2019/03/20 22:42

 

初めまして、NPO法人オレンジの会の山田真理子と申します。
喫茶モーニングプロジェクトでは現在、物件紹介と改修面でかかわっています。オープンしたら、オレンジの会も喫茶店で一緒にお仕事をします。

私たちNPO法人オレンジの会は

オレンジの会は1999年に中村区でひきこもり支援事業をはじめ、2001年にNPO法人格を取得し、いまは駅西地区で3つの事業所を運営しています。
オレンジの会には、ひきこもり経験のある若者や、就職意欲はあるけど現状困難なひと、生活困窮者、シングルマザーや外国人、LGBTなど、さまざまな生きづらさの問題を抱える方が事業所の利用や相談で通っています。
私はそこで就労・生活・家族・病気についての相談をきき、一緒にどうやって生きていこうかという支援活動をしています。ショッピングをしたり、麻雀をしたり、カラオケをしたりして遊ぶこともよくあります!

 

プロジェクトの経緯

今回のプロジェクトは、ずっとお付き合いのある、駅西にある高齢者介護施設「やすらぎの家ますこ」の顧問の方に、「ひきこもり傾向がある若者が、地域で働くための店舗を探しているんです!」と相談していたところ、駅西銀座通で以前陶器商店を営んでいた大家の方をご紹介いただいたことから始まりました。

そこから、名古屋市市民経済局地域商業課の「名古屋市商店街商業機能再生モデル事業」の公募に応募し、委託決定を受け、さあ、どんなお店にしよう?というワークショップの開催がありました。参加者は行政職員、教育関係者、飲食店オーナー、地域住民の方が主で、そこにオレンジの会と、大ナゴヤ大学の大野さんと、今回の建築担当の栗本真壱さんもメンバーとして出席していました。

ワークショップでは、飲食店のほか、コミュニティスペース(こども食堂、ママ交流サロン、認知症介護サロンなど)や、シェアハウスなど、人とかかわる拠点になる案がいくつか出ていました。
意見が出揃い、では誰がお店を始めるの…?という段階になったとき、グローカルの市野さんなら、老若男女、多様な人が集い、出会える新しいカフェを一緒にやれる!と思い至り、今回のプロジェクトにお誘いしました。

駅西は、地域住民の方のほか、商店を担うひと、JRなど名古屋駅にかかわるお仕事で通勤しているひと、近くの通信制高校や専門学校に通うひと、日本語学校に通いながら働く外国のひとなど、様々な目的をもった、多様で多文化な人々がいるのが特徴です。

そんなこの町に新しい交流地点であり、新しい働き方を提案していける喫茶モーニングがもう少しで誕生します。

私自身、ずっと中村区で生活をしてきて、住まいも仕事場も、遊ぶのもずっと駅西です。
この町に新しい好きな場所ができることを今からワクワクしています。 

オープンまであと1か月すこし…。多くの方にお越し頂けるよう、また働く場ができるよう、精いっぱいお店作りを頑張っていきます!ご賛同とご協力よろしくお願いします。