2015/11/30 16:16

香川県に縁あっての訪れるようになってから10年近くになります。そして、相方の実家がある三豊にも足を運ぶようになりました。山の緑と海が近いこの町から船に乗って着くひとつの小さな島である志々島に、大きな大きな楠があります。坂を登ったところに佇む楠は、潮の香りと海風の中で島の暮らしと海と人々を、何年も何年も静かに見て来たのだと思います。島だからこそ変わらず守られたものがあり、それは時代に置いて行かれたようでいて、時を止め残す宝物でもあるように思います。長い長い時を生きる楠に守られる島を、今度は私たちの小さな想いを集めて守れたらいいなと思います。志々島の大楠に会えば、自分の中に閉じ込めていた優しい時間が見つかるのではないでしょうか。