2018/09/03 17:25
クラウドファンディングまだまだ挑戦中です!
今回はお店の奥にこっそり存在する、古びた扉をご紹介します。
実はこれ「氷室」に入るための扉です。
「氷室」とは何ぞやという話になりますが、古くは山中や地下などに夏の間天然氷を溶けないように保存していた「むろ」が始まりの氷の貯蔵庫の事をいいます。奈良には氷の神様を祭ったのが始まりとされる「氷室神社」というちょっと珍しい神社もあります。しかし戦後より電気冷蔵庫(冷凍庫)が普及するようになり、氷室は次第に使われなくなりました。当店の氷室も暫く使わないうちに取っ手が壊れてしまい、その際釘でうちつけて扉が開かないようにしたという事で、私は当然見たことはありませんし3代目も最後にいつ開けたか記憶が定かではなく、でも少なくとも平成に入ってからは開けていないとの事でした。
今回改修するにあたり再びこの氷室も活用できないかと考えております。そこで一度開けて中の状態を見てみよう!となりました。
さて30年(以上?)開かずの扉のむこうはいったいどのようになっているのでしょうか。