2015/06/19 20:40
2015年6月19日現在、カープの背番号10番を背負うのは岩本貴裕選手です。 目尻を下げ口角を上げて、くしゃっと無邪気に笑う優しい顔が印象的ですが、ひとたびバッターボックスに入ればバックスクリーンを見つめるその目は力強く輝いています。 チャンスの場面。岩本選手が姿を現すと、スタンドからは必ず「岩ちゃーん!!!」とあたたかい声が湧き上がります。 みなさんは、その時バックで流れている彼の登場曲をご存知でしょうか? 平和とカープを愛する三次市出身のシンガーソングライター、佐々木リョウさんが岩本選手のために書き下ろした「GAN・CHANCE!!」です。 この曲が聞こえてくると、球場に架かる大きな虹のアーチが見えるようで気分が盛り上がります! そして自然とこんな気持ちになるのです。 「"岩ちゃん"なら打ってくれるかもしれない」 現在2軍調整中の岩本選手ですが、今月17日(水)のウエスタンリーグのソフトバンクホークス戦で9回表に2ランホームランを放っています。 球場で再び「GAN・CHANCE!!」が聞ける日もそう遠くないかもしれませんね。 また、この CD の中に収録されているもうひとつの曲「元気がでる赤ヘルソング」はこんな歌詞で始まります。 「平和がずっと続く限りカープがあるように カープがある限り平和が続くのさ」 今年はカープがリーグ初優勝した年から40年。 さらに広島は今年被爆70年という大きな節目を迎えています。 戦後、夢や希望を見失いそうになっていた広島市民の前に、カープは誕生しました。 カープが勝って「今日は私の奢りよ!」と祝杯をあげられる平和、カープが負けて「今日の試合はなんなら!」と声を荒げられる平和。 「カープ」のことで喜んだり怒ったりする時間は、カープファンにとって平和を実感できる時間なのかもしれません。 大人も子どもも男性も女性も、カープの前では一人のファンです。 広島にはカープがあるのです。 私たち、 CARP LIFE (カープライフ)プロジェクトは、地域も世代も立場も越えたところにあるカープファンという共通項でファン同士がつながれる場所があればいいなという思いで活動しています。 平和があるからカープを応援できる。私たちは平和都市広島から、カープファンのカープファンによる、カープファンのためのカープ愛を発信していきたいと考えています。 その形として活動しているのが10月15日に行っている「カープの日」というイベントや「CARP LIFE」というフリーペーパーなのです。 皆様からのあたたかいご支援、応援をよろしくお願いします。