喫茶モーニングで名古屋らしさ、新しい名古屋を
初めまして、市野将行です。「いっちゃん」と呼んでください。1977年、愛知県津島市生まれ、今年42歳になります。大学生の時に「死ぬときに後悔しない生き方をしよう」と気づいてから、20代はずっと、少し働いては旅を繰り返し、最終的には世界一周2回、80ヶ国を旅した後、30歳になって地元に戻ってきました。
これまで地元と世界に育てられ、失敗したり人に迷惑をかけたりもして得てきた全ての学びを活かしながら、ニュージーランド人の妻と3人の子供と両親の3世代で暮らしています。
世界中で受けて来たご恩をペイフォワード(恩送り)する気持ちで「違いを持った私たち一人一人がお互いの個性を尊重し支え合うことで、誰もが自分らしく幸せに生きられる社会」を実現したい。その思いを実現しようとチャレンジするのが、今回の「喫茶モーニング」のオープンです。名古屋といえば喫茶店。喫茶店といえばモーニング。名前の由来となったモーニングと世界とがぼくの中でどう繋がるのかをぜひ知ってください。
多文化共生のまち、なごやに向けて
2010年、グローカル英会話(元ESOT旅人の英会話)を創業して以来、国際交流や国際協力、フェアトレード、多文化共生、まちづくり等に関わることなら何でも、好きなことを極めるつもりで時間がある限り取り組んで来ました。それらの活動を通して尊敬する仲間たちと出会えたおかげで、次のステップとして、2015年、駅西エリアの空きビルをリノベーションし、グローカル名古屋バックパッカーズホステルとグローカルカフェを開業したのです。
このビルは「多様性を活かした多文化共生まちづくり」のモデルハウスとなることを目指し、年間50ヶ国、5000人以上の宿泊者を受け入れる名古屋と世界をつなぐ架け橋の1つとなり、様々なメディアで取り上げられるなど、誰でも受け入れるコミュニティとしては一定の評価をいただけるまでになりました。
しかし3年目に入った頃、若者の中にこんなことを教えてくれた人がいました。
「実は前にも一度、お店の前までは来たことがあるんですけど、その時は中を見ただけで勇気が無くて入らずに帰っちゃったんです」
ぼくらは、このビルの中だけのユートピアを作りたい訳ではないというのに、そう感じた人が実は何人もいたことがわかりました。
同じ空間や体験を共有したことがない違う立場のままの段階では、たった一枚のガラスでも関係性を遮る分厚い壁として存在すると言うことです。これでは多様性の素晴らしさを社会に広めるモデルハウスにはまだまだ程遠いと認めざるを得ません。
もっとフラットに、誰でも受け入れられる場を
そんな中、駅西でフィールドワークをする名古屋市立大学の林浩一郎先生の紹介をきっかけに、駅西のエリアリノベーションについてのシンポジウムを聴きに行き、そこで駅西に想いを持った方たちと知り合うことができました。そして2018年度、名古屋市が開催した商店街の活性化を目的としたワークショップ「商店街OPEN2018」にぼくも参加することになりました。
このワークショップの目的は、みんなのアイデアを基に空き店舗を魅力ある店舗として実際にオープンさせることです。ワークショップを通して、参加した駅西が大好きな皆さんのたくさんの想いが集まって話が進む中で、オレンジの会の山田真理子さん(まりこさん)と大ナゴヤ大学の大野嵩明さん(たかさん)とぼくが中心となって、たくさんの人にも協力をしてもらいながら場づくりをすることになりました。
駅西で生まれ育ち駅西をよく知るまりこさんが管理を、名古屋のまちづくりに詳しいたかさんが企画を、そしてこれまでのグローカルカフェでの経験を活かして運営をぼくが担当します。
世界に向けて名古屋文化を発信し、日常の中にある人とまちの多様性の素晴らしさに誰にでも伝わるように、多文化が共生する駅西を舞台に、新たな挑戦をします!
喫茶モーニングとは?
