プロジェクト責任者のハットリです!
今日は、Cafe Gatto の店長くりお についてお話します。
くりおは、 熊本出身です。
私の祖父母の家の近所にいた野良猫でした。
ごくたまに帰省した時に、祖父母の介護で熊本に住んでいた母から名前や話を聞いていました。
くりおのいた地域(祖父母の家の近所)は、昔ながらの地域で猫は外にいるのが当たり前。犬も番犬のような存在でした。
猫は飼うというより、野良猫が当たり前で、畑を荒らし、花壇に糞をする迷惑な存在。
くりおも、石を投げられたり、敷地に入っていたら追い立てられたりしていたそうです。
そんなくりおは、母のところに来た時は、ブラッシングしてもらったり、ちょっとご飯をもらったりという感じで
とっても人懐こく、穏やかな性格でした。
そのうち、祖父母が亡くなり、家を売る事になり、もうこの地域に来なくなる・・・・そんな日に
久しぶりにくりおがやってきたんです。
その状態がとってもひどいものでした。
猫同士の喧嘩も正面から向かう性格だったのか、顔は傷だらけだったのですが
更に耳の後ろはタダレていたり、全体的に弱っていたんです。
福岡に連れて帰ろうか・・・・でも、車での道のりは3時間以上。
キャリーにいれられたとして、果たして大丈夫か・・・・。色々葛藤していました。
そんな時に、見送りに来ていた従兄弟の子供(おそらく5歳位だったでしょうか)が私に言ったのです。
「くりお、置いてくの??」
子供ならではの、素直なその言葉に我に返った私。
一度でもご飯をあげたのであれば、その子に責任を持たなければならない。
分かっていたはずなのに、いろんなことを理由にして逃げようとしていました。
その後、なんとか キャリーにいれたくりおを連れて福岡に帰ってきたのです。
皮膚もボロボロ、耳は疥癬で中は真っ黒。痒すぎて耳の後ろを自分で掻きむしっていました。
顔は傷らだけ。鼻の皮は剥けていました。
掻きむしらないように、エリザベスカラーの日々が続きました。
暫く通院しましたが、初めての家の中で、石を投げられることもなく、追い立てられることもなく
ゆったりと寝る事ができはじめたようです。
今も、当時と変わらず穏やかで、ひどい事をされていたのに、人にすり寄っていく そんな くりお。
とってもブサカワです。
その可愛さに、以前仕事の取材があった時に、カメラマンさんがハマってしまって、くりおの写真を撮りまくり
「今月のにゃんこダイアリー」として雑誌デビューしたほどです。
また、幼少猫のお世話をよくしてくれます。
そして今度はCafe Gattoの店長として、きっと皆さんを癒してくれることでしょう。
モデルポーズも決まっています!
そんな店長くりおに会いに是非来てくださいね!!
そして、引き続きご支援もよろしくお願い致します。