開催5回目!復活を遂げた「葛黒火まつりかまくら」を今季も開催したい!

北秋田の山村に伝えられてきた小正月行事「葛黒火まつりかまくら」。 十五年の休止期間を経て復活したのが四年前。平成30年には五回目を迎えます。 多くの来場者をお迎えする会場整備のために、リース機器の購入支援をどうかお願いします。

現在の支援総額

345,000

114%

目標金額は300,000円

支援者数

64

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2017/12/28に募集を開始し、 64人の支援により 345,000円の資金を集め、 2018/02/16に募集を終了しました

開催5回目!復活を遂げた「葛黒火まつりかまくら」を今季も開催したい!

現在の支援総額

345,000

114%達成

終了

目標金額300,000

支援者数64

このプロジェクトは、2017/12/28に募集を開始し、 64人の支援により 345,000円の資金を集め、 2018/02/16に募集を終了しました

北秋田の山村に伝えられてきた小正月行事「葛黒火まつりかまくら」。 十五年の休止期間を経て復活したのが四年前。平成30年には五回目を迎えます。 多くの来場者をお迎えする会場整備のために、リース機器の購入支援をどうかお願いします。

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たくさんのご支援をいただいた私たちのプロジェクト「葛黒火まつりかまくら」が昨日無事に終了しました。 おかげさまで多くのご来場をいただき、例年よりも一回り大きなご神木が立派に起ちあがりました。 心から感謝申し上げます。 ご来場いただいた方の中には、運営のしかたなどいろいろお気づきのことありましたら、どうぞ遠慮なく教えて下さい。 来年へ向けてひきつづきがんばってまいります。


 いよいよ近づいてきた葛黒火まつりかまくら。  ここにうれしいニュースが!  葛黒地区を含む七日市地域の「七日市婦人会」のみなさんから、当日「特製切り絵灯籠」が100個提供されることになりました。  ごらんのような「かまくらのごんごろう」をモチーフにした切り絵が、七日市地区のお母さんたにちよる手作り灯籠として会場を飾ります。きっと夜には幻想的な光景になることでしょう。どうぞみなさん、お出でください。  エントリー期間もあとわずか、おかげさまで90%を越えることができました。あと一息のご支援をよろしくお願いします。


