2014/01/15 21:25
こんにちは。
前回のキャンプの際にも寄せられた「福島の子どもたちをなぜ宮崎に呼ぶのか」という声。
今回は、私たちなりの考えを説明させていただこうと思います。
よく「なぜ宮崎なの?」「コストがかかるから近い所にいっぱい連れていったら?」と言われます。
確かにコストの安い近隣の地域にたくさん連れて行くというのも1つの方法かもしれません。実際に保養キャンプは全国各地で開催されています。
宮崎県東諸県郡の早川農苑での様子
しかし、私たちは宮崎県だからこそやる価値があると考えています。
宮崎は東日本大震災の直前に新燃岳の噴火、前々年の口蹄疫、その前には鳥インフルエンザなどの災害に苦しめられました。
特に口蹄疫の際には、宮崎ナンバーの車が県外で心ない一部の方々から石を投げられガラスが割られるようなとても悲しい出来事が頻繁におきましたが、同様のケースを福島ナンバーの車に寄せられていると聞きます。
農業県である宮崎は、風評被害や一部メディアからのバッシングを受け、非常に大きいダメージを受けた経験があります。
さらに、実は宮崎県串間市には、原子力発電所の建設計画もあるのです。
※現在、計画は東日本大震災の影響を受け、延期となっています。
立場や状況は違えど同様の問題を抱えていたり、近年、そのような経験を乗り越えて来た宮崎だからこそ、分かる気持ちがあると、私たちは考えるのです。
子どもたちの笑顔のため、今後ともあたたかいご支援よろしくお願い致します。