活動をはじめたきっかけ
「お年寄りの人生に少しでも喜びを提供したい」その思いからこのボランティア団体を立ち上げました。高齢者施設では入居者の安全、健康管理と身の回りのお世話が最優先となっており、職員の方が入居者一人ひとりと雑談のための十分な時間をとることは難しいというケースもあります。お話に付き合ってばかりいれば、一番重要な身の回りのお世話がいきわたらなくなってしまうというジレンマに悩む施設も少なくありません。その現状の中でも出来る事があるはずだと考え、出来る事から始めたのがこの”おはなしやさん”の活動です。
活動内容
ボランティア活動の内容は、高齢者施設を訪問し、”おはなし”をする事です。メンバーは大学生が中心でいわば素人。カウンセリングでもなく傾聴でもなく、素人の若者とお年寄りが”出会い”、自由に楽しく”おはなし”をする事が”おはなしやさん”の活動です。より楽しい時間にするためのツールとして、フラワーアレンジメントを取り入れています。こちらも、やり方やルールは特になく、とにかく自由にやってみることがおはなしやさんならではです。毎回、個性あふれる作品ができます。見ているだけだった方も、いつの間にかお花に手を伸ばしていたりします。実際の活動では、さっきまで一人で歩く事すらままならなかったお年寄りがみるみるうちに輝きだし、楽しそうに昔話に花を咲かせる姿がとても印象的です。 「人は人とつながっていたい、関わっていたい」という本質がそこにはあるように感じます。そして、いかにそれが普段の生活の中で満たされていないかも然り。
◆活動目的:お年寄りと若者が出会い、自由におはなしを楽しむ機会を提供する
◆団体設立:2013年10月
◆活動頻度:月に1回程度
◆活動場所:都内中心とした関東圏
◆参加人数:1回の活動につき5名から10名
学生を中心とした若者世代 100名程度のボランティア登録があります。
おはなしやさんができること
参加メンバーは何かに貢献できる事を誇りに思い、活動を通して経験を積む。お年寄りは普段なかなか機会のない若者との”おはなし”を楽しむ。高齢者施設は身の回りのお世話以外の、心の喜びを入居者の方々に提供できる。協賛会社は貢献活動をサポートする事で企業ブランディングの向上が望める。そうやって、関わる方々は”HAPPYの輪”でつながっていけるという事は素晴らしい事だと考えています。
認知症かどうか?覚えているかどうか?という事は関係なく、今、この瞬間が幸せだと思える事、その瞬間を一つでも多く経験していただく大切にしています。たとえ明日、その記憶がなくなる、あるいはこの命がなくなるとしてもそれは変わらない事だと思います。
お年寄りと若者が、ただ雑談をする。そんな当たり前の姿を日本中に広げていけたらなと思っています。
自分自身が歳をとった時に、そんな世の中になっていてほしい。
そう思っていただける方がいらっしゃいましたら是非、ご支援ください。
そして、できれば是非、実際に参加をしていただけたら嬉しいです。
支援金の使い道
平成29年度の活動費用として 1.活動に使うお花や道具の購入
2.運営に必要な備品の購入(印刷、紙、ハサミ、交通費)
活動に必要なお花などの捻出できないという施設様も多くおられます。
ご支援頂き、施設様の負担がなくなれば、活動の幅が広がり、費用的な問題でボランティアを呼べないでいる施設様にもいくことが出来ます。
施設様のご負担がなるべく少なく活動できるよう、また、ボランティアの学生さんたちの温かい貢献を大事にできるよう、ご支援を頂ければ幸いです。 応援をよろしくお願いいたします。
素敵な賞をいただきました
昨年12月、この活動が認められれ、「YOUNG JAPAN ACTION2016浅田真央×住友生命」というプロジェクトで奨励賞を頂きました。
ホームページはこちら
https://ohanashiyasan.jimdo.com/
https://www.facebook.com/ohanashiyasan2525/
最新の活動報告
もっと見る4月のおはなしやさん
2017/04/30 08:494月のおはなしやさんは、ベストリハ北千住店を訪問しました。 参加してくださったボランティアさんは7名、 ご利用者様は20名で、とても賑やかな時間になりました! 栃木、埼玉、神奈川、茨城、 あちこちから時間をかけておはなしやさんの活動に足を運んでくださり 素敵な貢献を、本当にありがとうございます。 おしゃべりが大好きでたくさん話してくださる方が多いですが 大人数の中で、控えめな方も中にはいらっしゃいます。 「私の話なんて・・・」って。 でも、おはなしやさんが隣に寄り添うと、 自然と会話が始まります。 家族の話、戦争の話、若い頃の話、 手術を乗り越えた時の話、結婚相手を選ぶ時のアドバイス、 ふるさとの話、今困っていることの話。 短い時間ですが、話をした後に、 「こんな話、誰にも話したことなかったのよ。 話してよかった。胸がスッとしたわ。」とおっしゃる方もいました。 たくさんの笑顔が見られ、「また遊びに来て」と 見送っていただき、本当にありがとうございました! もっと見る
3月のおはなしやさん
2017/04/18 22:58 3月は、デイサービスのおうち 晴れる家さんの2つの事業所を、午前午後の2回に分けて訪問しました。 参加者はそれぞれ6名。初参加の方が多い回でした。 毎回集まってくださるボランティアさんのキッカケ は ボランティアをやってみたいいつもはデスクワークだから人と話したい介護の仕事ってどんな感じなんだろうおばあちゃんと話すことならできそうコミュニケーション上手になりたい など、さまざま。 どのキッカケも、本当に素敵だなぁといつもパワーをもらいます。 ボランティアを探して、お問い合わせのメールを送って、仕事や学校が休みの日に誰かを元気にするために時間を使う。一個一個の勇気と貢献に感謝します。 本当にありがとうございます。 今回参加したボランティアさんからはこんな感想をいただきました。 まず、看護学部一年生の女の子から。 ”おはなしやさんの活動には初めて参加させて頂きました。最初は緊張していましたが、ボランティアの仲間の方もフレンドリーで不安も消えていきました。おはなしやさんというボランティア団体を見つけ、実際に参加することができ、私自身一歩前進することができたと感じます。これからも一人一人の方との出逢いを大切にしていきたいと思います。” それから、茨城県から参加してくれた、社会福祉学部の一年生の女の子から。 ”先日はありがとうございました。 「お花をやる」と聞いたら「昔を思い出すわ〜」と笑顔で言っていた利用者の笑顔がとても可愛く嬉しそうなのを見て、私も嬉しくなりました。私がお話しした方が「自分の子供に行動を縛られてしまう。もっといろんな所に行ってみたいのに」と言っていたのを聞いて高齢者の寂しさが垣間見えた気がしました。高齢者がこのような寂しさを抱えているんだということを忘れちゃいけないと思いました。” 笑い声の絶えないとっても楽しい時間でした。 お別れの時間が寂しいのは毎度のことです。 また「お元気でしたか〜?」と会いにいきましょう。 晴れる家みやま のページはこちら↓ http://chiikiseikatsushien.com/kaigo/miyama/ もっと見る
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