既に複数の日本の農家の方からご支援のお申し出をいただいています。
本当にありがとうございます!
実際に毎日土と向き合っておられ、コロナ後の世界の食料事情を認識されておられる方たちからの応援は、何よりの励みとなります。
野菜の種を収穫するには時間がかかり、百年に一度の大変化に対応する時間は限られています!!
皆様もぜひ当プロジェクトをご支援ください!!!
はじめに
はじめまして。西村昭ともうします。私は1995年にインドネシアで事業を立ち上げ、2012年から無農薬自然栽培で野菜を生産し、八百萩°(やおぱぎ)というブランドで自社店舗、ネット宅配、レストラン・スーパー向け卸、バザーなどで販売してきました。
弊社の無農薬自然栽培農地
ジャカルタ市内スーパーマーケットの弊社野菜コーナー(撮影掲載許諾済)
バザーでの野菜販売
直営店(2019年閉店)
オンラインショップ
このプロジェクトで実現したいこと
インドネシアにおける野菜生産の種から栽培そして収穫までの循環を創り出し、真の意味での自給体制を確立します。
プロジェクトをやろうと思った理由
日本でも種苗法の改正が大きな議論となり、反対の声が高まっています。
何故種の自給が必要なのでしょうか?今の農作物の種は、効率を重視し生産力が高まり、均質化することと引き換えに、一代限りで種を採れないF1(ハイブリッド種)が多くを占めています。各国の野菜栽培は種の主要生産国である欧米諸国や日本の大手種苗会社からの種の輸入によって行われてきました。
コロナウイルスの蔓延により、その前提は覆りました。
今後コロナの厳しい感染状況が続く欧米諸国や日本からの種の輸出が停滞した場合、多くの野菜が栽培不能となり食料事情が大きく悪化します。
種の収穫ができまないF1(ハイブリッド種)の種を 、農家はその都度購入して野菜を生産してきました。
そのような種の輸入に依存した野菜作りは、今後成り立たなくなることは間違いありません。
西ジャワ州チパナスの農地
種の国産化が急務
2億7000万人の人口をかかえるインドネシアは穀物の自給率が90-95%ですが、すべての種を国産で賄っているわけではありません。2017年の統計では、インドネシアで栽培されている野菜の種の40%が輸入品です。これを早急に国産化する必要があります。農業大臣も繰り返し種の国産化を訴えていますが、まだ実現できていません。
参考記事
「種の輸入を放置するな」(農業省サイト・インドネシア語)Mentan : Jangan Biarkan Impor Bibit dan Benih Masuk Indonesia
肥料の原材料も、農薬も、そして青果物自体の輸入も大幅に減少し、高騰することが予想されます。
2020年に入り、インドネシアで消費される玉ねぎの主要輸出国である中国からの輸入が停止し、市場から玉ねぎがほぼ消え、価格は3倍になりました。
3年前、ニンジンの中国からの輸入が禁止され入手困難になりました。輸入した種での国内ニンジン生産が本格化するまで半年かかりました。同じことが多くの品種でおこります。
現時点でのコロナに対応するインドネシア政府の農業支援は、各農家に4000円程度を支給する程度にとどまっており、農家が自ら種苗生産の拡大に取り組むには不十分です。
種苗不足が続き、栽培量が減少するのも時間の問題です。食料危機が間近に迫っています。
サニーレタスの採種
固定種による自然栽培と種の自給
私たちは2012年のインドネシアでの農業生産開始から一貫して、種の収穫できる固定種(伝統種)で野菜を生産してきました。
これまでにトマト、ミニトマト、蕎麦、小麦、春菊、サニーレタス、大根、ナス、キュウリ、スイートコーン、モロヘイヤ 、さやえんどう、オクラ、唐辛子の種を収穫してきました。
私が当地で栽培している野菜は「日本で食べている野菜より味が濃厚で美味しい」とお客様から評価いただいています。自分の畑で種を採り自然栽培でじっくり育てた在来種(種が取れる品種)は栄養価も高く、ハイブリッド種より長く鮮度を保つことができます。
私たちの野菜生産は全て、肥料・農薬を使わない自然栽培です。
安全で高品質な市場価格に左右されない野菜をつくることで、農業に関わる人々が 十分な収入が得られる仕組みづくりを目指してきました。
2020年2月から開墾を始めた西ジャワ州チパナスの農地では、他国からの輸入に頼らない高品質の野菜の種を生産を開始しており、既に7種類の栽培を始めています。
採種用の大根とオクラ(2020年5月 弊社農地 )
インドネシアが真の意味での食料自給を達成するためには、地域での種蒔きから採種までの循環を早急に 広めていくことが必要です。
そのための初期費用を広く募りたいと考えています。
これまでの活動
これまでの私の活動については、昨年CAMPFIREで募集した下記プロジェクトに詳細が記してあります。是非こちらもご覧ください。
資金の使い道
・農業資材の移転設置費用 100,000円
移転元:
弊社ジャカルタ倉庫
移転先:
西ジャワ州チパナス Cikanyere, Cipanas, Cianjur, Jawa Barat 43254
・採種用グリーンハウス補修資材・建設費(下記写真参照)200,000円
・種苗購入費 100,000円
・種苗生産人件費(6か月)200,000円
・GoodMorning手数料(手数料9%、振込手数料5%、早期振込サービス5%)152,000円
・消費税 15,200円
リターンについて
[1,000円以上のご支援ご支援で]
・お礼のメッセージ
・当サイトでの事業経過報告
[3,000円以上のご支援ご支援で]
・弊社専用ページで事業継承を報告
・お礼のメッセージ
[5,000円以上のご支援で]
・弊社専用ページで事業継承を報告
・お礼のメッセージ
・八百萩°オリジナルバンダナを提供(赤、白、紺の三色から一枚)
[日本に住所があり、2020年8月にジャカルタに居住予定の皆様]
5,000円以上のご支援で
