こんにちは。
古民家カフェ蓮月の輪島です。
今だに修繕に至らず申し訳ございません。
先月、別の瓦屋さんにも見に来てもらいました。
予算からするとなかなか厳しそうな反応でした。
見積もりがあがって来るのを待っている状況ですが、もし難しければまた別の瓦屋さんを探そうと思っています。
今日は別の修繕のお話です。
お店には蕎麦処『蓮月庵』時代から、創業時のメニュー表を展示していました。
色の濃いメニューが長らく展示されていたのですが、
数年前に台風で一階の窓が割れて強風が吹き込み、このメニューが剥がれてしまいました。
すると剥がれた所には、さらに以前の安い値段のメニューが現れたという出来事がありました。
35銭→25銭になっていたり、うどんのメニューも多かったようです。
数日前、お店に行くと残念な事にその二枚目のメニュー表も剥がれていたのです。
ため息が出てしまいました。
おそらく、古くて弱くなっている紙が湿気で重さに耐えれなくなりこのような状態になったのではないかと思います。
すると、
二枚目の下の紙には地図のようなものが描かれていました。
蓮沼駅通りと読み取れます。
三枚目は地図だったのか。
二枚目は『開業時値段、昭和八年八月八日』
一枚目は『昭和十二年』に黒川さんが書かれたようです。
こうなった日に蓮月の二階で行なっている書道教室があり、先生に伝えたところ、
表具屋さんをご紹介していただきました。
現在、蓮月の創業当時のメニュー表は入院中です。
アクリルで挟んでこれ以上劣化しにくいようになって帰ってくると思います。
過去があって、その上に今僕たちはいると思っています。
忘れられていくものも多いとは思いますが、僕は物語をつなげていく事が今出来ることだと思っています。
今も古民家カフェ蓮月として運営していく中で、また新しい物語が色々な形で生まれています。
とっても嬉しい事だと思います。
小さな建物ですが、そこから生まれる物語に是非触れてください。
そして、それぞれが物語の主人公として今を味わい過ごしてくださいませ。
いつも応援ありがとうございます‼︎
古民家カフェ蓮月 輪島
p:記事のタイトル写真はお庭の梅の収穫模様でした〜。