【はじめまして】
函館BASE Hale Kilolani育成っちプロジェクト事務局です。
私は現在53歳、来春から心機一転、故郷である函館で第二の人生をスタートしたいと考えています。大手旅行会社で20年以上堅実に働いてきた私にとって、自分が独立して事業を始めることになるとは、つい最近まで思ってもいなかったことでした。私にとってこの新しい道は先に進むしかない道であり、絶対に成功させたいプロジェクトです。
どうか皆さんの力をお貸しください!
まずは、決意に至った経緯をお伝えしたいと思います。
【小説風 決意経緯】
大学卒業後、大手旅行会社に入社し、国内外旅行はもちろんのこと、インバウンド事業、MICE、DMO事業・派遣・あっせん・空港事業などに携わって経験を積んできた私は、50歳になったとき、観光関連会社の旅行部門にヘッドハントされ、一部署を任されて、新たな販路や業態を構築するため日夜働いた。時折、身体や精神が悲鳴を上げたが、それが苦にならないほど、打ち込んでいたと自負している。
転職して1年半が経ち、私は時折、この会社がオーナー会社であることを忘れがちになっていた。月に2回開催される御前会議。誰よりも発言し、主張し、納得のいかないことには反論もした。それが社長の案であっても例外ではなく、私は少しずつ疎んじられていった。しかし私はそれに全く気付かなかった。すべては会社の発展のため、それこそが自分の責務だと信じていたからである。
年末のある日、アジアでのプロモーション業務を成功裏に終え、今年も色々あったが無事終わった、という安堵感を感じながら日常業務をしていた私は、以前から打ち合わせ要請のあった役員と会議室に行った。会議室に入ると、そこには総務の役員もいた。「総務系の相談もあるのかな?」私は席に着き発言を待った。
「あなたに疑義が発生している」開口一番告げられた。
「疑義」という聞きなれない言葉は、私の中にすぐに入ってこなかった。
にわかには言われていることが理解できず、ポカンとしている私に、役員は続けて「不正な飲食、領収書がある。よって1ヶ月の出社停止とし、その間調査を行う、本日はすぐに業務を止め、パソコンはすぐに電源を落とし帰社すること。結果は追って報告する。」
不正といわれるものの内容の詳細提示もないまま、同意書のサインを求められた。
その後のことはあまりよく覚えていない。自分の人生でこのような状況になったことはかつてなかった。自分はこれからどうなってしまうのか?
不正の事実はなかった。そして自分ははめられたのだ、と悟った。
普段から会社や社長に対する不満は蓄積していたし、同僚ともその話はよくしていた。新しく来た役員が絡んで、自分を辞めさせるための策を、海外出張の不在時に画策したのだと気づくのに時間はかからなかった。
しかし、突然の出勤停止を言い渡され、自分はどうしたらいいのか。残りの社会人人生をこの会社に賭けていたのに、この年になって職場を失い、自分はどこへ行けばいいというのだ。
年末年始という時期も手伝ってか、心身衰弱は免れなかった。
しかし根っからのポジティブ思考が助けてくれた。まず頭を整理して戦う準備をしよう。そう決意した。決意するまでは自問自答の毎日だった。
パートナーや友人、営業先のお客様が私の精神的な支えになってくれた。私は個人でも入れるユニオン(労働組合)に加入し、戦いのプロと一緒に戦った。
戦いは熾烈を極めたが「疑義」は晴れ、休業分の給与をもらった。継続雇用の選択もあったが、すでに社内に居場所はなく、戦いで疲労困憊していた自分を、一旦リセットする意味合いもあり退職した。
~ 決して1人ではなかった。~
そのころ、昔からの友人から北海道に支店を立ち上げるので手伝ってほしい、という要請を受け快諾した。本当に人脈というのはありがたい。
しかし、この頃から私の中で、「起業」という一つの夢が目を覚まし始めたことから、友人には1年の契約で承諾してもらい、1年でしっかりと事業を軌道に乗せた。
2017年2月、当初の予定通り会社を退職した。気づくと3度目の退職になっていた。
