樹齢1200年の大楠のある『志々島』に泊まって、島時間を感じてほしい!

こんにちは、「志々島振興合同会社」の井出喜久美です。「志々島振興合同会社」とは、志々島のため活動を続けてきた3人(代表:北野省一、社員:山地常安、井出喜久美)が、これから力を合わせてもっと活動を充実させていくために、平成27年の4月に設立した合同会社です。

 志々島は、香川県西部 三豊市にある、周囲約4㎞の小さな島。古くから漁業で栄えた島で、昭和初期には花卉栽培が盛んとなり、最盛期にはなんと1200人以上の住民で賑わうこともあったそうですが、今は、わずか19人しか住んでいません。

 ▲ 島の様子

そんな志々島にわたしが関わるようになったきっかけは、この島の主、樹齢1200年超といわれる「大楠」に出会ったこと。地元とはいえ、サラリーマン時代には忙しくてなかなか島を訪れる機会がなかったのですが、独立後、友人とこの島を訪れ、大楠を見た瞬間にその存在感に引き込まれてしまいました。今回はそんな一目惚れをした「大楠」を見にたくさんの人に来ていただき、『島時間』を味わっていただくために、空き家を整備するためのクラウドファンディングに挑戦します!

▲ 大楠(写真提供/三豊市)

少しずつ増加している“志々島”ファン。

志々島で「ここを人が集まる場所にしたいな!」と思っている空き家は、3軒あります。1軒は港のすぐ近くにあってアクセスの便が良く、もう1軒は島の大地主さんの所有だったという築150年超の古民家(旧U邸)。そして最後の1軒は、移住者さん向けの住居となるべく、空き家バンクに登録中です。

▲休憩所、イベントスペースとして整備予定の『旧U邸』(2点とも)

 車もない、道路もない、人もほとんどいない。(でも、名物のヤギはいます!)「そんなところにどうして人が来るの?」と思われてしまいそうな小さな志々島ですが、大楠に守られた独特の空気感とのどかな風景で、今、少しずつですが“志々島ファン”を増やしています。

 ▲ 島のアイドル、ヤギ

志々島こそが、地域に人を呼び込む“聖地”に!

とにかく大好きで大切な志々島の“主”、大楠。この『大楠』の魅力に取り憑かれた人は多く、丸亀市などの近隣市町や遠方からも、大樹のもつパワーを分けてもらいに島を訪れる人は後を絶ちません。 

 ▲ 大楠神社(写真提供/三豊市)

ですが、とにかく、志々島にはそういった観光客が“休める”場所がないんです。ちょっと座ってゆっくりする、お茶を飲んだり食事をしたりする、何かの体験などをして遊ぶ・・・、そういったことを楽しむための“基地”が、この島にはないのです。

▲ 島の花壇(写真提供/三豊市)

今回修繕して使えるようにしたいと思っている空き家、旧U邸は傷みが激しく、なかなか宿泊していただけるまでにもっていくのは大変かもしれません。でも、まず一歩を踏み出すことができれば、新しい可能性が見えてくるのではないかと思っています。

第一歩として、私たちは、香川県の「香川の魅力ある地域作り団体育成支援事業」に採択されたプロジェクトを計画しています。具体的には、年に3回、“志々島が大好きな人たちによる、志々島をみんなに好きになってもらうための”イベントを行う予定なのですが、その想いに賛同してくれた、香川県出身の落語家「桂こけ枝」さん、そして地元のアーティスト「ドートレトミシー」さんが、それぞれ志々島の魅力を引き出すイベントのお手伝いをしてくれる予定です。

▲ラジオのパーソナリティーとしても地元の皆さんに愛されている落語家・桂こけ枝さん(志々島Tシャツを着ています!)http://www.hanjotei.jp/data/rakugoka/index.php?hanasika_ID=50180

▲「心に灯りをともすように歌を届けたい」とカフェやイベントなど日本各地でライブを行っているドートレトミシーhttp://dotoretomisi.com/

今回のクラウドファンディングのプロジェクトが成功すれば、そのイベントに訪れてくれた人たちが休み、交流する場所ができます。多くの人がリピーターとして何度も来てくださることこそが、移住、定住などはもちろん、島の活性化につながると思っています。 

