2016/02/22 11:07

こんにちは。両見です。

横浜に事務所を構えた2011年からお世話になっているアーツコミッション・ヨコハマの杉崎栄介さんから応援コメントを頂きました。

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「横浜発の世界にひろがるデザインを!」

私は、アーツコミッション・ヨコハマ(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)で働いています。担当は、横浜市が進める文化芸術創造都市・横浜の実現に向けて、地域の活動とデザイナーの取り組みをコーディネートすることです。両見さんとの出会いは、恐らく5~6年くらい前になるでしょうか。横浜にスタジオを構える際にお話しして、その後、関内外OPEN!で行ったデザインピッチなどへと繋がっていきました。今回FAAVOのサイトに例示される「浜風」の団扇や、「馬車道150周年ロゴタイプ」も自身が関わったもので、この「濱明朝」には、大変お世話になっている一人です。

創作者である両見英世さんは、フォントデザインへ深い知識と誠実な姿勢をお持ちです。その精神から生み出される彼のフォントは、流行に左右されないデザインで、長く使いこむことで手に馴染む、まるで名職人が作った道具のようなものと理解しています。

プロのデザイナーが使い込むことはもちろん、日常的に私たちが使うこともできます。自分の名前、誰かへの手紙、精魂を込めた企画書など、自分の考えを一つ一つの文字を編み、相手に伝えていくことで、まちの文化は作られていきます。
「濱明朝」の元となる「都市フォントプロジェクト」。これは、人々がわが町のデザインに愛着をもつことで生まれる物語の語り部であり、都市の文化を育むデザインプロジェクトです。

そして、私はこの素晴らしいデザインの「濱明朝」が、横浜の地域内に限らず、世界中の多くの人に使われるよう育って欲しいと願っております。濱明朝体には、アルファベットもあります。これが例えば“YOKOHAMA”というフォント名で世界にひろがったらと思うと、ワクワクが止まりません。

私は、この横浜ならではの取り組みを応援します。
是非、皆様も応援、宜しくお願い申し上げます。

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冒頭の画像はアーツコミッション・ヨコハマが企画・制作・運営をするウェブマガジン「創造都市横浜」のロゴで、先週の金曜日にリニューアルされウェブサイトやSNSのプロフィール画像などで濱明朝を使用して頂きました。

杉崎さんとは2011年の事務所開設と関内外OPEN!という横浜で表現活動をされている、クリエイターのたちの創作現場を招待するイベントに、私も一員として参加させて頂いた事がきっかけで出会いました。

折に触れ、当プロジェクトの進捗についてお尋ねいただいて、プレッシャーと共に、沢山のお仕事を手がけられている合間に、ほんのちょっとでも気にかけてくださっていることが、大変励みになりました。

その後も、2012年に参加した関内外OPEN!でおこなったデザインピッチというイベントでは、(若いというのが理由だと思いますが)審査員賞を頂き、私の立ち位置をご紹介するとともに、プロジェクトの弾みにもなりました。

頂いたコメントを力に変えて開発に取り組んで行こうと思います。ありがとうございました!