こんにちは。
本日、プロジェクトの最終日です。
期間中、たくさんの方々に応援していただき、本当にありがたかったです。
この度の企画は、私が配信にもVRにも疎くて手探りで進んでいたこともあり、システムも分かりづらく、「面白そうだけど、一体何をするのかよくわからない」という意見もいただきました。
なるべく解説してきたつもりですが、まだまだ難しい部分はあると思います。
そんな中、20名を超える方々にお金を頂いてまで、応援していただけたことが本当に嬉しいです。
この度、展示を始めるにあたってステートメント(作品についての考え方)を書きました。
この度の作品は、震災以降に東京から東北に移り住んだものとして「理解してもらえないだろう」とずっと思っていた感情を作品にしたものです。
でも一方で、状況は違っても誰もがこのような「分かり合えなさ」を抱えているし、時にはそれが人と生きていく上で難しい問題になってしまったりすることもあるだろう、という普遍性も感じています。
演劇は1人ではできません。
自分一人で作演出をしようが相手の俳優だって必要だし、照明や音響や、舞台周りを統括する人、限られた時間の中でのタイムキーパー、当日自分一人では全てのことをできないのでどうしても協力してくださる方が必要です。
そして誰かにその作品を見ていただかなくては、それは演劇作品とは呼べないのです。
この度、「誰にもわかってもらえないかもしれない」という気持ちを抱えながら作品を作り始め、その過程でたくさんの方々の協力やプロジェクトを応援してくださる方々の声援にとてもとても励まされました。
それは、「わからないだろうから最初から表明しない」こととは遠くかけ離れた「それでもわかってもらえる」という安心感であり、生きる希望ともなるものでした。
決して分かりやすい作品ではありませんが、人間そのもののように複雑で、不器用で愛おしい、そんな映像作品にしたつもりです。
また、「舞台」であることと「VR映像」であることを同時に楽しめるように演出も行いました。
映像は、ご購入から一週間、何度でもご覧いただけます。
ぜひ、色々な角度から一人でも多くの方に楽しんでいただければ幸いです。
頂いた支援は金額にかかわらず全て作品の制作にかかる費用とさせていただきます。
今日まで、たくさんの応援やご声援をありがとうございました!