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アーツ・ユナイテッド・ファンド(AUF)芸術文化を担うフリーランスを救いたい!

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

芸術文化の生態系を支えるアーティスト、フリーランスの制作者や技術スタッフは今、新型コロナ禍で大きく影響を受けています。頼れる団体等がなく、孤立しやすいフリーランス。彼らがいないと芸術文化の未来が途絶えてしまう。分野や役割を超えて声を束ね、共に連帯し支援するため、この基金を設立しました。

現在の支援総額

6,501,280

26%

目標金額は25,000,000円

支援者数

461

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2020/05/01に募集を開始し、 461人の支援により 6,501,280円の資金を集め、 2020/05/30に募集を終了しました

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現在の支援総額

6,501,280

26%達成

終了

目標金額25,000,000

支援者数461

このプロジェクトは、2020/05/01に募集を開始し、 461人の支援により 6,501,280円の資金を集め、 2020/05/30に募集を終了しました

芸術文化の生態系を支えるアーティスト、フリーランスの制作者や技術スタッフは今、新型コロナ禍で大きく影響を受けています。頼れる団体等がなく、孤立しやすいフリーランス。彼らがいないと芸術文化の未来が途絶えてしまう。分野や役割を超えて声を束ね、共に連帯し支援するため、この基金を設立しました。

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太鼓奏者のはせみきたさんより、応援メッセージをいただきました!ありがとうございます。

残り10日間、まずは1,000万円をめざして、引き続き頑張っていきたいと思います!どうぞよろしくお願いいたします。

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 私が身を置いている“和太鼓界”は、日本各地に存在する祭事や神事にまつわる踊りや唄の伴奏、あるいは太鼓そのものが主役となる郷土芸能に端を発し、現在では、戦後「創作和太鼓」として爆発的に広まった「組太鼓(集団による太鼓アンサンブル)」というスタイルが圧倒的主流となっています。今日世間の目に触れる太鼓演奏のほとんどが集団芸であり、世の中の“太鼓打ち”の9割以上は、プロアマ問わずなにがしかのグループの構成員として活動しています。もともとが素人芸の世界ですので、太鼓演奏が「職業」として存在することが認知されるようになってきたのも比較的最近のことですし、私のようにいわゆる「フリーランス」として太鼓の演奏・指導に携わる人間はごく稀な存在です。

 どの業界においてもそうだと思いますが、フリーランスというのは肩身の狭い思いをすることが多い。私の場合、楽器の特性上行政の主催するイベントや学校の芸術鑑賞会なども大事な表現の場となるわけですが、こういった現場に身一つで出かけていく心細さ、売り込みに足を運んだ時に全く相手にされない虚しさは、形は違えど多くのフリーランスの方が経験されていることだろうと思います。

 今回のコロナ禍に直面し、演奏・指導共にあらゆる仕事がストップし「貧乏暇なし」がただの「貧乏」になった、こんな時にさてどうしようと思案を巡らせていると必ず押し寄せて来るのは、『俺って必要なのか?』という、自分の存在意義への疑問・不安です。まさに負のスパイラル思考の入り口…。そんな時にAUFの活動の情報は、暗闇を照らす一筋の光となって心の暗雲を払拭してくれました。

 金銭等の具体的な支援もそうですが、自分たちを気にかけてくれている人々がいるということ、「そうか、俺たちも声を上げてもいいんだ」と思わせてくれること、これがなにより大きいと思います。我々舞台に立つ者に限らず、その舞台を支えてくれるかけがえのない仲間でありパートナーである多くの技術者・ブレーン達も含め広く[文化を支えるもの]として同等に取り扱っている点に、強く共感を覚えます。ただ、支援の応募の仕方として「夢を語る」という部分は、表に出ず声は発せず技で語る、的な職人気質が根強く残る現状の日本の舞台技術者達の声を拾うには向かないかも…と思いもしますが、いずれにせよこのAUFの運動が発火点となり、また別の支援活動が生まれていったらいいなと、思います。

 今回のAUFの活動が、壁に直面しているフリーランスに救いの手を差し伸べることにとどまらず、ジャンルを超えた「文化活動に携わるフリーランス」達の新たな出会いの場・語り合いの場となること、そしてその活動が広く世に知られることによって、一つの舞台・一つの文化事業にいかに多くの人々が関わり、その人たちの夢と生活がかかっているかということを、世間一般の人々に再認識してもらうきっかけとなることを、期待しています。

 私の場合、40年近くにわたり「太鼓独奏者」としての道を切り拓き、トップランナーとして唯一無二の舞台を作り続けている師匠・林英哲の背中に憧れ、フリーランスとしての生き方を自ら選びました。いまだ出口が見えない現状の中、先に述べた不安に足元が揺らぎつつも「こういう状況をいかにしたたかに乗り越えるかもフットワークの軽いフリーランスならではの腕の見せ所だ!」と自分を奮い立たせ、動画配信とビデオ会議アプリによるマンツーマンレッスンを組み合わせた独自のオンラインレッスンのサイトを立ち上げ、悪あがきに心血を注いでいます(笑)。日本文化の一端を担っているというささやかな誇りとAUFの活動を一つの心の支えにして、明けない夜はないと心に念じ一匹狼稼業を続けていく所存です。

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<プロフィール>

はせみきた(太鼓)
静岡県沼津市出身。静岡大学教育学部を卒業後プロ演奏家としての活動を開始。太鼓奏者の第一人者・林英哲に師事し、「英哲風雲の会」コアメンバーとして数々の大舞台に立つ。箱根の麓に稽古場を構え意欲的にオリジナル作品を創作、国内外で演奏活動を活動を展開中。イベントのプロデュース、楽曲提供/指導、学校公演/教室/ワークショップなども精力的に行っている。音楽性の高い演奏と、林英哲師直伝の大太鼓の打ち姿には定評がある。阿部サダヲ主演舞台『八犬伝』、市川海老蔵自主公演『ABKAI』、テレビ朝日『題名のない音楽会』などにも出演。アルバム『オトダマ(2014)』『風の記憶(2019)』をリリース。2020年NHK大河ドラマ『麒麟が来る』に出演。
コロナウイルス感染拡大を受け、自宅でできる補助的な稽古方法などを動画配信するオンラインレッスンサイト[UTSU-LA.net]を開設。
公式ホームページ http://granbeats.com/
オンラインレッスン[UTSU-LA.net] https://mkthase.wixsite.com/mikitaonline

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