CATS WELCARE支援者の皆様、こんにちは。CATS WELCARE代表の川越里佳です。
最近すっかり寒くなってきましたね。施設のねこたちはすでに暖房、カイロでぬくぬくしています(=^・^=)。暖房が切れるととたんに動きが鈍くなります。わかりやすい(笑)。
皆様も風邪をひかないよう暖かくしてお過ごしくださいね。
先日よりクラウドファンディングのリターン送付を開始しております。来週の初めまでにはお手元にお届けできるかと思いますのでお楽しみに。もし届かない方がおられましたらinfo@catswc.orgまでメールでご連絡いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
さて、クラウドファンディング終了後も、CATS WELCARE周辺ではいろいろなことが起こっています。今一番の問題は写真のかわいらしい子ねこ、ビートくん。生後5か月です。
この子はCATS WELCAREでボランティアをしてくださっている方がこの夏保護しました。運悪く当施設に空きがなかったため、8月に他の保護猫カフェに行きました。が、そちらのカフェで体重が増えず様子がおかしいということで保護主さんのもとに先日帰ってきました(ここのカフェは医療費は保護主さん持ちというルールだそうです)。ガリガリに痩せ、発熱・下痢もありいろいろ治療をしましたがよくならず、先週初めにネコ伝染性腹膜炎(FIP)と診断されました(涙)。
FIPは治療をしないと100%助からない致死性の病気です。が、最近いいお薬ができて半数以上の子を救命できるようになりました。けれどもお薬は日本では認可されておらず、とても高額です。12週間の治療をするためには100万円以上の費用がかかります。
以前、CATSWELCAREの卒業生ネルもこの病気になり、クラウドファンディングで治療費を募りました。多くの方々にご支援いただき、今はすっかり元気にしています。
保護主さんはネルのことでご支援をくださった方でもあり、FIPのことはよくご理解されています。ビートくんの命はお金には代えられないので、早速お薬を購入し、治療を開始されました。
ビートくんはひどい貧血もあり、輸血が必要で、保護主さんの飼いねこのしまおくん(6歳)に供血ねこになってもらい輸血もしました。酸素投与も必要で、現在酸素テントを用意してテント内で治療をしています。
今回の医療費はすべて保護主さんがご負担されています。が、CATS WELCAREのボランティアさんであり、ネルの時は力を貸してくださった方でもあるため、当施設としてもできる限りのサポートをしたいと思っています。そもそも、ビートくんはこの方の飼いねこではなく、野良ねこだったんだからこの子の運命だと考えることもできたのですが、優しい保護主さんにはそれができません。 善意で保護したねこが病気になるたび、高額な医療費を負担しなくてはならないとしたら保護活動はとても大きな負担となってしまいます。
医療費の援助ができればいいのですが、CWC自体の経営が苦しく叶いません。私たちにできるのは治療のお手伝いと、一人でも多くの方にビートくんのことを知っていただき応援していただくことです。
誠に恐縮なのですが、読者の皆様の中でビートくんの治療に協力してもいいと思われる方がいらっしゃいましたら下記の銀行口座までご支援よろしくお願いいたします。
三井住友銀行 立売堀(いたちぼり)支店(店番123)
普通 1649827 猫のいるタイ古式マッサージサロン にゃんぐりら
(とってもかわいい小梅ちゃんというねこがお迎えしてくれます。マッサージサロンご利用で応援いただくこともできます)
クレジットカードでのお支払いをご希望の方はこちらからお願いいたします。
CATS WELCAREが設立されて今年の末でようやく1年です。この短期間のうちに2匹もFIPの子ねこがでるなんて…。開設時には予想もできなかったことです。2匹とも施設内での発症ではないですが、今後施設内で発症する子が出た場合の資金確保も考える必要がありそうです。本当にお薬がもっと安く手に入るようになってほしい。
それについてはこちらで署名もできます。ご協力ください。
続いてご案内です。
以前にもご報告させていただきましたが、クラウドファンディングで命をつないだ保護ねこネルの物語が絵本になります。保護ねこの存在を少しでも多くの方に知っていただきたいと制作を決めました。完成は来年4月ごろの予定です。
その絵本原画展を10月21日から30日まで大阪市中央区のギャラリーで開催中です。お近くの皆様はどうぞ足をお運びくださいませ。お越しになれない方は絵本の販売予約も開始しています。収益の一部はネルの医療費およびCWCの運営費に充てられます。ご予約どうぞよろしくお願いいたします。
引き続き、ネル、ビート、そしてCATS WELCAREをよろしくお願いいたします。