2017/03/27 11:32

みやっこベースで高校生たちと出会ってら、そのまま市内の田老という地域に行き、学ぶ防災というものに参加しました。

まず、田老についてちょっとだけ説明します。東日本大震災で、田老は津波によって町が壊滅的な被害を受けました。過去何度も甚大な津波被害を受けているために、万里の長城と呼ばれていた防潮堤、山に伸びる多くの避難路、角でぶつからないようにする隅切りなど、たくさんの対策をしているエリアでした。

そんな中ですごく目立つ建物があります。それが、田老観光ホテルです。
このプログラムでは、その観光ホテルの中に入り、その場所で撮られたあの日の津波の映像を見ます。

それは本当に信じられないものでした。
いつ来るかわからない、どんなスピードかもわからない。
だからこそ、まず高いところに逃げること、そして、戻らないことが大切だと改めて実感させられました。

ちなみに、私の祖父母たちは田老に住んでいましたが、すぐに高いところに逃げたと聞きました。曽祖母のいたので、70歳を過ぎた祖父が曽祖母をおぶって急な山道を駆け上がりました。その後、祖父母の家は津波に飲み込まれて跡形もなくなりました。
逃げることがまず大事。じぶんのいのちはまず自分で守る。
まずはこれだと祖父母もいっていました。

難しいけれど、一生向き合っていかなければならないものだと再認識しました。

 

まこと