いろいろ考えて今回は、自費出版で突っ切ろうと考えていたのです。そのぶん、好きにできるし、印刷にも凝りまくれる。農家直売のみかん、と同じように、つくりたてをあなたに直接届ける。そんなところに東京の出版社アトリエサードの岩田恵さんが「きっと力になれると思う」とメールをくださって。2回、お逢いした。2回とも、土砂降りで。2回目はカミナリどがーん。「雨女か?あたしは」と笑いながら。
アトリエサードさんの本には何度か、掲載させてもらっているご縁もあったが、編集の方にお逢いするのははじめてだった。出版業界のことや流通のことにまったく素人の私には、彼女の説明が最初ちんぷんかんぷん~~ってとこもあったけど。直感で、この方はなにより、作家自身を大事に扱ってくださることがわかった。マージンとか、部数とか、販路拡大とか、書籍コードの付け方とか、そういったことよりも、東を大事にしてくれる人がここにもいると思えたのでお願いすることにした。みんなでやったほうが絶対いい。そして絶対に、役割が違う方が面白い。
印刷会社、出版社、そして社内でのデザインと編集体制を整えて、
そして12月の展覧会の会場準備に入ります。
【アトリエサードさんのWEBと雑誌】
http://www.a-third.com/top.html
學さんが表紙になった雑誌「ナイトランド」。
樋口さんに記事でお世話になっている「トーキングヘッズ」