たくさんのご支援ありがとうございます。
今回のプロジェクトは「秋保ワイナリー」のお力添えが無ければ実現は不可能でした。
何か少しでも力になりたい。
私たち学生は、1月18,19日の2日間、
シードル作りで必要な【りんごの仕込み】のお手伝いをしました。
秋保ワイナリーには商品販売所やイートインスペース以外に、建物の奥に醸造所があります。一部がガラス張りで、訪れた人は醸造の様子を見学することが出来ます。
長靴に履き替え、髪の毛を束ねるなど準備を整え、醸造所の中へ入りました。
醸造所の中は外の気温と変わりません。
一桁台の気温の中、冷たいりんごを触っての作業はとても体にこたえました。
1日で仕込んだりんごの量はなんと約2t!
圧巻の量でした。
まず初めに、りんごが痛んでいる部分を取り除く作業です。
傷があれば包丁で切り落としていきます。
りんごの痛みをチェックしたり、取り除く作業はひとつひとつ人の手によって行われます。
慣れない作業はとても大変でした。
チェックが済んだりんごは果汁を絞りやすいよう細かくし、機械に入れてりんごジュースにします。
その後、タンクに酵母を入れて密閉することで、アルコールと炭酸が発生してシードルとなります。これが「醸造」です。
今回お手伝いした仕込みの作業よりも、この「醸造」という作業は完成までの時期を見計らう必要があり、神経を使う難しさがあるそうです。
できたてのりんごジュースを味見させていただきました。
搾りたての100%りんごジュースはとても甘く、すっきりとした味わいでした。
今回仕込んだのは「ふじ」という品種で、特に亘理町の結城果樹園でつくられるふじは特に風味や香りが強いそうです。
別の品種のりんごは甘みや風味、酸味に違いがあるため、
りんごそれぞれの特徴や味を組み合わせることで、個性を出したシードルを作ることができるそうです。
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秋保ワイナリーでは2019 JAPAN CIDER AWARDS にて2本のシードルが受賞。
辛口が最高評価の3つ星、シードル中甘口が2つ星を獲得しています。
日本ドライ部門 cider BRUT(辛口)
日本ミディアム部門 cider DORCE(中甘口)
今回開発するシードルでも受賞を目指しています。
辛口でありながら、りんごの強い香りと風味で飲みやすく仕上げることで
食事中にも楽しめるシードルになりそうです!
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特に事業構想学群の大嶋研究室の学生は、「食」に関する機会に普段触れないため、こうして現場でお手伝いさせていただくことはとても貴重な経験となりました。
秋保ワイナリーで働く方々やりんご農園の方と一緒に作業をさせていただけたことで、
作業の大変さと共にその面白さについても学ばせていただきました。
短い時間ではありましたが、プロジェクトに多くの方々が関わってくださっているということを改めて認識出来ました。
私たちも製造に関わった「オリジナル・シードル」をぜひ飲んでいただければと思います。
引き続き、ご支援、ご協力をよろしくお願い致します。