こんにちは、オトングラスです。
クラウドファンディングの残り日数が3日となりました。
これまで、200名以上の方から、総額350万円近くの援助をいただいております。
直接ご支援をいただいている方に加え、情報の共有や応援の言葉を届けてくださる方を含むと、その数は数千人にのぼることでしょう。
このクラウドファンディングを通じて、OTON GLASSは「文字を音声で読み上げるメガネ」であると同時に、「多くの人々を繋ぐ媒介」であることを、改めて強く感じています。
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以前、街歩きのイベントを実施したとき、多くの問題や要望が挙げられました。
◇ 2017/12/17 「OTON GLASSをかけて横浜の街を歩こう!」でのワンシーン
「お店の看板やメニューを読んでみたい!」
「自分の撮影した写真が他の人に見られてしまったらどうする?」
「GPSの位置情報と組み合わせると役立つかも!」
「矢印や記号も認識できるようにしたらどうだろう?」
このような意見がたくさん生まれたのは、それだけ多様なバックグラウンドを持つ方々に参加してもらえたからです。
視覚障害の当事者やヘルパーの方に留まらず、プログラミングを専門とするエンジニアの方、法律を専門とする弁護士の方にも参加していただきました。
OTON GLASSを媒介として、様々な専門性を持つ人々が集い、未来について議論する。
しかも、その議論は実際の体験を通じて生まれたものなので、決して机上の空論ではなく、本当に必要なことを明らかにしていくものでした。
◇ イベントで生まれた意見は、次のモデル開発に反映されていきます。
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視覚障がい者のための日常生活用具としても「インターネットに接続して利用する、携帯可能な文字読み上げ装置」というものは前例なく、国や自治体からの補助を受けるのも一筋縄ではいきません。
それでも、生活の中で必要なものであるという確信があるからこそ、それをもとに行動していけるのです。
クラウドファンディングを実施している間にも、多くの場所で体験会を行いました。一つ一つの場でいただく忌憚のないコメントや応援の言葉があるからこそ、この方向で間違いがないのだと自信をもって進むことができるのです。
◇ 4/27 静岡県・視覚サポートなごみでの体験会
◇ 4/16 JRPS香川(香川県網膜色素変性症協会)定期総会にて
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こうして生まれた縁に支えられながら、本当に必要とする人の手に届くまでOTON GLASSの開発を続けていきます。
◇ 2017/09/27 OTON GLASS関係者によるイベント「OTON DAY」 にて
クラウドファンディングの期間は残りわずかとなりましたが、最後まで応援していただければ、これ以上の喜びはありません。引き続き、よろしくお願いいたします。