2015/12/04 11:38

吉田さんがまるで子どものような表情だったのを覚えています。

「小玉くん、これはうまいよ!」はじめ見た時にはまるでシイタケかと思いました。食べるとこれはこれは乾物には似つかわしくない表現ですが実にジューシーでした。口の中にリンゴの香りが広がります。

乾燥したリンゴを口に放り込みながらやいのやいのやっている男二人の様子は他から見れば異様だったかもしれません(笑)しかし、実際うまいのです。いろんなものを乾かしましたがやはり素材がおいしいものはおいしいのだと実感した瞬間でした。「これ売れるね。」吉田さんは言います。モノはよいのはいまよくわかりました。私はこれを商品にしたときの背景も面白くできるのではと考えました。素材と加工がここまで地域に密着できている商品は私たちの地域にはそこまで多くはなかったからです。

素材もシンプル、加工もシンプル。なんかいいな、と感じました。