・弊社専用ページで事業継承を報告
・有機栽培野菜詰め合わせ 1,000,000インドネシアルピア相当
・お礼のメッセージ
[10,000円以上のご支援で]
・八百萩°Tシャツ(フリーサイズ・メンズLサイズ相当/ピンク、白、黒の三色から一枚)を提供
・弊社専用ページでプロジェクトの経過報告
・お礼のメッセージ
【農業者向けコース】
15,000円以上のご支援で
・インドネシアへの農業事業についてネット電話で1時間相談。
*相談チケットの有効期限 2020年5月〜2020年6月(土日祝を除く)
(実施日時はメールにてご相談させてください)
【種苗プロジェクト視察コース】
30,000円以上のご支援で
・弊社サイト、プロジェクトの実施施設にお名前/ロゴを掲載(2年間)
・プロジェクトの視察(インドネシアまでの旅費別、オプション)
・自然栽培と種苗づくりを体験(同上)
・八百萩°の野菜をジャカルタのレストランにて味わう(同上)
*視察の実施時期については、コロナウイルスの感染状況により、ご相談させてください
【農業者向けコース】
50,000円以上のご支援で
・種苗生産プロジェクトの実施施設に、お名前/ロゴを掲載(2年間)
・インドネシアへの農業事業進出についてネット電話2時間相談。
*相談チケットの有効期限(2020年5月〜2020年6月(土日祝を除く)
実施日時はメールにてご相談させてください。
【農業者向けコース】
100,000円以上のご支援で
・種苗生産プロジェクトの実施施設に、お名前/ロゴを掲載(2年間)
・インドネシアでの農産事業についてネット電話で相談
*相談チケットの有効期限 2020年5月〜2020年6月(土日祝を除く)
実施日時はメールにてご相談させてください
[大口支援者向け]
500,000円以上のご支援
・種苗生産プロジェクトの実施施設に、お名前/ロゴを掲載(2年間)
・インドネシアでの農産事業についてネット電話で相談
*相談チケットの有効期限 2020年5月〜2020年8月(土日祝を除く)
・インドネシアにおける農産事業のレポート
(実施日時、レポート内容はメールにてご相談させてください)
・弊社の農村開発プロジェクトにご参画(オプション)
実施スケジュール
2020年4月 種苗生産開始
2020年6月 採種用グリーハウス整備
2020年8月 採種開始(10,000粒/月 2.5トンの野菜生産が可能な量)
2020年10月 採種増加(50,000粒/月 12.5トンの野菜生産が可能な量)
2020年12月 採種増加(100,000粒/月 25トンの野菜生産が可能な量)
最後に
私は1987年から6年間、東京のフェアトレード会社に参画しました。フェアトレードとは、公正な価格で取引を行い貿易によって発展途上国に仕事を創るというものです。そこで得た最大のものは、一過性の支援でなく継続的に仕事づくりをしていくこと、その仕組みづくりを支援していくことの大切さです。
インドネシアに会社を設立し、今このプロジェクトで「種の生産」を支援しているのも、そのような考えに基づくものです。
野菜はすべての生き物の基本です。良い野菜が育つよい土地があれば海も豊かな環境となります。 私たちは無農薬自然栽培の技術を当地の方たちと共有し、種の自給による地域の自立を進めていきます。
皆様のご協力をお待ちしております!
<All-in方式>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
*当ページに掲載した野菜、農地、設備等の画像は全て弊社が撮影し著作権を有するものです。
PHOTO : © 2020 PT. Bina Desa All rights reserved
最新の活動報告
もっと見るボゴール農科大学から研修生を受け入れます
2021/12/18 01:56このたび弊社でボゴール農科大学から研修生を受け入れることになりました。11月に同大学の学生が西ジャワの畑を訪れ、「実地研修の受け入れ先を話している。引き受けてもらえないか?」という話になりました。研修内容などについて協議を重ね、正式に受け入れが決定しました。当地での自然栽培研修が大きく前進しました。研修は毎年実施予定です。研修は2022年1月から3か月間です。研修実施農地(インドネシア西ジャワ州)弊社の自然栽培と種苗の収穫、農業におけるビジネスの可能性についてじっくり研修します。それに伴い、研修実施費用の支援をうけるためのクラウドファンディングを立ち上げる予定です。以下は公開前のページです。インドネシア農大生の実地研修プロジェクトへのサポートを!公開時に皆様にご共有いただけましたら幸いです。 もっと見る
新しい採種用グリーンハウスを建設しました。
2021/04/13 19:41今まで使っていた採種用のグリーンハウスが手狭になり、新しいグリーンハウスを建設しました。4月3日 建設開始4月8日 UVスクリーンの取り付け4月9日 完成このハウスで、さらに多品種の種を生産してきます。 もっと見る
種苗生産報告2020年12月
2020/12/31 00:49種苗の生産状況をご報告いたします。これまでのハウスが手狭になったため、より広いハウスを補修し、採種専用の場所といたしました。上の写真はハウス改修中の様子です。こちらが改修後のハウス。当地は粘土質で水はけが悪いため、土を入れ替えました。腐葉土と椰子の炭を撒きます。一番上にキノコの廃菌床を撒きます。インドネシアの雨季は、湿気・黴との闘いです。湿度が90%以上の日が3か月以上続きます。黴のついた葉は、手作業で取り除きます。このハウスでこれまでに以下の種を採種しました。きゅうりミニトマト桃太郎また、露地栽培でオクラ、さやえんどうの種を採種しました。今後、蕪、ルッコラ、大根、西瓜などの採種を続けていきます。 もっと見る
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