年に1度、日本の講師の方々がフィリピン現地へ赴き、こども達に3日間の美容師育成キャンプ、通称ヘアキャンプを今週実施しました。その3日間の様子をこちらで紹介したいと思います。

 

ヘアキャンプ1日目（2017.04.24）

今回からまた新たに4期生である8名が加わり、計14名がヘアキャンプに参加しました。
最初に4期生へ美容師道具の授与式を実施し、その後はアイスブレイクも兼ねたハサミとくしを持って円となり、1人ずつ10カウントしながらハサミの開閉の練習をしました。

そして、基本となる立ち方、ハサミとくしの持ち方、ハサミの開き方や切り方を練習しました。その後は第1・2期生がワンレングス、クラデーション、そしてレイヤーの練習を実施しました。そして、3・4期生はブロッキングの仕方と名称や水スプレーで髪を濡らす方法を練習をし、1日目は終了。

 

 

 

 

ヘアキャンプ２日目（2017.04.25）

先日と同じように円になって基本のスタンスをみんなで練習を実施しました。

その後、講師によるモデルカット。
NPO法人アクション代表はHair Salon Tenのコッシーさんに、そしてインターンのしのちゃんはHair Salon SORAのキタさんにカットしてもらいました。そのカットの際に、先日の練習内容に含まれていたブロッキング・グラデーション・レイヤー等を入れておさらいをし、こども達も真剣な眼差しで講師の手を見ていました。

モデルカットの後は先日と同じように、第1・2期生は先日に続きグラジュエーションとレイヤーの練習をマネキンと実際のモデルを使って練習をしました。そして、3・4期生は昨日練習した基本の髪の切り方やブロッキングをおさらいし、反復練習を行いました。一通り終わった後はワンレングスの練習をし、ブロッキング後、アンダーセクションから髪をそろえて切る方法を学びました。

フィリピン人美容師のジュードさんもいらっしゃり、こども達に髪の切り方を教えてくれました。ジュドさんはショートカットの切り方等もレッスンし、その日は終了しました。

 

 

 

ヘアキャンプ3日目（2017.04.26）

最初に、日本人講師３名とJudeさんによる本気のデモンストレーションを実施し、こども達に、実際にどれくらいの時間でどんなヘアスタイルが出来上がるのかを見せてくれました。

その後はこれまでと同様、２グループに分かれて練習を実施しました。1・2期生はコンテストを実施し、時間をはかりマネキンの髪を切り、キタさん達が今回は１位～４位までを決めました。そして3・4期生は、先日と同様ワンレングスを引き続き練習し、時間を計りながらみんながどれくらい上達してきたかを見ました。一通りワンレングスの練習が終わった後は、前下がりに切る方法を練習しました。

 

その後は修了式を実施しました。

1・2期生のコンテストの結果発表では、１位～４位に輝いたのは全員1期生でした。やはり４年も練習している1期生の成果がこのコンテストで見れましたね。インストラクターからのメッセージ１〜４期生からそれぞれ一人ずつ代表で、ヘアキャンプの感想や講師へのメッセージを述べてもらい、一人ひとり修了証書授与し、最後はみんなで写真を撮って終了でヘアキャンプは幕を下ろしました。

 

 

ヘアキャンプの感想や講師へのメッセージを述べる時、1期生の女の子が「4年間続けて来た中で、やめてしまいそうになったり精神的にキツかった時もあったけど、講師の方達やアクションスタッフのおかげでここまで成長することができました。本当にありがとうございます。」を感極まって泣いていました。講師の方々も一生懸命で素直な気持ちを聞いた時に、彼らも泣いてしまいました。

 

 

やはりこの様に、こども達の夢の後押しをしてくれる講師の方々には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。このヘアキャンプで終わらせるのではなく、東京での研修を通して、日本の技術や講師がどの様にサロンで立ち振る舞っているかを彼女らの目で見てもらい、自分の夢を応援してくれるたくさんの大人に囲まれながら卒業式をして欲しいです。

 

 

彼女らの夢に繋がる一生忘れられない経験をして欲しいので、みなさまのおチカラをお貸しください。残り3日間ととても短い期間のファンドレイジングですが、ご寄付や拡散のご協力よろしくお願い致します！

 

NPO法人アクション
帯川　真智子　(まっち)