【ストレッチゴールを設定しました!(追記:4/17)】
プロジェクトをスタートしてから1週間。
予想をはるかに超えてご支援をいただき、1年分の印刷費どころか、増刷までできることになりました。(今まで200部刷っていましたが、400部刷れる様になりました!)
ありがとうございます!!!
ああ、よかった…とほっとしていたところに、友人からメッセージが届きました。「これって、もしかして、もっとお金が集まったらもっとたくさん印刷できるの?」
そうだよ、もう倍に増やすことができるようになったよ、ありがとう。そう返すと、「もっと部数増やして、もっとたくさんの人に届けたい」と言ってくれ、すでにプロジェクト成立しているこのページをSNSでシェアしてくれました。
そうなんです。現在の200部では全然足りず、置いてくださっている店舗さんからせっかく「追加で送ってもらえますか?」とお声がけいただいてもできないのです。このプロジェクトを見て、「うちにも置けますよ!」と声をかけてくださる方も増えました。次号は400部印刷できるから、そのお店にお願いすることはできる。でも、扱ってくださる店舗さんが増えると、1店舗あたりの部数が増えない。
こんなにご支援をいただいておいて延長なんておこがましいとか恥ずかしいとか、もう成立したんだからいいじゃんとか、いろいろ考えたのですが、初心に立ち返ることにしました。
私は、国東半島の面白さをもっとたくさんの人に知ってほしい。「国東半島」を「くにさき」と読めなくても、「無料だから」「なんとなく可愛いから」という理由でフリーペーパーを手にとってくれて、そのうちのひとりでも「なにここすごい」と心に響いてくれたら最高だなと思っています。そのためには、なるべくいっぱい配りたい。
そこで、もうここは思い切って、1000部という目標を立てました!!!
金額としては、【136,800円】(印刷費+各地への送料)(6回=1年分)です。
いや、いくらなんでもこれはさすがに厳しいだろ…と思っています。しかし今、不安と恐れ多さとで逃げ出したい気持ちに溢れているので、「これで行け」ということなのだとも思います。
あと2週間、私は粛々と新刊をつくり、発信していきます。ここまでご支援くださった方、「いいね!」してくださった方に、この場を借りてあらためて御礼申し上げます。みなさまのお気持ちを信じて、プロジェクト終了までもうすこしがんばってみようと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございました。(2017/4/17)
▼はじめに
国東半島をご存知ですか? 大分県北東部の、瀬戸内海にぽこんと丸く飛び出した半島です。
「六郷満山文化」と呼ばれる特徴的な仏教文化が有名ですが、由来もわからないまま1000年以上続いている謎のお祭りや、ストーンサークル、ペトログリフ、古代の製鉄遺跡や邪馬台国伝説など、多種多様な古代ロマンがぎゅぎゅっ!!と詰まった土地です。
私はたまたま旅行で訪れてこの土地の魅力にはまってしまい、2年前に新潟から移住してきました。しかし、地元の方は「ここには何もない」とここの魅力に気づいていないし、外の人にはあまり存在が知られていない。 「聞いて聞いてー!こんな素敵な場所があるんだよー!!!」ということが言いたくて言いたくて、フリーペーパーをはじめるに至りました。
▼国東探訪の黎明期
国東探訪は2016年、A5サイズ8ページの冊子形式でスタートしました。
ひとつの寺社について調べたことをまとめ、印刷会社に印刷をお願いし、自分で加工(折り作業と化粧断ち)した上で配布していました。 できあがったペーパーは、地元の観光協会や県立美術館、ここ素敵だな!と思ったカフェや雑貨屋さんに置いてもらいました。
「なぜただで配るのか」とよく聞かれますが、いろいろなお店に気軽に置いてもらえるのが、フリーペーパーの魅力だと思っています。実際に東京、新潟、和歌山など、大分県から遠く離れた地でも、いろんな方の手にとってもらいました。ブログでも発信していたため、北海道の方から連絡をいただいてお送りしたこともあります。 それはとても楽しいことだったのですが、やはり無料であるが故に、手にとってもらうのと同じくらい気軽に読み捨てられているケースも知りました。
VOL.00、VOL.01と作ってきて、「面白かったよ」とか「楽しみにしています」とか、いろんな方があたたかい声をかけてくださいました。全部が捨てられているわけではないことは頭ではわかっているのですが、一度「お金と時間をかけてごみを量産しているのではないか」と考え始めたら、ちょっと気持ちが折れてしまいました。完成に持ち込むほどのモチベーションも持てず、でも作りたいという気持ちもあって、「今作ってます」と言い続けたまま1年間が経ってしまいました。
▼でもやっぱり作りたい
