みなさま、こんにちは。国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ(HRN)の中村です。
キャンペーン終了まで、残り2週間となりました。
6月8日にキャンペーンを開始してから、もうすぐで2ヶ月が経とうとしています。
ここまでご支援をいただいたみなさまには、心から感謝いたします。
さて、法務省で行われている性犯罪規定改正の検討会では、今後話し合う論点の叩き台が公表され、HRNが訴えているポイントについても盛り込まれることになりました。
1)「強制性交等罪」と「準強制性交等罪」の構成要件の見直し
2)地位・関係性を利用した犯罪を処罰する類型の創設
3)性交同意年齢(13歳以上)の引き上げ
4)強制性交等罪の対象となる行為の範囲拡大
5)強制性交等罪の法定刑(5年以上の懲役)の下限の見直し
6)配偶者間の性犯罪行為の処罰規定
7)他人の裸体などの性的な画像を没収できる特別規定の創設
8)時効の撤廃または延長
【詳細】
・法務省:性犯罪に関する刑事法検討会 第4回会議(令和2年7月27日)
・ハフポスト:性犯罪の「暴行・脅迫」要件撤廃も。刑法改正を議論する検討会で、論点の叩き台に盛り込まれる
今回の法務省の検討会には、被害当事者がメンバーとして加わりました。これにより、当事者の声を反映させた議論がされていると実感しています。
しかし、実際に法改正が行われるまで、まだまだ長い道のりです。
そして、法律が変わっても、私たち一人一人の意識変革なくしては、性暴力はなくなりません。
ヒューマンライツ・ナウは、国会へのロビイングだけでなく、イベント・セミナー開催や広報にさらに力を入れて、世論を喚起するための活動に取り組んでいきます。
キャンペーン終了まで残り2週間。
このようなクラウドファンディングがあること、性犯罪に関する刑法改正の議論が進んでいることを、ぜひ周りの人に話していただきたいです。それにより、少しづつ、確実に、性暴力問題への関心や理解を高めることができます。(※ご自身の心は大切に、決して無理にお話ししなくて大丈夫です)
ともに性暴力のない社会を求める仲間として、力を貸してください。
よろしくお願いします!