合同会社飯田甲斐絹堂の黒羽です。
当社が初めて取り組みましたクラウドファンディングによるテストマーケティング「未来へつなげ!やまなしの伝統『甲斐絹(かいき)』を『うちわ・扇子』で!」の事業も残りあと2日となりました。この場をお借りして、皆様のご支援に対するお礼を申し上げたいと存じます。
甲斐絹堂が2011年に創立されてからお世話になってまいりました多くの方々、そしてその周りの方々へとこの事業が少しずつ伝わり、FAAVOやまなし様のご支援ご指導を得ることで、支援の輪が広がり、どうにか目標を達成することができました。ご支援、ご賛同くださいました皆様には、この場を借りまして心からお礼を申し上げます。
当社が生まれるきっかけとなりました山梨県立大学と株式会社甲斐絹座および山梨県、山梨県富士工業技術センター(現:富士技術支援センター)を中心メンバーとして始まった本学地域交流センター事業「地域資源を活かしたビジネス展開の可能性について-甲斐絹の伝承と発信のためのプログラム(略称:甲斐絹プロジェクト)」が10年になります。このメンバーが同時に取り組んだ本学COC事業「地場産業活性化プロジェクト」で杉山江見堂さんの素晴らしい「扇子」と「うちわ」に出合い、「甲斐絹扇子・甲斐絹うちわ」が3年間の研究を経て世に出ることになりました。
合同会社飯田甲斐絹堂は学生の運営する小さな小さな企業です。当社単独では、このたび皆様にご披露いたしましたような高額商品を扱うことは大変な冒険でした。甲斐絹プロジェクトに結集してともに研究を重ねてまいりました山梨中央銀行さんのご提案がなければ、FAAVOの事業に参加し、甲斐絹うちわ・扇子を多くの方々に発信することもできなかったと思います。
当事業の開始した5月22日からずっとご支援を続けてくださった山梨県立大学の職員の皆様、退職なさった方も含めた各学部の教員の皆様、卒業生の皆様、そしてその知己の方々、ご支援ありがとうございました。なによりFAAVOを通じて新しくつながることのできた多くの皆様、ご支援ありがとうございました。この事業に取り組んでまいりました甲斐絹堂学生社員は、すべてこの春から活動を始めた新入社員です。何度もくじけそうになりましたが、皆様のご支援に日々勇気をいただき、この事業を進めてまいることができました。FAAVOへの取り組みがなければ出会うこともないような多くの経験をさせていただくことができました。本当にありがとうございました。
残り2日、有終の美となるよう精進してまいりたいと思います。
合同会社飯田甲斐絹堂
代表社員 黒羽雅子