自腹フリーペーパーという形態に対して、いろんな方が「きちんと対価を受け取ったほうがいい」とか「スポンサーを探したら」とアドバイスをくれていました。ここへ来てようやくその意味がわかってきました。しかし、フリーペーパーという形にはなぜかこだわりがありました。
自分はなぜこれを作ろうとしているのか、改めて考えました。
私は普段、何をするにおいても「自分のためにやる」ということを大切にしています。 自分の決めたことを自分の責任で、自分のために行う。フリーペーパーも、そういう気持ちで作り始めたつもりでした。国東について私自身が知りたいから調べてまとめる。でも、自分だけのためならば、資料を読み漁ってたまにブログで発信していれば十分楽しいのだということもわかりました。
じゃあ、なぜフリーペーパーであることに執着しているのか。 私は、このペーパーを通じて、国東の魅力について語り合える仲間を増やしたいのだと思います。ネットの世界だけではなく、ペーパーを直接手で渡して、読んでもらって、そして語り合う。それによって、私の感じた発見や驚きを、誰かと共有しているということを実感したいのだと思います。(結局自分のためです。)
すでにここの魅力を知っている人は、販売しても買ってくれるかもしれない。
でも、今はまだ出会ってなくて知らないけれど、この土地にあるものに興味がある人は絶対にもっともっとたくさんいると思うのです。そういう人が、なんらかのご縁でこのペーパーを手に取り、いつか何らかの方法で国東半島に足を運んでくれて、どっぷりはまって帰る。そして、定期的に足を運んでくれたり、いずれ引っ越してきてくれたりしたら、楽しいなあと思うのです。
▼国東探訪の今後
スタート時は思いつきと情熱だけで始めてしまったので、どういう形態であれば継続していけるかを考え、仕様を変更しました。
・A5冊子を止めて、A3四折りへ変更。(内容量は一緒です。)
=1枚にまとめることで、印刷費と編集の手間が減りました。
・加工も印刷所におまかせする。
=印刷費が減った一部を加工費にあてました。製本作業が減ることで私の心のハードルが大幅に下がりました。
そうして、VOL.02ができました。
「国東探訪」は、国東を知らない方への入り口となってもらうためにもフリーペーパーとして配布します。そして「お金を払っても読みたい」と思ってくださる方には、フリーペーパーに載せられなかったコアな情報をお送りすることで、ご支援いただくという形はどうかなあと考えました。
1年間はこれで動いてみて、その先のことはまたこれから考えようと思います。
▼資金の使い道
最低限必要な印刷費と送料から、目標金額を設定しました。
【目標金額】63,480円
【内訳】印刷費(加工費込み)6800円×6回分
送料 定形外送料140円×27人(リターンを設定した人数)×6回分
▼リターンについて
お礼の手紙:
ご支援くださったあなたに対する感謝をお伝えしたいのですが、国東半島に対する鬱陶しいほどの愛も一緒に綴ってしまうと思います。ご希望の方には既刊もお送りします。(VOL.00は在庫なし。01は在庫わずかのため先着順とさせていただきます。02はお届けできます。)
「国東探訪」本誌:
フリーペーパー「国東探訪」を、2017年5月から2018年3月までの1年間、2ヶ月に一度お送りします。(VOL.03〜08までになります。)
「探訪通信(仮)」:
資料を調べていると、どうにもまとめようがないけれど気になる情報を見つけてしまいます。本誌にはうまくまとめられない(もしくはうさんくさすぎて載せられない)けれど、すごく気になる!という情報をまとめて、本誌とともに毎回お送りします。(特に邪馬台国、製鉄、ユダヤあたりが私が飛びつくキーワードです)(仕様:A5モノクロ8ページ)
レポート:
VOL.08まで9冊も作ったら国東半島の全貌について何か見えてくるんじゃないか…という期待のもと、年度末にレポートを作成する予定です。VOL.08とともに2018年3月にお送りします。(仕様:A4モノクロ2枚程度)
スポンサー:
本誌の裏表紙にあなたの名前(会社名等)やロゴ、紹介文などを掲載します。サイズはA5の1/4〜1/2程度です。(応相談)また、スポンサーとして掲載させていただいた号を、100部までお送りいたします。
「○○探訪」制作:
あなた自身のことや取り組んでいる活動、もしくはご希望の寺社を取材をし、ペーパーを制作します。また、
完成したペーパー(A3四折りフルカラー)は200部までのお好きな部数をお届けします。(応相談)
▼最後に
プロジェクトは立ち上げましたが、正直ものすごく不安です。
誰も支援してくれなくても、やっぱり私はこれを作るのではないかと思います。でも、ただでも読めるものにあえてお金を払ってくださる方がいたら、こんなに幸せなことはないなあと思うのです。
最後まで読んでくださって本当にありがとうございました。
最新の活動報告
もっと見るご支援ありがとうございました!!!
