葉山の森で保育をスタートするにあたり
《子どもたちの基地となるモンゴルゲルとコンポストトイレがほしい!》
こんにちは、わたしたち星山プロジェクトチームです!
神奈川県葉山町にある森、星山エリア5000坪と海を主なフィールドに、子どもから大人まで世代・地域を越えたつながりを育みながら、ともに〈あそび・まなび・そだつ〉場を目指しています。
今、子ども達が豊かな自然環境の中で、思いっきり遊べる空間がどんどん減っていると感じています。
だからこそ、森と海のある自然豊かな葉山という場所でいっぱい遊び、学び、心も身体も育っていくような場が必要と考えました。
想いをカタチにしようと2017年から葉山町にある《星山エリア》でプロジェクトを始めています。
星山ってどんな山?
神奈川県三浦郡葉山町にある里山です。
葉山御用邸の水源地としても大切にされてきました。
"葉山の秘境"とも呼ばれる地で、大楠山系の鍾乳洞からこんこんと湧き出る水が豊かな恵みを与えてくれています。
希少生物の産卵がみられたり、多種多様な樹木が生きづく
首都圏ではとても貴重な里山です。
《星山の場所はこちら》
2017年5月にこの山との運命的なご縁をいただき「自然を生かしながら子どもたちが過ごせる場づくりをしたい」という想いを伝えると共感していただきお借りすることができました。
星山プロジェクトチームを立ち上げ、たくさん話し合いをする中で、様々なアイディアや構想があがりました。
星山をどんな風にしていきたいか?
こんな場所を想い描いています!
●四季(一年間)を通して実りのある食べられる森作り(フォレストガーデンのような)
●井戸の再生
●再生エネルギー・エコエネルギーを使う
●馬など動物と共存
●犬(保護犬)の里親探しの場
●森から海へつなぐ環境を作る
●森づくりを子どもたちの身近なものとして伝える(林業の話)
●里山再生(大地の再生)→周りの森も元気にしていく
●食べ物を自分で作る(ご近所の方と畑作り)
●開かれたスペース(地域の方や、他の団体の方々との交流)
【星山構想イメージマップ】スタッフ松下手描き図♫
たくさんの想いがありますが、
この星山を拠点に、人生の土台となる幼児期に豊かな自然の中で、思いっきり遊べる場をつくりたいという想いで、
第一弾はこの場所で2018年秋から
《森と海のようちえんcocobito》をスタートします!
森と海のようちえんcocobitoの詳しい情報はこちら
また星山近くにあるTIDE POOL(放課後児童支援・アフタースクール)の子どもたちも活動場所として使用していく予定です。
強さとやさしさを育む自然学校in葉山TIDE POOL(小学生対象)
星山の魅力
30年間手付かずだったため湧き水あり、竹林あり、様々な種類の木々がのびのびと育ち本当に豊かな自然環境が残されています。
その一方で、さてどこから始めようかな?と考えてしまうような状態でした。
ここ↑最初の頃の星山入り口になります。
鉈とノコギリを持って進んでいくという状態でした。
どのように進めて行こうかと行き詰っていたところに、
林業のみなさんが「喜んでもらえたらそれだけでいいです」と大切なご縁のつながりで、手を差し伸べてくださっています。
そして、毎回暖かい想いで集まってくれるボランティアさんとスタッフとで連携をとりながら。
少しずつ、少しずつ。
子どもたちが遊べる場になるように。。と想いを込め。
自然とともに過ごしていける環境をデザインしています。
しかし、子どもたちと星山で過ごしていく中で雨の日の活動や、
今一番心配なことは冬場の寒さです!
2018年1月27日のつらら。。。
北側の山なので日照時間も2時間ほどになり、気温が上がらず寒いのです。。
こちらは同日の、入り口付近。
1週間前に降った雪が溶けることなく、とてもキレイに残っています。。。
足の裏からジンジンと体の芯まで冷え込む寒さです。。
子どもは風の子とは言いますが、
雨の日や冬の寒い日にあたたかく過ごせるように。
居場所となる基地(モンゴルゲル)とコンポストトイレがほしいのです!!
