▼はじめにご挨拶
和味の宿 角上楼 主人 上村純士
はじめまして、みなさん。
みなさんは愛知県の南端、渥美半島及び伊良湖岬をご存知でしょうか?多くの方は聞いたことも行ったこともない、あるいはまったく知らないという方も大勢いらっしゃるかと思います。かつて島崎藤村の「椰子の実」という詩の舞台にもなり、最近ではサーフィンの世界大会の開かれるメッカとして知られているようです。
私ども角上楼はその渥美半島の福江町、かつて渥美半島唯一の港町として、色町として昭和の初めから大変にぎわったところでした。 それが、時代の流れとともに、廃れて行き、いまでは普通の住宅街にわたくしどもの旅館がぽつんと残っているようなさみしい現実があります。
角上楼創業当時の福江町の様子
歴史は長い当館ですが、宿泊に特化して営業を始めたのは平成10年、廃業寸前だったのを、本当に少しずつ手をいれていき、年間5人の宿泊者数を平成17年には1万人近い利用者数にしていきました。
現在、ピーク時から減少している宿泊者数を、今回のプロジェクトでより個性のある宿として再生(リボーン)させ、皆様に「古くて新しい個性のある日本旅館」を味わっていただきたいと思います。
▼今回のプロジェクトの目的
今回、私どもがやりたい、やろうとしていることは、まず井戸配管設備の修繕です。 当館では約150メートルの地下からの井戸水(天竜川の伏流水)を使用し、お茶やコーヒー、お出汁など皆様からおいしいと評判をいただいております。 ところがその設備が老朽化し、井戸を汲み上げることができず、その美味しい天然水をご提供できなくなりそうなのです。
老朽化した汲み上げ装置と貯水槽
私どもは以前から日本一の漁獲高や生産高を誇る天然とらふぐやアサリや大アサリ、キャベツやトマトなどの地野菜をふんだんに使った料理をご提供していますが、その根本は「水」だと思っています。 その根本である水を整備しなおし、「美味しいものを食べ、美味しいものを飲む宿」として再生することが目的です。
地元の新鮮でおいしい野菜をふんだんに使用した当館の鍋料理と旬の地魚を堪能できるコース料理
そのままでもとてもおいしい、当館自慢のお水
▼資金の使い道
今回のプロジェクトでは次のことを計画しております。
①角上楼の井戸配管設備の整備
②角上楼の*サロンスペースの充実
③新規のホームページの作成
*本館1階に今年の4月からオープンした”ミューズサロン” ハッピーアワーとして生ビールやワイン、ちょっとしたお料理を楽しんでいただいております。
▼リターンについて
3,000円から1,000,000円までの15パターンをご用意いたしました。
*3,000円 ①・・・・・お礼状と柏井先生のサイン入り宿本「日本百名宿(光文社)」を送りします。
柏井壽 / 京都市生まれの小説家、エッセイスト。
*5,000円 ①・・・・・角上楼の味をお気軽に、定評ある松花堂による入浴券付ペア平日昼食券(8,000円相当)
*5,000円 ②・・・・・渥美の日本一の貝を楽しむ大アサリや平貝、ミル貝など詰め合わせ、レシピ付き(8,000円相当)
*10,000円 ①・・・・・角上楼の味を堪能する、入浴券付角上楼風海浜料理ペア平日ご夕食券(18,000円相当)
*10,000円 ②・・・・・天然とらふぐを楽しむ、鍋用とらふぐ2人前500g(18,000円相当)
*30,000円 ・・・・・角上楼の姉妹館井筒楼に泊まる、平日ペア宿泊券(一泊二食) 2枚分 (50,000円相当)
*40,000円 ①・・・・・角上楼に泊まる、平日本館ペア宿泊券(一泊二食) (60,000円相当)
*40,000円 ②・・・・・天然とらふぐをご自宅で。てっさ、てっちりなどふぐ満載の宅配コース4人前 (60,000円相当)
*50,000円・・・・・角上楼に泊まる、平日露天風呂付客室ペア宿泊券(一泊二食) (70,000円相当)
*80,000円・・・・・お好きな時にどうぞ。極上天然とらふぐを楽しむ角上楼露天風呂付新刊客室ペア宿泊券(一泊二食) (100,000円相当)
*100,000円・・・・・お好きな時にお好きなお部屋、お料理をご利用ください。角上楼宿泊券 (120,000円分) ※期限はありません!
*150,000円・・・・・お好きな時にお好きなお部屋、お料理をご利用ください。角上楼宿泊券 (180,000円分) ※期限はありません!
*300,000円・・・・・お好きな時にお好きなお部屋、お料理をご利用ください。角上楼宿泊券 (400,000円分) ※期限はありません!
*500,000円・・・・・お好きな時にお好きなお部屋、お料理をご利用ください。角上楼宿泊券 (700,000円分) ※期限はありません!
*1,000,000円・・・・・お好きな時にお好きなお部屋、お料理をご利用ください。角上楼宿泊券 (1,300,000円分) ※期限はありません!
▼作家 柏井壽先生からのメッセージ
水、それはあらゆるものの根元(みなもと)です。わたしが住む京都でも、昔から水は大切にされてきました。角上楼に訪れる度、この宿は本当に水が美味しい、大切にしているのだな、と思っていました。
今回、角上楼がクラウドファンディングを行うその目的を聞き、改めて水の大切さを痛感しました。 宿として決して恵まれているとは言えない場所で、昔ながらのものを大切にしながら、土地を、水を、宿をきちんと守り抜く。聞くと、宿の前の路が石畳になるとのこと。 是非この機会に水を取り戻し、人の流れを取り戻し、個性ある味と味わいの宿として角上楼が日本の宿の指標となりうるよう応援しています。
頑張ってください!
▼最後に
今回の事業は、もちろん唯一無二の個性ある日本旅館に角上楼を再生させたい、ということが本筋ですが前記したように日本各地にある昔ながらの割烹旅館が次々と廃れ、無くなっている現在、その指針に当館がなり、決して観光地ではなくても個性を持ってやれば、十分存続できる、ということを示したいのです。 そして、皆様のご協力が私どもだけでなく、日本の宿の救いの手を差し伸べることとなり、宿を育てる・宿という日本文化を育む一翼をになっていただきたいのです。
育ての親としての皆様にお会いできますことを楽しみにしております。
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