#おうちで飛騨牛 5日目を迎えました。
本当に多くのご支援ありがとうございます!
今日は飛騨牛について少しお話します。飛騨牛は飛騨で育てた牛のことを言うわけではあります。いくつか基準があります。
岐阜県内で育った黒毛和牛の中でも、
・飛騨牛銘柄推進協議会登録農家制度にて認定・登録された生産者により肥育されている
・公益社団法人日本食肉格付協会が実施する牛枝肉格付により肉質等級5等級・4等級・3等級と格付けされたものである
というルールがあります。認定された生産者が確かな技術と愛情で育て、且つ肉質が高いものだけが「飛騨牛」という称号を得ることができるのです。
今回お届けするお肉は全て「飛騨牛」ですので、品質は間違いのないものです。
そんな飛騨牛は5年に1度、和牛の優劣を競う「和牛のオリンピック」と第8回全国和牛能力共進会で日本一の称号を得ました。第9回では飛騨牛は名誉賞は逃したものの、最も優れた牛枝肉に贈られる「最優秀枝肉賞」は二連覇を飾り、「肉質日本一」の称号を揺るぎないものにしています。
知名度では神戸牛、松坂牛には劣るところがありますが、実力では全国TOPくらすの自慢のお肉です。
もう少し飛騨牛について、話をします。
実はコロナで騒がれるようになっても「生産者さんの日常は変わらない」と飛騨肉牛生産協議会会長の田中会長は言います。
「コロナだろうと牛は育ち続けます。牛の命を預かっている以上、コロナだろうが毎日毎日やることは変わらない。不安はありますが、目の前にいる牛を今まで通り育てるしかないのです」と取材のときに語ってくれました。
ただ、やることは変わらなくても、飛騨牛の消費量の低下=取引価格の低下を招き、それはそのまま生産者の所得低下に直結します。
飛騨牛を育てるために、こだわった分がすべて経営状況を圧迫することになるのです。「会社として育ているところは、牛がいる限りお金を借りてでも育てるでしょう。ただ小さい生産者のなかには閉鎖しないといけないところもあるかもしれません」と厳しい現状を語っておられました。
牛を育てるには平均して約2年半掛かると言われています。コロナのことなど知る由もなかったころから計画的に育てられた飛騨牛になるであろう牛は育っており、コロナだからといって急に減るモノではありません。
命あるものだからこそ、正しい形で、美味しく食べて頂き、その結果として生産者さんやお肉屋さんの応援につながればと思っております。
今回頂いているたくさんの支援、応援は飛騨牛に関わるあらゆる人の励みになっております。飛騨牛に限らず、この支援の輪が広がり、少しでも早くコロナをみんなで乗り越えていければと願っています。