リニア開業を控えた駅西は、今急速に変わろうとしています。
喫茶モーニングとして生まれ変わる空き店舗は、名古屋駅太閤通口(新幹線口)から真っ直ぐ延びた名古屋駅西銀座通商店街の中にあります。木造の2階建ての長屋で、過去に金物屋さんとして営業をされていたこともあるそうで、改修を重ねながら商店街に続いて来た歴史を感じる建物です。
最盛期には人にぶつからないと歩けなかったそうですが、全国の商店街と同様、現在はシャッターが閉まったままの空き店舗、駐車場、マンション住居、統一されたブランドのチェーン店などに代わりつつあり、商店街としての魅力は薄れてきています。そんな状況を変えようと取り組むオレンジの会が地域とのつながりの中で、この空き店舗を見つけました。
店舗設計は、芸術祭アーキテクトで栗本設計所の栗本真壱さんが担当してくれています。栗本さんは、商店街OPEN2018のワークショップから参加されていてみんなの想いをよくご理解されていますし、なりよりもモーニング発祥の説がある愛知県一宮市の出身です!
名古屋の喫茶文化は「人の交流を中心とした街の発展」に不可欠である
しかし、商店街に喫茶店をオープンさせただけでは、人が集まる場所にはなりません。飲食業界では「3年持つ店は半分、10年持つ店は僅か1割」とも言われているそうです。
そこで喫茶モーニングに人が集まる仕掛けを考えました。
・一日中モーニングサービスが付いてくる
・店先で目を引く自動コーヒー焙煎機がある
・自分で選んだ生豆をすぐ焙煎してお土産にできる
・店頭でコーヒーを無料配布する
・アート作品が週替わりで展示されている
・喫茶店の常識に捉われない企画をいつもやっている
などなど、人が集まり、老若男女何人かも問わず、誰でも楽しめる仕様を現在考え中です。
- 今回の資金について -
開業のために約1800万円の資金が必要となりますが、このプロジェクトは名古屋市商店街商業機能再生モデル事業である「商店街OPEN2018」のワークショップで話し合ったアイデアに基づいていることから、内外装整備費等に係る経費の一部(200万円)が補助される予定です。残りの約1600万円を営業利益から返済する必要があります。
そこで、今回のクラウドファンディングではコーヒー機材、テーブル・ソファー等の購入資金となる約600万円の一部である350万円(目標金額500万円からFAAVO手数料100万円とリターン物品必要経費50万円を引いた額)を皆様にもご協力頂き、喫茶モーニングが「人と文化の交流拠点となる喫茶店」として持続し続けるための仲間としてご参加頂けたら幸いです。
コーヒー・キッチン機材:70万円
エスプレッソマシン:70万円
自動コーヒー焙煎機:310万円
テーブル・チェア:150万円
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合計:600万円
- スケジュール -
2月:内装工事開始
3月3日:クラウドファンディング開始/エキニシノミラ開催(中村区役所講堂)
4月6, 7日: 塗装ワークショップ
4月23日:クラウドファンディング終了
4月下旬:プレオープン
5月1日:オープン予定
- 進捗報告 -
3.07 ロゴが決まりました
3.12 壁の色が決まりました
3.22 ソファーが決まりました
3.25 カップ が決まりました
- おわりに -
ぼくたちは喫茶モーニングによって、駅西エリアの地元の方はもちろん、名古屋や愛知、東海地方の親しみある同じ文化を共有する地域の方々、日本全国や海外から観光で名古屋を訪れる方々にとっても、ワクワクするつながりとなる場所を目指しています。そのためには、この場所を一緒に楽しむ最初の仲間となる皆さんを必要としています。ぜひこの機会にぼくたちと一緒に、喫茶モーニングを盛り上げてください!たくさんの皆さんの協力をお待ちしています!
多様性とは、あなたとわたしのこと。
喫茶モーニング
ご興味がある方、コラボできるアイデアをお持ちの方、質問やご不明な点は遠慮なくお問い合わせください!
お問い合わせ先
代表 市野将行
電話 052-446-6694 (グローカルカフェ)
E-mail kissamorning@gmail.com
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