「江別港」を若者が社会に変革を起こすシンボルに!

▲起案者・橋本
みなさんこんにちは。「江別港」代表の橋本正彦と申します。
NPO法人えべつ協働ねっとわーくに務めながら、若者が社会を変える仕組み作りを行いたいと考え、平成25年から「江別港」の活動を始めました。本年4月からは、同法人を退職し、住居も「江別港」の近くに移して、この活動に専念し始めたところです。
「江別港」とは、江別に在学する四大学・約1万人の大学生と、彼らを必要とする様々な地域、活動現場をつなぐための「仕組み」を作るプロジェクトです。その象徴であり、また、実際に顔を合わせて多くの方々が出会える場として、その名も「江別港」という活動拠点を、大麻銀座商店街内に構え、活動を展開しているところです。
そこに行けば「必ず」誰かに会える場づくり

▲江別港外観
「江別港」は、たくさんの大学生が集まる場にしたいと思っています。しかし、立地的には、JR大麻駅から徒歩10分ほどとはいえ、各大学からは20~30分、JRで一駅かかる大学もあり、決して訪れ易い場所ではありません。そこで大切になるのは、「必ず誰かと出会える」という信頼感です。「会えるかも」ではなく、「必ず」誰かに出会えるからこそ、時間をかけてでも行く価値が作れると思います。その「必ず」を保障するため、江別港では、4つの趣の異なるスペースを活用していきます。

▲1階「麺こいや」:昭和レトロな雰囲気の飲食店スペース

▲2階:畳を敷いた和風交流空間

▲2階:近未来的デザインで非日常を演出するバースペース

▲2階:小上がりもあるアートスペース(改装未着手)
ここに多様な人間が常に集まる状況を作り出します。あらゆる方がそれなりにくつろげる空間を作ると、結局は特徴の無い当たり障りのない空間になり、面白みがなくなってしまうので、それぞれのテーマを明確にした空間を作り、そこを目的にユニークな方々が集まることができるようにします。
今までにも大学と行政や商店街等との連携事業は市内では様々なものが行われてきましたが、それを「継続できる仕組み」として構築しようという試みは初めてです。
このような仕組みづくりは、必要とされながらも構築出来ずにいた困難な事業ですが、それを可能にするためには、土台となる運営母体や、収入を上げられる基盤が必要です。そこで、「江別港」に訪れたくなる価値を作ることで、収入を確保しつつ、運営の仲間も巻き込んでいく、という方法を考えました。このモデルができれば、他の地域にも広げていける可能性のあるプロジェクトです。

▲江別の大学生がとりくんだ江別港改装作業
築40年以上の建物の大掃除に始まり、ペンキ塗りや家具の組み立てなど、たくさんの作業を皆の力で行いました。商店街の人や通行人も興味を示してくれ、時折差し入れもして頂きました!

▲甚兵衛を来て商店街のお祭りをお手伝い
40年以上続く夏祭りは手作り感満載であたたかさに包まれています。お祭りなどのイベントのお手伝いから、人のあたたかさに魅かれる学生さんも!

▲商店街を舞台とした短編映画制作
江別で短編映画祭をやろう、という大学生の一言から、商店街を舞台とした短編映画を造るプロジェクトが始まりました。商店街の方にも多数ご出演頂き、「人はいつまでも故郷を身につけている」という短編映画が完成しました。
身近なところへ訴える、分かり易い宣伝ツールが欲しい!
江別港は、昨年の改築作業から始まり、今日まで多くの方に支えられ、運営をすることができています。これからは、市内を中心にもっと外へ出向いて、仲間の輪を広げていくことに力を入れていきたいと考えています。
そこで、短時間で江別港に興味を持ってもらい、活動の概要を説明できるものとして、どのような方にもなじみやすい、カレンダーを作成することにしました。意外性はないかもしれませんが、カレンダーのメリットとして、次のようなことが期待できます。
①今更事業の話しを改めてするのも気がひける顔なじみでも、「カレンダー作ったんですよ!」と、事業の話しにつなげることができます。
②商店街の中にあることをお伝えしつつ、お客さまとして気軽にご来店頂けるような内容にします。
③名刺替わりにカレンダーを差し出せば、ちょっと大きくてご迷惑かと思いますが、事業についてお話しをするきっかけになります。
社会を根本から変える仕組みづくりを!

▲江別港座談会の様子
前職で大学生と接して、社会活動に参加することで顔つきがみるみる変わっていったり、考え方がどんどん深くなっていったりするのを目の当たりにしてきました。また、江別港の構築に関わった大学生から、オープンの日にステキなお花を頂くことがありました。

▲江別港に関わった大学生たちから頂いたお花
こんなにまっすぐな心を持った若者がこの国にはいます。彼らには、これから自分たちの生きる社会を、自分たちで切り拓いていく力がある、と確信しています。
その力を最大限に発揮できるよう、社会のあらゆる課題に立ち向かえる若者を地域で育み、その若者がすぐに社会の一線で活躍できるような仕組みを作りたい、と思い至りました。
それが、この社会を根本から変えられる最短距離だと信じ、自分の生涯を賭けることにしました。

▲江別港改装作業:ペンキ塗り
地域を変えるのは「人」!

江別港のある江別市大麻地区は、札幌市に隣接し、昭和39年に造成された計画的な大規模住宅団地を中心とした地区です。しかし、それから年月を重ね、一斉入居による高齢化の進展や住宅の老朽化等により、かつてはニュータウンと呼ばれた同地区は、今ではオールドタウンと揶揄されるようになっています。そんな中で、地域コミュニティの存続も危惧されている状況です。
これは、大麻地区に限ったことではなく、この国全体が直面している課題です。
確実な打開策など誰にも分からないなか、既成概念にとらわれた価値観だけで立ち向かうことは困難です。
そこに、鋭い感性と行動力を併せ持った大学生が積極的に地域に関わることで、地域の空気を肌で感じ、こうした課題に向き合うことができる、そういう人材をどんどん育てていきます。
このモデルを4つの大学を有し、人口の約1割が大学生である江別で構築します。
スケジュール
2014/6〜7 写真撮影、記事作成
2014/8 入稿、完成
集まった支援の用途とその内訳
印刷代:30,000円
デザイン費:20,000円
合計:50,000円
みなさんのまちにも?
江別を中心としたイメージをお伝えしてきましたが、これはみなさんの住むまちや人生にも無関係ではありません。前代未聞の難題が山積みのこれからの社会ですが、それらに立ち向かうには、鋭い感性、既成概念にとらわれない発想、そして行動力を併せ持つ若者の力が欠かせません。
もし、みなさんの住むまちで、解決困難な課題をお持ちでしたら、このプロジェクトを応援して頂ければと思います。それが、近い将来、有能な若者が、あなたのまちにやってくることにつながるからです。
あなたの住む地域に、江別港を巣立った若者が行き着きく未来を、共に築きましょう。
起案者情報
【団体名】江別港
【代表者】橋本 正彦
【facebook】
https://www.facebook.com/poebetsu
【Twitter】
https://twitter.com/ebetsuco