当宿自慢の女将、えみちゃん。 6年前に木沢のおばあちゃん達と作った『杉の娘楽校』メンバーで、互いに一人暮らしということもあり、よく夕ご飯に誘ってくれました。 『一人だから寂しいんだろうな』 当時の自分はそのぐらいに思っていました。 でも朝ドアミラーにお弁当を下げてくれたり… 風邪で寝込んだ時、お粥を作ってきてくれたり… 学生の面倒も嫌な顔一つせず引き受けてくれて… えみちゃんは、ずっとそばにいてくれました。 自分語りが苦手なえみちゃん 女衆7人で始めた食事処も、最後の一人になるまで続けていました。。。 “頼まれたら断れない、頑張る人を支えたい” そういう優しい人なんです。 だからこそ彼女の料理には魔法がかかっている、ボクはそう思っています。だってボクや学生、食べた人みんなを虜にしてしまうんですから・・・ 唯一無二の彼女の料理にボクや学生らは敬意を込めて 『えみこ飯』と呼んでいます。(学生を自宅に招いてのえみこ飯) 離れがたい人が、傍にいてくれる人がいる ボクが木沢に残れたのはえみちゃんがいたから 『食べた人を幸せにする魔法の料理をもっと多くの人に食べてほしい』 だからゲストハウスになったんです。 築150年の古民家に惹かれ、多くの外国人が訪れる当宿。そして外国人は皆んな『えみこ飯』に衝撃を受け、驚かれます。 “日本で食べた中で一番!” “京都も良かったけど、ここが最高!!” 世界中多くのお客様に喜ばれ、今や世界に誇る食文化遺産になっています。彼女の気遣い優しさも、どこか懐かしい実家感を演出してくれています。 まるでおばあちゃんちに帰ってきたような。。。 こんな年の差41才の凸凹コンビが運営する、不思議な宿が杉の子です 宿再開の折には是非自慢のえみこ飯を味わっていただければと願っています。