これまでの激務からいったん離れ、休息の時間を取りたくて、細々と貯めていたお金を持って「airbnb」で手配した宿と格安航空券でハワイへ行った。無職でハワイ、と考えると頭が混乱してしまうが(笑)、「いい年こいた自分探し」だったのだ。
約2週間ほど過ごしたハワイは、私が抱いていた、または、時折出てきては消える起業に対する、意味のない「不安」や「恐れ」を吹き消す後押しをしてくれた。
ハワイに暮らすローカルの人々の、飾らないもてなし。美しく、優しく、時には脅威でもあるハワイの自然。特にハワイ島の手つかずの自然は自分が如何に小さい存在であるかを教えてくれた。これまでの自分の小さなこだわりや不安な気持ちが「木っ端みじん」になった。
自分はこれまでずっと、会社というおおきな体制の中の歯車として働いてきた。それが当然のこととして疑問を抱くこともなかった。しかし、今回の経験を通して、私はようやく悟ったように思う。自分の生来持っている性格や価値観は、もはやどこの企業に入っても、前職と同じような摩擦を生み出すことだろう。世の多くの中小企業の経営者は、自分の意見を真っ向から述べる社員を必要としてはいないのだ。
自分の人生の後半、いかに生きるべきか。自分が本当に求めているものは何か。
そこに、「起業する」という思いが生まれた。
気づかなかったけれど、紆余曲折してようやくたどり着いた結論だった。
とはいえ起業のために何から取り掛かればいいのか。
ハワイから戻り、起業のために「やりたいこと計画書」を書くことに没頭した。
まだ事業計画書のような立派なものではなく、「やりたいこと」リストのようなもの。
「やりたいこと」を抽出するための「やりたくないこと」の洗い出し。
何をしたいのか、どこでやりたいのか?夢だけではない資金繰りや収益性など、いままでの経験と知識をフル稼働させた。旅行会社時代からの仲間や、先駆けて起業している先輩、会社倒産から起業し成功している社長など沢山の支援や助言を受けた。
そこで辿り着いたのが故郷函館での起業。
今、私は53歳という年齢で挑戦のスタートラインに立っている。
新しいチャレンジに年齢は関係ない、自分はどうしたいか?己の声に従うだけである。
今プロジェクトは世代関係なく、これから何かにチャレンジしたい人たちへ、僭越ながら私の挑戦の経緯を、結末を見ていただくものと考えている。
経緯はフェイスブックやインスタグラム等で逐一発信していく。
時に悩み、時に泣き、時に驚き、時に感動する、そんな私の事業展開の一挙手一投足を見ていただく中で、必ずや成功をし、その先には私が起業したい人たちを応援する方に回りたいと決意した。
【事業展開エリアについて】
皆さんは函館にある「谷地頭」というエリアをご存知でしょうか?
函館というとまず思い浮かべるエリアは「元町」だと思います。
函館観光のゴールデンルートは赤れんが倉庫群のあるベイエリアや「世界三大夜景」に数えられる函館山等がスタンダードだと思います。
そして、その界隈を称して「西部地区」と呼ばれています。
一般的に「西部地区」という呼び方は、元町、末広町、大町、豊川町および弥生町の各一部にあたる重要伝統的建造物群保存地区を指し、多くの観光客が訪れるところです。
そして、この西部地区の周辺にも素晴らしい観光的素材のあるエリアは多数あります。
【事業エリア 谷地頭町】
青柳町から終点の谷地頭駅までは市電の線路で最も急勾配の坂道になっており、電車を降りたその場所に、函館最南端の町「谷地頭町」があります。
この地の中心地はすり鉢状の中央にあり、人口は約1500人、650世帯、まわりには谷地頭温泉、立待岬、函館八幡宮(蝦夷地総社)、啄木一族の墓、与謝野晶子・寛の歌碑、碧血碑、函館公園、函館山などなど観光名所の宝庫であり、同時に落ち着いた暮らしやすい地域で、古き良き函館が、そこに存在しています。
懐かしい砂利道が残っており、こんな看板もあります。
エゾヒキガエルにご注意!という標識です。
絶滅危惧種だそうで、公園などで捕獲することも禁じられているとの事。
鹿に注意とかイノシシに注意という標識は見たことがありましたが、
