こんにちは。
『美観堂』の髙羽です。
月曜日です、1週間が始まりましたね。
みなさん、週末はどのように過ごされましたでしょうか?
自粛解除の方向に少しずつ向かっている地域もありますが、もうしばらくは自宅で休日を過ごす日々が続きそうです。
僕はここ最近、毎週末Zoom飲みをしています。
この土日も、2日で4回やりました。
Zoom飲みのはしごです。
社会全体として、オンラインで飲み会をするということが当たり前になって、僕はコロナ前よりもむしろ友達と話す機会が増えました。
個人的に、オンラインでも顔を見て話すことができれば割と満足できてしまうので、おそらくコロナが収束したあとも、オンライン飲み会は積極的にやっていく派になるんだろうな〜と今から思っています。
僕が特に好きなのが、「風呂上がりZoom飲み」です。
1時間くらい好きな音楽を聞きながら長風呂して、寝間着に着替えて、あとは寝るだけの状態でのZoom飲み、めっちゃ気持ちいいんで、ぜひ、お試しください。
居酒屋はめっちゃ恋しいですけどね...!!
さて、4/27(月)からスタートした倉敷美観地区のクラウドファンディング、今日で15日目です。
現時点で350人もの方がご支援をしてくださり、支援金の総額も280万円を超えました。
この週末もとてもたくさんの方々からご支援と応援のメッセージをいただきました。
この場をお借りして、本当にありがとうございます!
15日目の今日は、クラウドファンディングのリターンのひとつ、『美観地区みらい券』が使える美観地区のお店さんをご紹介しようと思います。
『美観地区みらい券』は、次回の美観地区へのご旅行のときに、飲食店や宿泊施設で使うことのできる商品券です。
「未来の美観地区での飲食代や宿泊代を前払いする」という形で美観地区のお店さんをご支援いただけるものです。
「コロナ明けに美観地区の飲食店や宿で使える先払いチケット。新しいリターン『美観地区みらい券』を追加しました!」
このリターンをつくった経緯や思いについては、こちらの記事に詳しく書いています。
そんな『美観地区みらい券』が使えるお店を、プロジェクトの残りの期間でご紹介をしていこうと思います。
今日は、岡山の郷土料理が楽しめる『冨來屋本舗』さんです。
『冨來屋本舗』店名に込められた思い
『冨來屋本舗』さんがあるのは、美観地区の柳並木が広がる倉敷川沿いの通りから1本東側の通り。
古い旅館を改装したというその店構えは、美観地区らしく情緒たっぷり。
まず目に飛び込んでくるのは、お店の中央にあるおっきな看板。
「冨」「來」「屋」「本」「舗」
なんとも縁起がとっても良さそうな店名です。
女将さんにお話を聞くと、「お店に足を運んで下さるお客様に、幸せ(冨)が来ますように」という願いから、この店名にしたそう。
いやぁ素敵...。
漢字をよく見ると、「来」ではなく、旧字体の「來」になっています。
これは、「江戸時代後期の町並みが残る、古き良き町・倉敷を大事にしたいから」という思いから。
いや、めっちゃ素敵....。
こういうエピソードを聞くと、お店への親近感がぐっとアップします。
何事も、知識がものごとへの楽しさを深めてくれますね。
名物料理は、県産のキビを使った唯一無二のめん料理
そんな『冨來屋本舗』さんの名物料理は『たかきびめん』。
この料理名、はじめましての方も多いと思います。
「たかきび」とは岡山銘菓きびだんごに使われている雑穀・黍(キビ)の一種で、非常に栄養価が高い、岡山が誇る名産品のひとつ。
このたかきびを使った麺が『たかきびめん』なんです。
「たかきび」が持つねばり強いコシとつるつるとした食感、爽やかな「たかきび」の香りが特徴です。
『冨來屋本舗』さんでは、岡山県産のたかきびを、代々受け継がれる技をつかい、季節の気候に合わせて品質やコシなどを調整し『たかきびめん』を毎朝練り上げています。
そんな『たかきびめん』は、出汁にもこだわりが。
創業からの秘伝の出汁は、地元の醤油に、利尻こんぶ、かつお、煮干し、酒などすべて上質な食材を使用し、丁寧に作られています。
また、『たかきびめん』には、地元食材を使った↑このお重がついています。
このお重、なぜかいつも麺の提供より少し早く来ます。
「薬味として、麺と一緒にお召し上がりください」
いつもこうご案内いただくんですが、僕は麺を待ちきれず先に食べてしまうことが多いです。笑
そのままでも、めちゃくちゃ美味しいんです。
『たかきびめん』をきちんと待って、麺と一緒に食べれば、『たかきびめん』のつるっとした食感に、キビの爽やかな香りと出汁のうま味、山海の薬味が絶妙にマッチします。
『美観堂』スタッフおすすめメニュー
『冨來屋本舗』さんまで『美観堂』からは歩いて3分と、ご近所さんです。
近いし美味しいしで、僕たち『美観堂』スタッフも定期的にお世話になっています。
僕たちが決まって注文するのが『きび膳』。
『たかきびめん』に加えて、お好みの郷土料理を以下の3つの中から選ぶことができます。
・岡山にぎり3貫(たこ、ままかり、黄ニラ)
・下津井タコめし
・千屋牛ミニ丼
どれも美味しいんですが、特におすすめなのが、『千屋牛ミニ丼』。
『千屋牛』とは、岡山の県北で育てられているA5ランクのブランド牛。
日本を代表するブランド和牛『松阪牛』や『神戸牛』のルーツとなった牛でもあり、「日本最古の系統牛」とも言われています。
生産頭数が極めて少なく、地元岡山でもなかなか口に出来ない幻の黒毛和牛なんです。
脂もしっかり乗っていながらも、しつこくなく、牛肉本来の甘味と旨味がしっかり感じられます。
『たかきびめん』と『千屋牛ミニ丼』がセットになった『きび膳』、大満足のボリュームでお値段¥1,800で召し上がれます。
郷土の味が直面する絶滅の危機
僕たちもお世話になっている『冨來屋本舗』さんは現在、大きな問題に直面しています。
それは、後継者問題です。
現在お店を運営している大将と女将さん。
朝早くからの仕込みや夜遅くまでの営業が、おふたりの体力的に徐々に厳しいと感じ始めている中で、お店を継いでくれる人が現時点で見つかっていないんです。
このままでは、近い将来『たかきびめん』を作ることができる職人さんが1人もいなくなってしまう、ということも起こりかねません。
そんな、大将がつくる唯一無二の郷土の味。
次回の美観地区旅行の際は、ぜひお召し上がりください!
今日ご紹介した『冨來屋本舗』さんは、今回のクラウドファンディングのページで購入できる『美観地区みらい券』をご利用いただけます。
「未来の美観地区で『たかきびめん』を食べるための飲食代を先に支払っておく」という形で、『冨來屋本舗』さんをご支援いただけますととても嬉しいです。
美観堂のSNSも、ぜひフォローお願いします!
今日の記事を書いた、僕個人のTwitterアカウントも載せておきますので、もしよければフォローしていただけると嬉しいです!
髙羽 開 / 岡山・倉敷いいものプロデューサー Twitter
それではまた明日も、ぜひご覧ください!