「クッションとファッションなんて関係なさそうでしょ?でも実は深いつながりがあるんですよ。」
彼らしいアバンギャルドな言葉が出たのはちょうど大宮を過ぎたあたりの事だった。
ファッション界の若きプリンス神保誠さんへのインタビューは多忙を極める彼らしく、新幹線での移動中、30分のみという形で実現した。
『ファッション通信』というテレビ番組のプロデューサーをしている神保です。
http://www.bs-j.co.jp/fashion/index_sp.html
今回は『クッションとファッション』
余り関係が無さそうだけど、実は切っても切れない関係について話したいと思います。
皆さんご存知の通り、ファッションとはライフスタイルの一部です。
ファッションブランドがインテリアや雑貨を作る事もその理由だと言えます。
「アルマーニ」「ベルサーチ」「ラルフローレン」などのモードブランドがホームシリーズを手掛けるのもブランドのラグジュアリーな世界観をより明確に伝えられるからでしょう。
その中でもクッションは平面が多いと言う事もあり、自由にクリエーションを表現出来るキャンバス的な役割を担います。
椅子や机などに比べると低価格なのも重宝される理由でしょう。
素材もニット、布帛、合成繊維など様々、
仕上のテクニックもインターシャやジャカードなどの編み系から刺繍やプリントまで
デザイナーのコンセプトに合わせて対応出来ます。
事実イタリアのブランド「エトロ」では
ファッションショーの会場で毎回ゲスト達に
クッションが配られます。
そのシーズンによってデザインが違い、どんな物が貰えるのかと毎回楽しみにしています。
そして、何よりクッションにはリラックス効果があります。
どんなに気難しいタイプの人間でもあの柔らかい弾力を抱えたら気持ちが和らぐでしょう。
また、今注目を集めている「グランピング」での活用も良いかもしれません。
グランピングとはグラマラス・キャンプの造語で欧米から来たムーブメントです。
ラグジュアリーで快適に過ごせるテントやロッジ、食事などでキャンプを楽しむスタイルを指します。10月にはラグジュアリーリゾートの代表格「星のや」も富士の麓に施設を作る事で
注目を集めています。
この様な自然との調和と都会的な感覚を融合する
シーンでもクッションは一役買ってくれそうです。
皆さんも可愛くてお洒落なクッションを使って、
様々なシーンを楽しんでみてはいかが!?
いやあ、クッションっていいですね。
暑中お見舞い申し上げます。