カエルに注意は初めてでした(笑)
最近では道外からの移住者も少しずつですが増えてきています。
また、谷地頭町では、「函館市元気いっぱい商店街等支援」を受け地元商店街が中心となり「昭和レトロチック商店街」を展開しています。
古き良き時代の函館の風情がまだ残っており、観光資源も豊富にある谷地頭地区。
初めてきたのに何故か懐かしい街、懐かしい誰かに会えるような錯覚に陥る街。
徒歩や自転車で巡ってみたい美しい海と山と市電の街。
私はこの街の魅力は「風景」だと考えています。
全国には風光明媚な場所は数多にあるでしょう。
しかしここまでコンパクトに歴史や和洋折衷の建物や風情ある坂道や自然や食を満喫できるエリアは多くないでしょう。ここにはジブリの世界観を切り取ったような風景や空気感、匂いがあります。私はこのエリア谷地頭を「函館の奥座敷」と位置付け、この地で観光客や函館を訪れる方々のランドマークとなり得るゲストハウス「函館BASE HALE KILOLANI 」の展開し、もっともっとたくさんの人に鉄板の函館観光では味わえない、心の休息を体験してもらいたいと考えています。
※HALE KILOLANI=ハワイ語で天国のような眺めの家
【具体的プロジェクト内容】
そんな谷地頭で私が展開したいコト、いわゆる事業コンセプトは
新たな宿泊カテゴリー「暮らす旅」の創造~STAYINGからLIVINGへ~
【5つのキーワード「場所」「家」「空間」「環境」「家族」 】
・暮らすように旅をする「場所」の提供。
・旅する国で帰るべき「家」の提供。
・家族と暮らすような「空間」と「環境」の提供。
・ホスト(オーナー)が旅先での「家族」。
このコンセプトを具現できる土地が谷地頭であると考えています。
【4つの創出事業】
• 新たな「たびの創出」:歴史の街、和洋折衷の街函館の「奥座敷 谷地頭」で海外からの宿泊客へ従来の観光的おもてなしだけではない「ホームステイ型おもてなし」をすることでより「新たな深い旅の味わい」を創出し個人観光客の深耕を行う。
•新たな「地域ブランドの創出」:谷地頭エリアで地域活動する方々等との連携から 新たな観光資源を創出する。(街ゼミや、女子会等イベントや地元学生落語家や芸術家等との連携事業の発信)
•新たな「地域素材の創出」:周辺施設とのボランティア連携や、資源を利用した旅行企画の実践。
•お寺での早朝掃除、地域ゴミ拾いを通じた朝散歩、雪かき体験など地域資源を観るだけではなく歴史や地域に住む人たちが持つ息づかいに触れることで「感動を創出」
【函館BASE Hale Kilolani 育成プロジェクトについて】
▼何をしたいか?
結論から言うと「ゲストハウス」と「ペンション」と「ホームステイ先の普通の家」をミックスした「ハウス経営」です。
ゲストハウスのようなフラットさ、ペンションのような清潔感と居心地、普通の家のような温かさを持った「家」。
トレンドになっている「ゲストハウス」はどちらかというと若者ターゲットのDIYベースの2段ベッドスタイルが主流であることや、イベント内容等がスタンダードだが、私自身がそれを利用すると考えた場合、物おじしてしまう部分が否めない。
ペンションが自慢の「食事」は事業展開する場所が函館であることからプロに任せた方がよさそうだ。
どれにも属さない「暖かい空間」・・・・え?それは普通の家?じゃ・・・。
先述の「じぶん探しハワイ」に行った際、airbnbで予約したマノアという地区にあるルーシーさん宅。
普通の家、2階建ての白い家。
鍵は終日空いていて、出入り自由、サニーという白いマルチーズが出迎えてくれた。
夕食時になると宿泊者が自炊をはじめ、いろんな「国籍の匂い」が漂いだす。
触発されて私もカレーを作ったら、いろんな人が皿をもって集まってきた(笑)。
コモンスペースでは老若男女がビール片手に旅の話や自身の趣味の話。
デザイン先行の空間ではなく身体を沈めたいと思うカウチ、夜になると程よく薄暗い照明、
ホストの子供もゲストと触れ合う。
そして、三三五五解散する。
あ~気持ちいい!
