しています。ありがとうございます。
残り2週間も頑張ります!
長くなりましたが、読んでいただいでありがとうございました。
【内田ゼミ活動の記録】
https://uchidazemikobe.hatenablog.com/archive/2019
イベントに参加したこと、発表会のことなど、書いている内田ゼミのブログです。
興味のある方はぜひ見てみてください。