皆さんの暖かいご協力により、できた空間のこの場所に!と予定しております。
【ゲルとは】
モンゴルの遊牧民が使用している移動式住居。中国語ではパオと呼ばれるものです。(上記参考写真 撮影地モンゴル)
【なぜゲル??】
ゲルの自然素材で作られる暖かい雰囲気。
冬場の寒い時期に、室内でストーブをたくことができるという良さがあります。
園舎をたてることが最終的な目標ではありますが、それまでの間子どもたちが安心して過ごせるような居場所をつくりたいのです。
寒い日にも暖かいマキストーブ!
火を見ながら過ごす時間も大切にしたいことの一つ。
そして!森で活動していく上で必要不可欠なのがトイレです!
コンポストトイレって何?
【コンポストトイレとは】
水洗ではなく、竹チップやおがくずなどを排泄物の上にかけることで、
微生物が働き排泄物を分解して堆肥にするトイレです。(上記参考写真)
【なぜコンポストトイレなのか?】
環境に負担をかけずに、し尿を資源化し循環していく仕組みを子どもたちに伝えていきたいからです。
水道、電気を使わないので災害時にも役立ちます。
衛生面については、匂いや虫が集まらないように密閉しながら発酵を進めていきます。
支援金の使いみち
ご支援いただいた費用は以下のことで大切に使わせていただきます。
●ゲル(直径7m)+ゲルの送料 500,000円
●ゲルを置くウッドデッキ代(10m×10m) 2,000,000円
●コンポストトイレ材料費・設計費
(大人用・子ども用・男性用の3つ+手洗い場)1,500,000円
●Faavoさんへの手数料 1,000,000円
☆期間内に達成した場合は、ゲルに必要なストーブの購入に充てさせていただきたいと思います。
実行スケジュール
【ゲル】
2018年6月末、モンゴルより、ゲル発送。
デッキ建設8月末までに完成予定。
【コンポストトイレ】
2018年7月完成予定
次の世代への橋渡しとなるような空間をめざして
身の回りのこと全てが便利になりすぎている今の時代。
この星山のように豊かな自然環境の中には、子ども達自身の持つ探究心や想像力を引き出すチカラがあります。
そこで得られる様々な体験は子どもたちの感性を豊かにします。
残していきたい風景
●井戸から水が出ること。
●雨水を使えること。
●コンポストトイレの循環の仕組み。
●季節を感じながら旬を知り、作物が実ることを喜べること。
少し前の時代なら当たり前に知っていた、四季と共に生きる暮らしや知恵を子ども達に伝えていきたいのです。
その第一歩として、秋からスタートする森と海のようちえんcocobitoに通う子ども達が、星山で毎日伸びやかに活動をしていく中で、安心して過ごせる基地(ゲル)とコンポストトイレを準備したいと思っています。
星山プロジェクトは、今後子ども達だけではなく様々なイベントを開催していく予定です。
その中で"大人も楽しめる居場所作り(ワークショップ)"や"幅広い年齢の方々に関わっていただける開かれた場"にしたいという夢もあります。
私たち星山プロジェクトの大きな夢への第一歩を皆様に応援していただきたいのです。
皆様のあたたかいご支援どうぞよろしくお願いいたします!
