本プロジェクトの連携団体であり、アウトリーチ活動や実際の相談支援活動を担っている認定NPO法人ビッグイシュー基金から高野事務局長が皆さまへご挨拶とお礼、お願いを述べさせていただきます。
生活にお困りの方を支える活動の輪に、寄付で参加しませんか?
路上生活者の数は、統計上、この10余年で8割ほど減少してきました。これは全国各地の支援団体・個人・ボランティアによる、地道な活動の成果です。
一方で、この数字に反映されない、ネットカフェ等の施設で生活する人の数は都内だけで4000人とも言われ(2018年東京都調査)、こうした「広義のホームレス状態」の人々の自活・自立をサポートする方策を考える事が、この数年の基金の現場での活動の課題でした。
参照:https://bigissue.or.jp/homeless/
今般の新型コロナウイルス感染症の影響により、上述のような、不安定な住居・就労の状況にある人からの切実な相談が、基金にも既に複数、寄せられています。
誰も経験したことのないこの状況に対応するため、ビッグイシュー基金は「新型コロナ・住まいとくらし緊急サポートプロジェクトOSAKA」に参加しました。各団体や事業者、個人が平時活動するノウハウや知恵をシェアすることで、ホームレス状態の人・生活にお困りの人と、このコロナ禍をともに乗り切る方策を、考えたいと思っています。ビッグイシュー基金は、相談対応と、緊急宿泊へのつなぎ、広報などを担います。
このページをご覧いただいている皆さまにおいても、新型コロナウイルス感染症に全く影響を受けていない方はいないと拝察します。そんな中お寄せいただいた、早速の応援や心配のコメントにも、元気を頂いています。ありがとうございます。
防疫上の観点から、いつものように「とりあえず誰でも集まって、何かやろう!」という活動形態はとれませんが、ページのシェアや寄付による皆様の応援・ご参加を、心よりお待ちしております。
認定NPO法人ビッグイシュー基金 事務局長 高野太一