締め切りまであと4日。目標までは届いていませんが、クラウドファンディングを通じた応援だけでなく、個々でも応援のメッセージが沢山寄せられています。今回の企画は『高齢者』『障害者』『子ども』とか、『介護サービス』『困窮支援』とか、何かの対象で括ったものではなく、福祉の中でも、もっとも分かりにくい『地域福祉』と言われる分野になります。『地域福祉』は、あらゆる人がつながりと関わり合いによって、『地域』という中で同じ生活者として誰もが自分らしく生活できるような社会環境の実現を目指すもので、広い対象と広い意味での福祉であり、そして福祉そのものの根底をささえるものでもあります。
地域福祉活動は、その価値を伝えるにはややこしくて、必要度合いが伝わりにくいです。
なので、多くの活動者の始まりは「頼まれたからしょうがない。」「役が当たった」とか「少しでも役にたつならば」という、軽い気持ちと、少しの善意がきっかけということがよくあります。
しかし「頼まれたし」とか「誰かのために」と思って取り組んできたことが、実は『一番、自分のためになっていた』とボランティア活動や地域福祉活動をされている方は口を揃えて言われます。そして、活動者のみなさんは、活動を重ねられるにしたがい、いきいきと輝きを増し、活力に溢れていかれます。
『自分を気にしてくれている人がいる』『必要としてくれている人がいる』『喜んでくれた』『笑ってくれた』。
それらは、何か直接的な変化にならないかもしれません。命にも直結していないかもしれません。
しかし、それは支援を受けている側とか支援している側とか関係なく、誰もが自分らしさを実感し、いきいきと暮らす、さらに人が人として生きていく中で、とても重要なキーとなる『自己有用感』そのものではないでしょうか。
このプロジェクトは、そんな福祉の根底となる『想い合い』をつなげる一つの取り組みです。
締め切りまであとわずかですが、多くの方が「誰かの明日を願う」想い合いの取り組みに参加してくれることを願っています。