お問い合わせ先
《星山プロジェクト》
TEL 046−877−0650(代表 TIDE POOL)
MAIL hoshiyamatide@gmail.com
最新の活動報告
もっと見る森の基地〜モンゴルゲル完成までの道のり①〜
2018/08/27 11:21森の基地〜モンゴルゲル完成までの道のり①〜 8月の上旬にクラウドファンディングでも目標にしていた、 森の基地となるモンゴルゲルが大陸と海を渡り葉山町の星山へ届きました。 モンゴルゲルの総重量は約300〜400㎏ モンゴルでは今でも遊牧民人たちの家になっているので、 現地ではさらにゲルの中にベットがあったり、家具があります。 ゲルが到着して、しばらくウッドデッキの上に雨にぬれないようにカバーをしていました。 台風が来るたびにゲルは大丈夫かな??と心配になった数週間でした。 モンゴルゲルを建てるにあたり、今回も素敵なご縁の中で進めることができました。 日本に留学しているモンゴルの素敵な青年3人が 朝早く、千葉から駆けつけてくれました。 星山に着いてゲルを見ると3人のスイッチが入ります。 テキパキと素早く荷ほどきをして、パーツごとに分けます。 格子状の木の壁は一つ一つ牛の皮で止まっています。 5つの壁になる木の格子をはじめは感覚で配置していきます。 この5つのパーツをパズルのように組み合わせてしっかりと結んでいきます。 ドアも組み合わせて紐でしっかり結びます。 本来ならドアは南向きに建てるそうです。 3人に「南はどっちだろう?」と聞いたら「あっち!」と即座に方向がわかり、そのことにも驚きました。 ここまで本当に手早い3人、「モンゴルで何度も建てたことあるの?」 という質問をしたら3人とも大きくうなずき 季節とともにゲルを建て直すということを教えてくれました。 夏は暑いので断熱材などを調整したり、逆に冬場はとても寒いのでたくさん断熱をするそうです。 現地モンゴルの断熱はフェルトを使ったり自然の中にあるものでしているそうです。 休憩なしで真夏日の中動く3人。 「水分補給しよう!休憩〜!」 と伝えると「モンゴルでは建て終わってから休憩するから途中で休まない」とのこと。 本当に働き者の3人です。 でも暑いので少し休憩してからまたスタート! 外側の壁が終わったら次は屋根を支える部分を作っていきます。 紐でしっかりと固定していきます。 そして固定したものを「せーの!」でおこしていきます。 結構な重量感・・・ おおよそ真ん中の感覚で建ててみてから、 丸い部分の屋根の中央部分の木の位置と、ドアの位置を目で見ながら微調整していきます。 位置を合わせたら屋根になる部分の棒を差し込んでいきます。 6個感覚で棒を入れていました。 この作業の繰り返しなのですが、一本差し込むと3本下に落ちたり。。 力のバランスがとても微妙で、微調整しながら感覚を研ぎ澄ませて組み立てていきます。 果てしなく感じた屋根の組み立てですが、3人は淡々と何度も微調整をして、声をかけあい直していきます。 出来上がった屋根の基礎はとても美しく、見とれてしまいました。 出来上がった骨組みに薄い布をかけていきます。 一枚の布がかかるだけで、ゲルの完成を間近に感じます。 もう一枚の厚手の布を最後にかけます。 薄い布と、厚手の布の間に断熱材をいれて冬場は過ごすそうです。 暑い布をかけた後は柔道の帯のような紐でしっかりとゲル全体を絞めていきます。 全員で「せーの!」で引っ張ります。 3本の帯が締まって、屋根にも布をのせて完成です モンゴルゲルの作りは 木・ロープ・布で出来上がるとてもシンプルなものでした。 この移動式住居を建てるのに 感覚・みんなで作る間合い、 がとても重要なことを感じました。 この3人の感覚や働き方、工夫がとても素晴らしく、彼らの姿から学ぶことがたくさんあった時間になりました。 夢を追いかけながら日本で頑張っている3人。 新聞配達をしたり、自分の夢の為に勉強している話をしてくれました。 今回は急遽決まったモンゴルゲルdayでしたが、またモンゴルのお話や彼らと交流する機会を改めて考えていきたいと思います。 このゲルももう少しカスタマイズが必要なので、またその様子などもお伝えしていきたいと思います。 バヤルララー(モンゴル語でありがとう^^) もっと見る8月23日体験説明会開催いたしました