その古民家『旧U邸』の状態は・・・。

屋根は雨が漏り、長年の雨漏れのせいで床が抜け、さらにトイレは昔ながらの“ぼっとん便所”というのが現状です。今、私たちが考えている計画では、屋根の応急処置(瓦の葺替えは高額になるので)で約50万円、床下の腐っている部分の取り替えと床板の全面貼替えで約100万円、トイレの便器設置(現在は陶器とタイルでできた和式で可愛いのですが、実用性には問題が)と浄化槽の設置で約300万円、計450万円が必要です。

今回のクラウドファンディングに成功したら、寄附金など他の資金調達も利用しながら、できるところまで修繕するつもりです。

▲U邸のトイレ。「かわいい」のですが、実用性は・・・。▲旧家ならではの、太い梁!▲味のある磨りガラス。素敵に蘇りそうな要素はたくさんあります!

そして、これをきっかけに、現在は一日3便しかない船便を補う海上タクシーを用意したり、宿泊できる家屋も少しずつ準備して・・・と夢は広がります。この志々島こそは、わたしの暮らす詫間町、そして三豊市の活性化にもつながる大きな存在感を発揮できる場所になれる!と信じています!

 ▲ 志々島の港(写真提供/三豊市)

 人が集まれば、解決できることがたくさんあります!

わずか19人の住民しかいない志々島ですが、なんと、30代の若い移住者が2人もいます。島には仕事がないので、今は船で対岸へ通っている2人ですが、「いつか、彼らに島で仕事ができるようにしてあげたい!」と思っています。また、歴史的にも価値のある伝統的な“埋め墓”の守、高齢化により耕作されなくなった畑の整備など、したいことは山積みです。

▲ 移住者の一人。「島で子供を生み、島で子供を育てていきたいです。これからもこの島でずっと暮らしていくつもりです。」▲ 伝統的な埋め墓(現在は使われていません)

その中でも、特に注目しているのがいわゆる古民家(空き家)。 上手く生き返らせてあげることで、移住者さん向けの居住用家屋としてだけでなく、ゲストハウスやイベントハウスとして、再び人の集まる場所へと変えられるのではないか・・・とワクワクしています!

スケジュール

古民家の修繕を順次行い、休憩所、民泊として提供を開始します!

2016年1月:クラウドファンディング終了

2016年2月:修繕作業開始

2016年4月:休憩スペース空き家オープン(予定)

2016年4月以降~ :民泊できる場所の整備を目指す

※但し、資金の集まり方によっては変更となる場合があります。
 

集まった支援の用途とその内訳

屋根の応急処置(瓦の葺替えは高額になるので):約50万円

床下の腐っている部分の取り替えと床板の全面貼替え:約100万円

トイレの便器設置と浄化槽の設置:約300万円

合計450万円。このうちの100万円の調達を目指します!

樹齢1200年の大楠パワーと島時間を満喫して欲しい!

とにかく志々島へ来て大楠に触れてもらいたい。

大木に触れると生命力を与えてもらえると言いますが、志々島の大楠はまさしくそのパワーを与えてくれます。志々島の樹齢1200年の大楠の全景を正面から見ると、両手を広げて迎えてくれている姿をしています。

その腕の中へ包み込んでもらい、パワーを受け取ってください。

▲ 樹齢1200年の大楠の全景(写真提供/三豊市) 

 



リターン品紹介

※なお、支援に際しては、会員登録が必要です!(メールアドレスから登録した場合は、仮登録メールが届きますので、それを確認してからの手続きをお忘れなく!)
会員登録はこちらから…http://faavo.jp/register
(ユーザー名は半角となります。他の誰かがすでにそのユーザー名を使用していると、重複となりエラーが出ますが、どうぞ落ち着いて登録を済ませてくださいネ!)

 今回ご用意したのは、いずれも一つ一つ手作りの、志々島オリジナルのものです。 モチーフに使っているのは、島の主、樹齢1200年超の『大楠』と、島のアイドル・ヤギさん。

大楠は、いわずと知れた志々島のシンボルですが、なぜヤギか!?と言うと・・・。

そもそもこのヤギさんたちが志々島にやってきたのは、“島に住むことを志願した若者の為に、島に産業を作りだすのが自分の役目かな・・・”と考えはじめた山地さんが、「ヤギとはちみつを使って農家をしよう!」と飼い始めたのがはじまりだそう。 その時に、ヤギを14頭を購入。みつばちも島に連れてきて、“いざ、ヤギの乳でチーズを作って販売しよう!”と計画を始めたところ、販売するには大規模な施設が必要・・・といった高いハードルに直面し、断念したんだそうです。

でも、せっかくやってきたヤギさんたち。14頭みんなの世話をするには、毎日乳を搾ったりする人手が足りず、また、餌代もかなりかかることから負担が大きくなり過ぎて、3頭に減らしたんだとか。

そんなわけで、今、志々島にいるヤギはイチゴちゃん、リンゴちゃん、チーズ君の3頭となったんだそうです。 誰もが「かわいい!」と駆け寄る島のアイドルのオリジナルグッズ、素敵です!

