2017/12/28 10:32
皆さん、こんにちわ。
【GOKAN療育プログラム】代表、畠山織恵です。

障がいある子ども達とプロの料理人が出会う日本初児童発達支援・放課後等デイサービス「ル・クッカー」がこの12月にオープンしました。

その中で【GOKAN療育プログラム】は、根底となる『療育』の軸を受け持たせていただいています。
 
GOKAN療育が考える療育
料理完成までのプロセスに含まれる、子どもの可能性を育む力
 
について、私の考えをお話しさせていただこうと思います。

【GOKAN療育プログラム】=
五感「見る・聞く・香る・触れる・食べる」をフル活用する療育です。

有難いことにスタートして4年。
大阪府内、和歌山県合わせて年間契約をいただいた施設様も10施設を超え、100名以上のお子様へGOKAN療育ワークをお届けする事ができました。

『自分が持つ可能性への気付き』

ワークを通し、障がいあるお子様自身はもちろん、親御様、そして彼ら彼女らに関わる全ての方々へ届けたい私が一番大切にしているものです。

「できないと思ってたけど、できたんちゃう!?」
「嫌いやと思ってたけど、ちょっとやってみてもいいかな。」
「は苦手やけど、は任せといて!」

季節の食材との触れ合いやビジョントレーニング。
ひらがなや数字に興味を持ってもらうクイズ。
グループで行う運動プログラムや大型作品作り等々

仲間と繰り広げる時間の中で、楽しい本物の体験や経験を通して、自然に学び、肌で感じてもらえる療育、


「一人一人が持つ魅力や力を仲間で分かち合い、違いを認め合う」
「自らの可能性に気付くきっかけを落とす」

それがGOKAN療育プログラムが考える療育です。
 
 
自分を信じる力は
子どもたちの明日を生きる力になり、
未来を夢見る希望になると考えるからです。

今回、本物の「料理」とコラボレーションするにあたり、料理の行程には驚くほど五感を活用するシーンが多い、むしろ五感そのものを活用することで素晴らしい料理が生まれるということに気が付きました!

例えば、いちごプリンを作る行程をみてみましょう。
 

①いちごをナイフでカットする。
→食材に触れる(視覚、触覚)/手指感覚器官へのアプローチ。手指の高次元化。想像力。数・数字の概念。

②バターと砂糖でフルーツを炒める。
→物質の変化を知る(視覚、触覚、嗅覚、聴覚、味覚)/手指の高次元化、集中力、時間的感覚認知の発達

③牛乳、卵、砂糖、バニラを混ぜ合わせる。
→物質の変化を知る(視覚、触覚、嗅覚、聴覚、味覚)/手指の高次元化、集中力、時間的感覚認知の発達、数・数字の概念

④①と②を混ぜ合わせ器に入れる。
→手元への集中(視覚、触覚)/手元をよく見る力、手指の高次元化、集中力、イメージ力

⑤蒸す。
→物質の変化を知る(視覚、触覚、嗅覚、聴覚、味覚)/手指の高次元化、集中力、想像力、時間的感覚認知の発達

⑥冷やして完成!
→物質の変化を知る(視覚、触覚、嗅覚、聴覚、味覚)/達成感、時間的感覚認知の発達

⑦お客様へ提供
→自信、意欲、チャレンジ精神の向上

 
 
料理が完成するまでのプロセスの中で、いくつもの五感を活用するシーンがあり、多くの療育的アプローチも行うことができる。

最後には人に喜んでもらえる。
人の役に立てる。
自分だからできる喜びを体感することができる。

こんなに素晴らしい事はありません!

『ル・クッカー』に集う「料理・療育・共育のプロ」×「障がいあるお子様」との出会い。


それは子どもたちの今ある未来を大きく変える『始まり』になる。

私はそう確信しています。

子どもたちが、自分らしい人生の選択がいつだってできる。
そんな未来には皆さまの応援がとても大きな力になります!!

シェアや口コミだけでも大歓迎です^_^
どうか力を貸してください。

どうぞよろしくお願いいたします。