こんばんは!
前回、眠り杉枕に使われる杉チップは、磐城高箸で通常使用する杉の中でも、柔らかいものだけを使っていることをお伝えしました。
ただ、実際に眠り杉枕を触ってみると分かるんですが、中に杉の小さな塊、つまりは杉割り箸チップが入っているだけとは思えないほどの柔らかさなんですね。
それは何故なのか、と申しますと、実はチップ形状にも秘密があったのです!
上の画像の5種の割り箸、右から、中国産アスペン元禄箸、熊本産杉元禄箸、栃木産杉天削箸(残念なことに廃業)、奈良産利久箸、そして磐城高箸の利久箸です。
どうでしょう?
断面に明らかな違いがありませんか?
もしほかの割り箸を同じように6mm角で裁断していっても、サイコロのような形に近づきすぎて、チップ同士がこすれた時の摩擦が大きい→沈み込みも少ない→固く感じてしまう、ということになってしまうんです。
ひょんなことから生まれた杉割り箸チップだったんですが、柔らかく感じる理由のひとつに、もともと磐城高箸で作っているお箸の形状があったんですね。
ほかの割り箸と見比べたときには、あぁなるほどラッキー、と思いました^^
というわけで、柔らかさの説明のあとは、もうひとつの安眠に大事な要素に迫りますっ!
次回もお楽しみにっ!