
ついに掲載!小渕浜神輿復活プロジェクト!
こんにちは。なんとか掲載までこぎつけて既に安心している副代表の田辺です。
しかしこれがスタートラインであるということは百も承知。胃が痛いです。
掲載に至るまでの道のりも前途多難でございました。
沢山の大人の方からの厳しいご指導・ご鞭撻。叱咤、激励。
「あれ?俺今笑えてる?」と、隣の代表・大前健太に何度確認したことか。
そんな弱気なことも言ってられません!!
笑顔を届ける側の顔が引きつっていてはダメです。
辛くなったときは、去年の祭りの様子を思い出します。
「ワッセ!カッセ!ソーリャ!」
神輿など持ったことない東京の学生が担いだもんですから、掛け声など滅茶苦茶。
そこは地元住民の頼れる担ぎ手にリードしてもらいます。
掛け声を聞いてぞろぞろっと、人が出てくる。神輿を見に来る。
そりゃそうです、だって震災以降は軽トラの荷台に神輿を乗せていたのですから。
掛け声などは無く、あるのはエンジン音だけでした。
滅茶苦茶だけど威勢だけは良い掛け声が近づいてくると、住民の方は顔をほころばせます。
「今年は人が担いでるだっちゃ」「懐かしいなあ」
漁師さんが吹く笛の音,太鼓の音も一層強くなります。
私たちも一生懸命「ワッセ!カッセ!ソーレ!イッチニ!」
なんだかわからない。でも、楽しい!みんな見てくれている!!
そんな心持ちで、神輿担ぎは終わりました。

後悔がひとつだけ残りました。
本来回るはずのルートを、途中で省略したのです。
僕たちの人数的・体力的な問題。それと、住民の方の関心の低下でした。
実業団団長の後藤幸市さんは申し訳なさそうに、僕たちにこう言いました。
「悪いっちゃ。せっかく担いでるのに人が集まらんでな」
住民の方にとって、神輿担ぎという行事は終わってしまったのでしょうか?
僕はそうは思いません。間違いなく、祭り神輿は町のシンボルです。
そして、「復興のシンボル」に成り得ます。
今年は去年より一層、認知活動に力を入れます。
小渕の神輿は「復活」したんだ。住宅一軒一軒巡ってそう伝えます。
もう一度、住民の皆様が神輿担ぎを見て,笑顔になる日が来ると信じています。
その日が来るまで、いや、その日が来ても私たちは小渕浜に行き続けます。
「おまえたちの笑顔はたくさんだっちゃ、もう見飽きたわい」
そう言ってくれる日が来たら、少し考えようかな。

小渕浜神輿復活プロジェクト。最後まで見届けてください。
ご支援・ご協力、お待ちしております。
チーム出張寄席 副代表 田辺 康





