2015/11/20 22:01

香川県の西部にある三豊市から、『三豊に行きたい』って思ってもらえるような情報を発信している、週刊みとよほんまモンRadio!のほんまモンレポーター、森さくらです。

 私が初めて志々島へ行ったのは、4年くらい前、ほんまモンレポーターの取材としてでした。

市内の港から20分の船旅で到着した志々島は、着いた瞬間からホッとする空気感に包まれている場所でした。

ゆっくりと案内してもらってちょうど2~3時間、帰る頃には、何とも言えない落ち着いた気持ちで満たされている自分を感じました。

 人は、大好きなものに出会ったとき、二つの気持ちがわいてくると思います。一つは誰かに思いっきり伝えたくなる気持ち、もう一つは、自分だけの秘密にしておきたい気持ち・・・

志々島のことが大好きって思った私の正直な気持ちは、後者の「誰にも教えずに、自分だけの秘密の場所にしておきたい!」でした。

私が秘密にしたいと思っても、「志々島の魅力」を知っている人たちは年々増え、特にこの2~3年は、島へ戻って生活を始められた方、移住を決めた方たちの力もあり、どんどん広がっています。

 島旅の一つのネックは、往復の船。

あいにく志々島へも、1日2往復の船しかなく、「自分の希望の時間」に行くことができません。

島の専門家に船のスケジュールのことを聞いたことがありますが、『島の人たちの生活の足ととらえているので、観光客からすると不便もあるかもしれない。でも、敢えて、不便な時間に船の時間を設定しておくことで、現代の便利な時代とはちょっと違う時間を過ごしてほしいという意図を持っていることもある』という話を聞いたことがあります。

 なるほどなとは思いましたが、実際、船が来るまでの、あと30分、どこで何をしようか・・・と不便さを感じたことは、1度や2度ではありません。

誰もが、志々島に、『のんびりくつろげて、ゆっくり島時間が感じられるスペースがあったらいいのに!』と思っていたはずです。

そして、『誰かが、そんな場所を作ってくれないかな・・・』とも。

 そんな、たくさんの方の期待を知ってか知らずか、自分たちがやるしかないと手を挙げてくれたのが、今回の起案者である井出さんを中心とする志々島振興合同会社の皆さんでした。

 修復予定の建物を一緒に見に行ったことがあります。

『え~ここが・・・!?』とびっくりするくらい、今は何もない・・・どころか、『マイナス要素満載』な場所です。

でも同時に、『ここが志々島へ足を運んでくれた人たちみんながくつろげる場所になったらすごい!!!』とわくわくもしました。

簡単な道のりには見えないんだけれど・・・、それでも『やる』と決めた人たちには、やるべきことしか見えていないんですね! 

 そんな井出さんを中心とした志々島振興合同会社の皆さんの志を、私のできる形で応援し続けたい、そんな風に思わせてくれる、頼もしい方々です!

そして、そんな人たちがたくさん集まっている『三豊市』が、やっぱり大好きです!!!

井出さん、がんばってください!応援しています!