今回のプロジェクトのリターンに【プロジェクト日記】というリターンがあります。
今回の進捗報告ではその一部を公開します。
今回は【仮説編】としてなぜ【大食いYouTuberは“#蕨メシ”を食べつくせるか!?】という企画をやろうと思ったか、『大食いYouTuber×クラウドファンディング』というやり方が新しい飲食店の応援の形となるのではないか?と考えた仮説についてお話します。
【挑戦編】では主にクラウドファンディングの準備~挑戦期間中にやったことを公表します。
【結果編】はクラウドファンディングの結果~動画公開までの流れを公表します。
【検証編】は動画公開後に飲食店に反響があったかなど検証結果を公表します。
進捗報告では【挑戦編】の途中までは公開予定です。
またnoteでも公開しますが、4部作全てを読むには当プロジェクトのリターン以上の価格設定を行う予定です。
また、リターンとしてメールする内容は、より質を上げるための加筆修正を行う場合があります。
~~~~~~~~~~~~~~~以下が内容の公開になります~~~~~~~~~~~~~~~
新型コロナウイルスの猛威により日本全国の飲食店が大きな影響を受け続けている中、多くの飲食店がデリバリーやテイクアウトに乗り出しました。
日本全土に緊急事態宣言が発令され、不要不急の外出を控えなければいけない私たちは必然的に家の中で過ごす時間が増えます。
スーパーは食品など生活必需品を買いに出てきた人たちで混雑しているから、なるべく行きたくないけどインスタント食品ばかりじゃ飽きてしまう。
そんなとき、飲食店が作る料理をテイクアウトやデリバリーできるのは便利ですよね!
営業自粛や営業時間縮小を求められている飲食店を応援するために「スーパーやコンビニの惣菜を買うように飲食店でお弁当・お惣菜を買おう!」という動きは増えてきていて、これまた日本各地でテイクアウトを利用した飲食店支援が盛り上がっています!
私の地元・埼玉県蕨市も例外ではなく、テイクアウトした料理の写真を撮りSNSにポストする際には“#蕨メシ”とタグ付けして、蕨のお店を応援しようというサイトが起ち上がりました。
サイトを起ち上げたのは、私と同じ一般市民の方。
こういうことをパッと動いてスタートさせる方、本当に尊敬します!
もちろん私も蕨のお店でテイクアウトを利用させてもらっていて、その際には“#蕨メシ”とタグ付けしてSNSにポストするようにしていますが、友人と話していてもまだ“#蕨メシ”のことを知らない蕨市民が結構多いという印象を受けました。
そこで、サイトを起ち上げたのが一般市民の方であるのなら、私はこの素晴らしい活動を拡散する方法を考えようと決めたのです!
そこで考えたのがこの『大食いYouTuber × クラウドファンディング』による飲食店支援です。
別に言う必要はないのですが、YouTubeを使った拡散方法として最初に思いついたのは作戦はこちら。
『地元の仲間で各自が美味そうと感じた“#蕨メシ”を10,000円分用意してきて集合し、お酒を飲みながら“蕨あるある”や“食レポ”なんかをしている動画を撮影してYouTubeで公開する。』
我ながら本当に酷い企画ですね(笑) 公開されていたらと思うだけで背筋が凍ります。
まずもって、無名の素人(イケメンや美女なし)が10人ぐらい出てきて、酔っ払いながら下手くそな食レポなんか披露されて、おまけにデカい声で盛り上がってる身内ネタなんて果たして誰が見たいでしょうか?