押しつけも、遠慮も、気使いも、ホスピタリティという名の過剰な関りもない、自由だ~。
このようなスタイルは賛否両論あるだろう。
私が起業チャネルで選んだ「宿泊業」は富裕層からバックパッカーまで、高級旅館から簡易旅館まで、競合他社は極めて多くユーザーも老若男女幅広い。混沌としている。
私の考える「家」は観光旅行だけではなく「家」に来ることを「目的」にしてもらえるような、辛いことや、悲しいことを乗り越えるためのシェルターとして、お仕着せなく背中をさすれるような、そんな側面を持つ「家」を作ろうと思っています。
▼函館BASE Hale Kilolani育成プロジェクトについて
プロジェクト、なんて言いましたがすみません。
プロジェクト、はそこそこ育っています。
・物件購入を進めています。
・潤沢ではありませんが自己資金と友人からの出資があります。
今後必要なものは「プロジェクト」への肥料や水やりです。
投資金や建て方の大小はありますが「器」は誰でも作ることができます。
これはスタートでしかありません。
必要なのは、このプロジェクトを運営する私及びスタッフの努力だと認識しています。
究極は「人柄」「人間力」が商いになると考えます。
では今回「プロジェクト」の何をクラウドファンドしてもらいたいか?
下記の育成を希望しています。
① 50代起業チャレンジの「可能性の育成」
⇒可能性という名の実績目標への取り組みの見守り
② 人生のチャレンジは年齢じゃないことを証明するための「経緯の育成」
⇒チャレンジの取り組みや効果の見守り
③ 2018年3月プレオープン以降の「見守りの育成」
⇒事業運営への見守り
④ 街ゼミ「アイディアの育成」
⇒地域コミュニティ作りのための「寄席」や「読み聞かせ」、「プチ同窓会」、「生涯学習的講習会等」実施予定だが育成者はネットでアイディア参加してもらい実現化し、実現化された場合はアイディア提供者のお名前を企画タイトルに入れます(または企画名を決定してもらいます)等。
お願いしたいことを簡単に表すと昔懐かしい(笑)「たまごっち」です。
今回は、この事業に関与する、いわば「育成っち」です。
育成すると育ちます。
育ったら「収穫」があります。
▼育成金(資金)の使い道
~設備費用枯渇分の補てん~
・函館BASE Hale Kilolaniのホームページ制作
・施設名看板設置
・シャワーブース購入:シャワーブース(2ブース)
・スロープ手すり購入:若者のみターゲットではなく老若男女の為、必要。
・柵:安全対策。
・街ゼミ:初年度実施の演者・講演者・パネラー等謝礼や設備レンタル費用等
▼最後に
何度でも訪れたい、何度訪れても新しい発見のある街 函館
函館BASE Hale Kilolaniは函館山の中腹にある閑静なエリア「谷地頭」にあります。
観光名所 立待岬や函館八幡宮までは徒歩11分
レンタル自転車で赤レンガや和洋折衷歴史エリアの西部地区まで15分
最寄りの路面電車 谷地頭前まで徒歩5分という立地です。
湯の川温泉だけじゃありません。函館山の麓、函館を代表する温泉のひとつ
谷地頭温泉も近くにあります。
函館BASE Hale Kilolani
全てのお部屋からは函館の夜景が見え、朝起きると前面に海の街はこだて、
が眼下に広がっています。
※函館山中腹の立地につき自然木の発育状況次第で見えずらい場合もあります。
(画像はイメージです)
(画像はイメージです)
BBQピットがあります。
※イメージ
サンルームがあります。朝は美しい海、夜は宝石箱のような夜景が望めます。
朝、おいしいコーヒーでの目覚め
夜、函館夜景を見ながら仲間との語らい
建物前の道路はメイン道路までの間、まだ土の道です。
一瞬「昭和」にタイムスリップします(笑)
建物の裏は函館「山」です。朝は鳥の声がうるさいかもしれません。
教会の鐘の音が海風とともにお部屋に届きます。
暖炉があるコモンスペースは「落ち着き」と「安心」と「暖かさ」です。
快適で清潔で安心な滞在を保証します。
※洋室は増改築中で画像はイメージです。
タイミングが合えばちょっと渋めのイベント、季節に合わせた寄席やアコースティックミニライブなどイベントもあります。
ご要望があれば北海道ジンギスカンの夕食もセットします。
是非函館BASE Hale Kilolani「事業っち」プロジェクトに参加お願いします。
そして、パトロンの方は、春夏秋冬いつでも函館BASE Hale Kilolaniのドアを開けて遊びに来てください。
暖かい空間、大手宿泊施設にない深い味わいとおもてなしで、お出迎えします。
コメント
もっと見る