交差点③
【 五感 -1- 】
hug coffeeには様々なバックボーンがある。
店をはじめた ふたりのオーナー。
それぞれが経験してきたカルチャーを映した店。
ふたりの世界観に魅了され、集まってくるスタッフやお客様も、やはり様々なカルチャーが背景にある。
一番分かり易いのが「音楽」だ。
飲食店には様々な要素が詰まっていて、「空間」を提供する。
口にするものはもちろん、目にするもの、耳にするもの、五感すべてに。
音楽は そんな空間に大いに影響する、大事な、欠かせないものだと思う。
「あ、いい曲かかってるな」と思ってもらえたならば最高だし、無意識にでも「心地いいな」と感じてもらえたり、それが朝だったら「よし、今日もがんばろう」と思ってもらえるような音楽を提供したい。
hug coffeeは数度、DJの方々にMix CDを作っていただいたりもしている。そんなご縁をも繋げてくれる音楽のパワーは やはり偉大だ。
美味しいコーヒーのお供にGood Musicを。
交差点④
【 五感 -2- 】
hug coffeeの「テイクアウトカップ」はスタッフがすべてスタンプを手打ちしている。
ことある毎に増えていくスタンプは何種類あるのだろう。推定30種くらいだろうか。
こんなにカップのバリエーションがあるコーヒー店を、僕は他に知らない。
hug coffeeはこれまでに、数多くのアーティストの方々に携わっていただいてきた。
これも僕がスタッフになる以前の話になるが、今は無き「 3号店( 伝馬町店 ) 」の開店前、BAKI BAKI氏とMON氏のふたりによるユニット「DOPPEL」が店内の壁画を描いていた。
日々変化し、ディテールを深めていく様を見つめながら、ライブペインティングの面白さを知った。
hug coffeeでは、ホットで提供するラテやカプチーノのメニューはラテアートを施す。
飲んでしまえば同じかもしれない。けれども、せっかくならば目にも愉しい方がいい。
店内に飾られた絵画や、看板、カップのスタンプ、それぞれにアーティストがいる。
ちょっと気にして見てみると、そこに発見があるかも。
目で見て愉しい、hug coffee。