2017/04/29 14:06プロジェクト終了まで、残すところあと10時間を切りました! ストレッチゴール達成! 途中から「やっぱり1000部に増刷したいです!」と無謀なストレッチゴールを設定したところ、なんとみなさまのおかげで達成することができました!すごい!ありがとうございます!!! VOL.03はすでに500部で印刷をしてしまいましたが、次号からは1000部印刷できることになりました。これからは「うちにも置けるよ」「もっと配れるよ」とお声をかけてくださっていたみなさまに、どどんと甘えさせていただこうと思います!よろしくお願いいたします! プロジェクトの進行状況 国東探訪VOL.03「六所神社と蛭兒社」は、現在印刷が終了し、送られてくるのを待つばかりとなっております。 ただいま同時送付予定の「探訪通信」を製作中!「香々地」の地名の謎に迫る予定でしたが、ペトログリフで有名な某所に、なんだか気になる伝承を見つけてしまいましたので、今回はこちらをご紹介します。 送付の遅延について 「30日に送ります」とお伝えしておりましたが、なんと30日が日曜日でした!!!そのため、1日遅れての送付になりますことをお詫び申し上げます! 改めまして、この度のあたたかいご支援、コメントありがとうございました!! もっと見る
プロジェクト成立しました!!!
2017/04/13 21:07【ご報告①】 この度、無事プロジェクトが成立致しました!!! ご支援くださった皆様、「いいね」を押してくださった皆様、本当にありがとうございました。この活動に対して、それはもう、力強く背中を押していただきました。私が好きで好きで仕方ないものを、同じように好きだと思ってくださる方々とつながれたことも、このクラウドファンディングの大きな大きな成果です。この気持ちを糧に、一年間がんばれます。重ねて御礼申し上げます。(何度言っても足りないです。) 【ご報告②】 実は、プロジェクト外からもご支援をいただいています。現在のところ、実質112%です。(ありがとうございます!!)「あれ?これはもしかして増刷できるのでは?」と思って計算したところ、あと2,876円あると、300部印刷できることがわかりました。現在印刷している200部では、気を抜くとあっという間になくなってしまうのでかなりケチケチ配っています。(いつも置いてくださる店舗さまと、直接「ほしい」とおっしゃってくださった方にしかお渡ししておりません…。) プロジェクト終了まであと2週間以上ありますので、それまでにもし2,876円分ご支援いただけたら、100部増刷して毎月300部ずつ印刷することに決めました。国東をもっと広く伝えていくことで、みなさまのお気持ちを世の中に還元していきたいと考えております。 改めて、ご支援ありがとうございました。 もっと見る
ご支援ありがとうございます!!!
2017/04/11 10:31プロジェクト公開から36時間…達成率が94%になっておりました! ありがとうございます!!! 直接口座に振り込んでくださった方もいらっしゃったので、実質的には98%ほどご支援いただいております。無事2017年度は発行できます!改めて御礼申し上げます!! 私の友人をはじめ、移住仲間、地元の方、そしてまだお会いしたことのない方、国東半島に直接ご縁のない方まで、様々な方が関わってくださったことを本当にありがたく思っております。そして、ここが本当に魅力的な土地なのだなという気持ちを新たにしました。現地にいないと得られない情報を、今後もどんどん発信していきたいと思います。 支援したけどまだ荒井からなんの連絡もないよ!という方には、今からメールをお送りしますので今しばらくお待ちください! まだお手元にVOL.02が届いていない方のために、次回VOL.03の内容をお伝えすると… 前回は豊後高田市夷という地区にある「六所神社」という神社と六郷満山文化(国東半島独特の仏教文化です、詳しくは既刊にて。)とのつながりについて書きました。しかし、私はこの地区にはもともとエビス信仰があったのではないかと思うので、03では六所神社の元宮といわれる「蛭兒大神宮」を中心に、六所神社の境内社「今夷社」やエビス信仰についてまとめています。 画像の石門は、六所神社境内にあります。この奥に今夷社があるのですが、なんで鳥居じゃないんでしょう。石柱2本の間に注連縄を渡した形の門は古い神社にありますが(国東半島にはあまりありません。私の印象では岡山に結構多かったです。)、あまり見たことがない形。そしてこの門には波形が彫り込んであります。もっとあやしいパーツがあるのですが、際限なく長くなってしまうので、それは本誌で画像とともにご紹介したいと思います! 別冊「探訪通信」では、吉野裕子著「蛇」で展開されている蛇論から、香々地(夷は旧香々地町です)という地名について無責任に考察する予定です。 お楽しみに! もっと見る
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