2016/10/26 11:22
ちょっと患者の細かい話。あと一日ですので頑張ります!
ペンブロリズマブ要望書を厚生労働省に提出です。
年末承認といわれますが、それはセカンドラインの話。ファーストラインでずば抜けた成績がつい最近発表されました。それが早く使えるようにとのお願いです。
要望書にも書いてありますが
PD-L1高発現の非小細胞肺癌(EGFR,ALKのぞく)に対して
ペムブロリズマブと標準治療が初回治療でガチンコ対決しました
標準治療のPFS(薬が効いている期間)が6か月
ペムブロリズマブは10か月
で、生存期間はというと、クロスオーバー試験(標準治療群でも病勢進行したら
ペムブロにチェンジする)で、それでも延長していて、それは早期に使用した方がよいよ
という意味だそうです。
世界的な肺がんのガイドラインであるNCCNでも
PD-L1強陽性 EGFR/ALK陰性非小細胞肺癌では、唯一カテゴリー1に入っています
遺伝子変異ない人の希望ともなりますね。
はやく承認していただきたいと思います。
まだ、ペムブロリズマブ自体が承認されていないですけどね。
最初はセカンドラインだし。
すぐに拡大してほしいです。
ちなみに・・・
PD-L1高発現てなに?
と思うと思います。
免疫染色という方法を使って、発現している細胞を数えるんだって。
だいたい、2,3割の人がはまるそうです。
ちなみに最初の承認はセカンドラインですけど
この時は高発現ではなく、発現していればいい、という条件ぽいです。
なんだか難しいですね。
さて、
今、高額薬剤の値下げについて盛んに議論されています。今回の要望書とは直接関係ありませんが、年内承認がでたとき、きちんと問題が整理されているといいです