2018/08/24 15:198月23日体験説明会 お天気を心配していましたが晴天の中、 嬉しいことに満席で開催することができました。 今回の参加者の方は、星山につくと 「あ−!こんにちは^^」 と皆さんご近所にお住まいでお知り合いの方が多い会でした。 2歳さんが多かった今回。 星山に着いた途端に遊びが始まります。 竹もきってあるだけで積み木に変身!! 高く積んだり大きさを比べながら遊んでいます。 切り株が並んでいるとそこをジャンプ!! 何度もチャレンジしていました。 保護者の方に星山を見ていただき、 その後cocobitoのコンセプトや保育目標、保育時間、毎月の料金などをお話しさせていただきました。 皆さん星山プロジェクトへワクワクを感じてくださり、共感しながら耳を傾けていただきありがとうございました。 保護者の方達がお話しを聞いてくださっている間 小さな人たちはどんどんと遊びが広がっていきます。 前回の星山Opendayにきてくれていた子は 遊び方を知っていて、これ楽しいよという感じで トコトコとベニヤの橋を渡ります。 それをよく見て、やってみようと渡り始めます。 ちょっと走って渡ったり 真ん中でポヨンポヨン!!とジャンプしたり 何度か繰り返し遊んでいました。 お水で遊ぼうかという話になり、 この前から人気の流しそう麺でつかった竹を まずは低めの切り株に置いて水を流してみる。。 ちょっとずつ高くしてみようと、切り株選びをして 高くなりました 2歳さんたちは水を器で移し替える遊びが大好き^^ しゃがんで移し替え楽しいよね〜! お水は遊びがふくらんでいきますね。 異年齢ならではの関わりもありました。 竹をきったもの(節が付いててコップのようになっている) を並べて「水が流れない。。」と2歳の子がが伝えると 「これなら大丈夫だよ!」と お兄さんが節のない竹をトンネルのようにしてくれました。 自然と生まれる遊びと関わりが素敵な時間でした。 ご参加いただきありがとうございました。 来月から始まる森と海のようちえんcocobito葉山 新たにあーとたいむが始まったり、星山の中で親子で過ごしていただく時間を考えています。 来月の体験説明会は9月29日土曜日です。 あと3家族様受付可能になっております。 ご参加お待ちしております^^ もっと見る星山の日開催しました
2018/08/13 17:42山の日!星山の日を開催しました 夏らしいお天気の中、 3組の親子と4人の美女たちが星山の日に参加してくれました。 星山に着くと秋の風や気配を感じます。 今回は特に大人が設定した遊びではなく。 やりたいことをやってみる・自由に山で過ごすということがテーマ 最初は緊張した表情の子どもたちも、どんどんと遊びをみつけていきます。 虫を捕まえること(きれいな色のカメムシ・蝶々・玉虫など) 捕まえた虫は透明な虫ケースに入れてしばらく観察。 お腹はどんなかな? 色は何色? 興味深々で観察。大人も見たことのない虫に興味深々。 虫の色って本当にきれいでしたね。 用意していた紙で葉っぱのこすり絵をしたり 描くことに集中して何枚も描く画伯たちの集中力に驚きました。 暑いので水遊びが始まりました 流しそうめんで使った竹が大人気 星山に落ちているクルミの身を転がしてみたり。。 トンネルを作ってみたり^^ 水からうまれる遊びはとても楽しそうでした 三浦のスイカを差し入れでいただいたので どうやって割ろうか? スイカをみたら棒で叩いてみたくなるよね^^ ということで、、 みんなでスイカ割り、ならぬスイカ叩き! 見事に割れたスイカを 全部一人で切り分けてくれてありがとう! 最後にはナイフの使い方とっても上手になったね^^ そして、そのことが自信につながっていたね。 お兄ちゃんのことをよく見ていたんだね、 お兄ちゃんへの憧れで、ナイフを持って切るのにチャレンジ! とっても甘くて美味しいスイカはあっという間に完食 普段はスイカをあんまり食べないのに、たくさん食べて驚いた! というお母さんの声も聞かれました。 みんなで青空の下で食べるスイカは格別でした〜!! 素敵な差し入れありがとうございます。ごちそうさまでした^^ その後もチカラ試しをしたり、 次から次へ子どもたちから遊びがうまれていました。 あっという間の3時間でしたね^^ 季節が変わると森の落ちているものや、森にいる虫たちが変わっていくので、そんな変化も楽しんでもらいたいと感じました。 星山の日をまた企画したいと思います。 遊びに来てくれた皆様、楽しい時間をありがとうございました^^ もっと見る