2020/05/05 18:00
Art Center Ongoing 代表の、小川希さんから、コメントをいただきました。
なぜ、個々人の芸術文化関係者を守ることが重要なのか。私たちに何ができるのか。考えさせられます。
小川希さんプロフィール
- 1976年東京生まれ。2001年武蔵野美術大学卒。2004年東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。2002年から2006年に亘り、大規模な公募展覧会 『Ongoing』を、年一回のペースで企画、開催。その独自の公募システムにより形成したアーティストネットワークを基盤に、2008年に吉祥寺に芸術複合施設Art Center Ongoingを設立。現在、同施設代表。また、JR中央線高円寺駅~国分寺駅区間をメインとしたアートプロジェクト『TERATOTERA(テラトテラ)』のチーフディレクターも務める。
Art Center Ongoingホームページ:http://www.ongoing.jp/ja/
『Art Center Ongoingは、いまの時代を担う必見アーティストを紹介するギャラリースペース、新旧アートブックの閲覧も可能な交流の場としてのカフェ&バースペース、そして独自のネットワークにより編纂した広範なアーティスト情報を提供するライブラリーブースを併設する芸術複合施設です。』
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自分のことを「フリーランスです」と話すアーティストは僕の周りにはあまりいないけど、どこにも所属せず自らの身一つで作品を生み出し続けている彼ら彼女らのことを考えると、やはりフリーランスということになるのだろう。そんなアーティストたちの発表の場は、今、軒並みクローズし、収入を得られるはずだったアートイベントやプロジェクトも中止や延期が続く。いつもギリギリの生活をしながら唯一無二の作品を生み出してきた「フリーランス」のアーティストたちにとって、この現状はとうに限界を超えてしまっているのだ。一人で戦い続ける「フリーランス」のアーティストたちを救えるのは、このタイミングを逃したら、もう決して訪れやしない。
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小川さん、ありがとうございます。みなさまからの引き続きのご支援、応援、よろしくお願いいたします。