 ここに紹介するのは、「地域を明るくするために」と題した、鷹巣南中学校2年 堀部瑞穂君の作文です。  平成28年「第66回 社会を明るくする運動 作文コンテスト」で入賞した作品です(北秋田地区保護司会編『横暴作文集』より)。火まつり会場の集落に住む、中学生児童のすなおな気持ちがとてもよく伝わってきます。  私たちの取り組みが堀部君の言葉で励まされ、そしていっそうこの火まつりを大切に続けていかなくてはという気持ちにさせてくれました。どうぞ読んでみて下さい。   地域を明るくするために 鷹巣南中学校2年 堀部瑞穂    「おーい、かまくらのごんごろう」 たくさんの人たちの声が、今年も葛黒の空に響き渡りました。会場のみんなの顔は、燃えさかる御神木の火に、明々と照らされていました。 僕の住む北秋田市葛黒地区は、周囲を山に囲まれて自然豊かな所です。 三十世帯ほどの小さな地区で、中学生はぼく一人しかいません。みんな顔見知りで仲がよく、安心して暮らせるとてものどかな地区です。 けれど僕は、自分の住んでいるこの葛黒のことがあまり好きではありませんでした。近所に同じ年頃の友達がいないこと。登下校に時間がかかること。ちょっとした物を買うだけでも、市の中心部まで出かけなければならないこと。理由を挙げればきりがないほどです。中学生の僕としては、若者が魅力を感じるような物や施設があり、いつもたくさんの人でにぎわっている場所にあこがれを感じていました。 以前、葛黒地区には二百五十年以上も昔から続く、「火まつりかまくら」という伝統的な祭りがあったそうです。山から切り出してきた10メートル近い木に、ワラや豆ガラをつけて大きな御神木にし、会場となる田んぼに立て、火をつけて燃やします。家内安全と翌年の五穀豊穣を願って行われてきた祭りなのだそうです。 その時、燃える御神木の周りに集まって、みんなで「おーい、かまくらのごんごろう」と叫びます。「かまくらのごんごろう」とは、その昔、どこか他の土地からやって来て、乱暴を働いたり、盗みをくり返したりし、葛黒人々にいろいろな迷惑をかけた不届き者のことです。 葛黒の人達が協力して「ごんごろう」をこらしめたあと、彼は回心して毎日夜回りをし、死ぬまで葛黒を守ってくれました。「火まつりかまくら」は、その「ごんごろう」に感謝するために始まったのだそうです。 けれどこの祭りは、約20年ほど前から行われなくなってしまいました。地区の過疎化や高齢化による人手不足と、農業の機械化が進んでワラなどが手に入りにくくなったことが主な理由だったそうです。僕の生まれる前のことなので、詳しいことはよくわかりませんが、祭りの中止が決定したとき、葛黒に住む人達はとても残念だったに違いありません。 しかし、僕が小学校5年生の時、火まつり復活が決定しました。人手不足は学区内の小中学生や市内からボランティアを募り、材料不足は市内外の農家から協力してもらって補うことになったのです。 僕が通う小学校でも、火まつりの復活には全校をあげて協力することになりました。高学年の児童が、低学年に火まつりの由来を教えてあげたり、みんなでかけ声を練習したり、当日参加してくれた人達に配る缶バッチなどのグッズを作ったりもしました。 火まつり当日、葛黒地区は朝からたくさんの人で活気づいていました。200人以上の人が会場のあちこちで準備を進めていました。こんなにたくさんの人が葛黒にいるのを、僕は生まれて初めて目にしました。御神木が立った頃には、あたりはもう薄暗くなっていました。 復活した火まつりは、たくさんの人の協力で大成功に終わりました。そして火まつりは一昨年、昨年と、回を重ねるごとにボランティアや参加者が増えていきました。昨年は秋田市などからもボランティアが来てくれ、参加者を輸送するためのシャトルバスも運行されました。 のどかで安心して暮らせる葛黒ですが、明るさや活気に満ちているとは言えません。そして、過疎化や少子高齢化が進んでいる秋田県では、葛黒のような地域は他にもたくさんあると僕は思います。そうした場所では、もうその地域の力だけでは、地域を明るくしたり活気づけたりするのはむずかしいのではないでしょうか。 そこで、葛黒のように、外の人達から力を借りて明るさや活気を取り戻しすという方法も地域を明るくするための手段として有効だと僕は思います。 来年の二月、復活して4回目の火まつりかまくらが行われます。僕はその日を、いまからとても楽しみにしています。


 五年前の火まつり復活に合わせて私たちは一冊の絵本を刊行しました。  その名は『かまくらのごんごろう』。葛黒火まつりかまくらにまつわる集落の言い伝え、「ごんごろう」に関するお話しを民話仕立てに構成し、子供らしい迫力に満ちた絵で綴ったものです。  じつはこの絵本、三〇年前の平成元年に、火まつりの行われる葛黒集落が学区であった竜森小学校の4年生男子児童二人が作成した絵本を覆刻刊行したものでした。当時この絵本は、読売新聞社主催の「第12回日本の絵本賞・手作り絵本コンテスト」において優秀賞を受賞したのでした。山村の小さな小学校の子供が授賞した大きな栄誉として話題になったものです。  現在は竜森小学校は、近くの鷹巣南小学校に統合され、その校舎はなくなってしまいました。しかし南小学校に引き継ぎ保管されていたこの絵本を、まつりの復活にあわせて記念覆刻刊行したのです。  じつはこの児童二人、いまは立派な大人となって、一人は集落に残り、ご両親、そして奥さんと子どもたちとともに家族で暮らしています。もちろん「火まつり」実行委員の中心メンバーでもあります。  30年の時をつなぐエピソード、江戸時代から続く「火まつり」の歴史の中ではほんの一コマかも知れませんが、まつりを受けつぐ私たちには大切なエピソードです。  この絵本、今回の返礼品の中では30,000円コースに用意されています。残部それほど多くはありませんが、まつり当日には会場売店でも販売する予定です。ぜひ手にとってご覧下さい。


 今回のポスターはまつりに関わる一人ひとりの似顔絵をクローズアップしました。デザインは地元北秋田のORIYAMAKEさんです。  開催まであと40日。引き続きのご支援をよろしくお願いします。


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