「クッションはやさしい。」
彼の口からまず出た言葉は意外なものだった。
ここ数年、東京を騒がしているDJ、オーガナイザーの中でもひときわ目立つ存在のEITAさん。彼と久しぶりにあったのは新宿のハイクラスホテルの41階にあるバーだった。彼は毎週金曜日、そのバーともラウンジとも言えるような場所でさながら映画『ロストイントランスレーション』のワンシーンの中に入り込んだかのような空間を音楽で、DJで演出している。
世界有数のスピードの速い都市、東京をまるでターンテーブルのようにして遊ぶそんなシティーボーイの彼でもやはりクッションには思いがあるようだ。
「東京という硬く無機質な街にあってもクッションさえあればやっていける。そう信じてますねぼくは。DJ中にだってそばにいてほしい存在。クッションがヘッドフォン代わりだったときもあったなあ。あの時は若かった。今じゃあり得ないですよね(笑。」
そうはにかみながらしゃべるその屈託のない笑顔にまたこの街の人々は癒されるのだろう。
そう、だれもが戦っているそんな時代にクッションだけは優しく僕らを包んでくれる。
他のだれでもない。クッションっていいですね。
http://camp-fire.jp/projects/view/2618
EITAさんのDJは毎週金曜18〜22時までこちらで聞けます。Don't miss it!
http://tokyo.park.hyatt.com/ja/hotel/news-and-events/news-listing/twilighttime.html