◯ヤギさんカップ

ひとつひとつ絵柄の違う、手書きのイラストのついたカップです。 

〇Tシャツ

樹齢1200年の県の天然記念物で、島のシンボルでもありパワースポットとも言われている「大楠」をモチーフにしています。ちゃんと上質の生地で仕上げているので、着心地も良いですよ! これを着て、ぜひ大楠に会いに来て下さい!

(サイズはS,M,L,LLの中から支援の際にご指定下さい)
(青、キナリ、黒、ピンクがあります。どの色が届くかお楽しみに!)

〇エコバック

ヤギのイラストのついたエコバッグです。生成りの生地で洗えば洗うほどに味が出てきますよ。すべて手作業で丁寧に仕上げ、一つ一つ手書きの絵を施しています。 

〇志々島体験のアテンド+茶粥でお接待(or茶粥のレシピと碁石茶)+島の農産物

アテンドしてくれる人がいれば10倍楽しい!(但し、こちらから日程を指定させていただく場合がありますので予めご了承下さい。)

来られない方にも、少しでも島の空気を感じていただくために、島のおばあちゃんのよく作る「碁石茶の茶粥セット」と、季節の農産物をお送りします。

碁石茶とは発酵茶(後発酵)の一種で、その名の通りお茶の葉が固まりになっています。乳酸菌や酵素を豊富に含んでいることから、便秘改善、ダイエット、新陳代謝の促進など、様々な効能が注目されています!

農産物は、41×28×23㎝程度の大きさの箱に、季節の野菜(じゃかいも、たまねぎ、さつまいも、大根、白菜、キャベツ、ほうれんそう、なすび、きゅうり、トマト、ブロッコリー等でその季節に取れるもの)を箱詰めして送る予定です。 ▲島のおばあちゃん手作りの「茶粥」。

〇旧U邸にお名前の掲示(札)+研修施設として場所と体験を提供いたします!

 感謝の気持ちを込めて、旧U邸にお名前を掲示させていただきます。また、研修施設として、場所と体験を提供致します!(体験については、要相談。志々島で対応が困難な場合は、三豊市内での提供とさせていただきます)

起案者情報

【団体名】志々島振興合同会社

【代表者】井出 喜久美(業務執行社員)

【facebook】志々島振興合同会社 

 https://www.facebook.com/sisijimasinkou

【Mail】sisijimasinkou@yahoo.co.jp

【電話】0875-83-5740  (アップル不動産)

※カード所有がなく銀行振込を希望される方へ

銀行振込みも受け付けております。

百十四銀行 詫間支店

普通 0512761

志々島振興合同会社

 

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このプロジェクトをオススメするのは..みとよ100年観光会議!

「花の島」にもう一度賑わいを!私たちは「オトコマエ」な井出さんを応援しています。▲みとよ100年観光会議 会長 真鍋貴臣

恐るべき行動力と、明るく「オトコマエ」な性格の井出さん。 みんなの姉御的な彼女が人口19人の過疎の島、志々島に賑わいを取り戻そうと駆け回っていると聞いたのは、つい9か月ほど前でした。

築150年超の古民家を再生して人の集まれる場所にしたい、そんな彼女の言葉に興味をもって見に行ったのが半年前。 素人目にも修理のハードルが高いことが分かりましたが、その時見た井出さんの「ここをなんとかする!」という意思の強い表情は今でも脳裏を離れることはありません。

不動産のプロで、建築については専門家である彼女を、それでもそこまで駆り立てたのは、きっとこの「穏やかな島」に流れる時間と優しい島民への想いだったのでしょう。 私たちみとよ100年観光会議は、そんな彼女の想いを応援しています。

「花の島」にもう一度賑わいを、人の集まれる場所を作りましょう!