「“3密(密閉・密集・密接”)を避けろ」と言われている中で、そのすべてを兼ね備えた不快な動画…。テイクアウトされて店名を出されるお店も迷惑でしょう(笑)
そんなことを考えている中で、どうやら“#蕨メシ”を拡げる為には以下の4つをクリアする必要がありそうだとわかってきました。
①“3密”を避ける
②1食でも多く“#蕨メシ”を食べて、1店でも多く蕨のお店を紹介する
③既存のクラウドファンディング上のプロジェクトとの差別化
④人に話したくなる企画
そこで私が目を付けたのが『大食いYouTuber』という存在です。
大食いYouTuberの方の動画を見ると、固定カメラを設置して一人で撮影しているように見えます。
それでいて一般人の10倍以上の量を食べる胃袋を持つ方たちですから、①と②の条件は問題なくクリアできそうです。
そして今現在、日本中で次々と起ち上がっているクラウドファンディングのプロジェクトを一通り見てみましたが、“売上の先払い”か“リターン無しの支援”あたりが主流で、大食いで飲食店支援というプロジェクトは見当たりません。
つまり③もクリア。
最後に、大食いってジャンルはかなり需要があって、大食いYouTuberのチャンネル登録者って数十万とか数百万なんて方もいらっしゃいます。
テレビ番組で大食い企画をよく見るのもファンが多い表れでしょう。
視聴者として見てても1人で20人前食べるとかインパクト抜群ですよね。
これは④も期待できそうです。
とりあえず、この時点で“#蕨メシ”を拡散する企画はこの線で進めることが決定です。
そして、飲食店を応援する方法として、『大食いYouTuber』×『クラウドファンディング』は相性が良いと考えるようになりました。
それはなぜか?
この考えを説明するに当たり、“八方良し”という考え方を参考にしています。
“八方良し”は「売り手」と「買い手」と「世間」の三方にとって良いという近江商人の“三方良し”をより細分化した考え方で、『あらゆる側面から見て好もしく判断されるさま、非が見当たらないさまを意味する表現』とされています。
つまり、誰も損をしないし、誰も不幸にならないということ!
この“八方良し”という考えを『大食いYouTuber × クラウドファンディング』に当てはめてみるとこうなります。
まず中心となるの【経営者】ではなく、クラウドファンディングを立ち上げる【プロジェクトオーナー】になります。
応援したい飲食店の為に“大食い”というエンターテイメントをお届けする人です。
そして経営者と社員の関係性とは違うけど、共通の目的を持つという意味では【社員】は【仲間】となります。
プロジェクトオーナーを応援して協力してくれる人です。
プロジェクトオーナーが仕事として“大食い”を依頼する訳だから【取引先・債権者】は【大食いYouTuber】になりますね。
応援したい飲食店を紹介する為に“大食い”というエンターテイメントを作ってくれる人です。
もちろん仕事なので、その報酬とYouTubeチャンネルでのネタを手にします。
【株主】はクラウドファンディングのプロジェクトに支援してくれたり情報をシェアしてくれる【支援者・協力者】です。
プロジェクトに共感、同じ飲食店を応援したい、単純に“大食い”が好き、支援する理由は様々ですが、“大食い”というエンターテイメントを購入する人です。
プロジェクトオーナーがサービスを提供する相手だから、【顧客】は新型コロナウイルスの影響を受ける【飲食店】ですね。
“大食い”を通じてお店の宣伝広告効果を得る人です。
大食いYouTuberの方が食べた分(最低10人前以上)の売上も期待できます。
【地域】【社会】【国】はそのままでよさそうですね。
新型コロナの影響を受ける(社会)お店を、“3密”を避けて(国)応援できて、そのお店が繁盛すれば地域活性化(地域)としても貢献できます。
この考えは、応援したいお店をクラウドファンディングで宣伝して、大食いYouTuberに食べてもらって売上で貢献して、その大食いYouTuberの動画公開でさらに宣伝することが目的です。
どうですか?
誰も損をしないし、誰も不幸にならない企画だと思いませんか?
最近は大食いYouTuberの方のチャンネルもテイクアウトやデリバリー系が増えてきました。
今回はそこにクラウドファンディングを掛け合わせるとどんな効果が得られるのかを試してみます。
私はクラウドファンディングを利用する一番のメリットは宣伝広告効果だと思っています。
クラウドファンディングで支援した方はそのお店のファンになる確率が高く、つまりその後にお店に訪問する確率も上がります。
YouTube動画を観る為にチャンネル登録もするかもしれません。
お店に行って、動画の中で紹介されたメニューを食べる方もいるでしょう。
やっぱり誰も損をしないし、誰も不幸にならないのではないでしょうか?
これが本当に価値のある企画なのか、上記のように感じたことがただの夢物語なのか。
実際にやってみることで検証してみます。